オートディスカバリ

大規模な環境の監視を行う上で、監視の自動化を行わないと大変な労力が必要になります。Zabbixには、このような環境の管理を自動化する方法がいくつか用意されており、システムに追加/削除されたファイルシステム、ネットワークインタフェースなどの監視対象機器や監視項目を自動的に追加/削除することが可能です。

Zabbixには、ネットワークディスカバリ、ローレベルディスカバリ、監視対象の自動登録、という3つのオートディスカバリ機能があります。

ネットワークディスカバリ

この機能は、定期的に外部サービスや、Zabbixエージェント(パッシブ)を探索し発見時に事前設定されたアクションを実行します。

ネットワークディスカバリは以下の情報を元にネットワークディスカバリルールを実行します。

  • 検索するIPアドレスの範囲
  • 検索対象となる外部サービス(FTP, SSH, WEB, POP3, IMAP, TCP等)
  • Zabbixエージェントからの情報
  • SNMPエージェントからの情報

ネットワークディスカバリはその後ディスカバリイベントを生成し、以下のような事前設定されたアクションを実行します。

  • ユーザーへの通知
  • ホストの追加/削除
  • ホストの有効/無効
  • ホストグループへの追加/削除
  • テンプレートの適用/解除
  • リモートコマンドの実行

アクションは、サービスのタイプ、IPアドレス、ステータス、アップタイム/ダウンタイム、およびその他のパラメータに応じて条件設定が可能です。

ローレベルディスカバリ

ローレベルディスカバリは監視対象機器に対してアイテム、トリガー、グラフを自動生成する機能です。Zabbixは各監視対象機器のネットワークインタフェースやファイルシステムの監視項目を手動でそれぞれ設定しなくても自動的に監視を行うことができます。

ローレベルディスカバリは以下の3種類の項目を自動探索します。

  • ファイルシステムの探索
  • ネットワークインターフェースの探索
  • CPUとCPUコアの探索
  • SNMP OIDの探索
  • SQLクエリを使った探索
  • Windowsサーバーの探索

さらに完全に独自のローレベルディスカバリールールを作り、データベースサーバー上のデータベースなどあらゆるものを探索することが可能です。

監視対象の自動登録

この機能は新規に検出された監視対象機器にZabbixエージェント(アクティブ)がインストールされていれば、Zabbixサーバーに自動的に監視を開始させます。この機能により、個々の監視対象を手動でZabbixサーバに設定することなく自動的に新規監視対象を登録することができます。既存の監視環境に新規の監視対象サーバを自動登録するために必要なことは、Zabbixエージェント(アクティブ)を監視対象サーバにインストールし、Zabbixサーバーを指定しておくことだけです。

監視対象の自動登録機能はクラウド環境の自動監視に大変便利です。クラウド環境で新しいノードが発見されると、Zabbixサーバーは自動的にそのノードのパフォーマンスと可用性のデータ収集を開始します。

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