このページでは、ソースからロード可能なプラグインのバイナリを構築するために必要な手順を説明します。
ソースtarballをダウンロードしていれば、プラグインをオフラインで、つまりインターネットに接続せずに構築できます。
PostgreSQLプラグインが例として使用されます。他のロード可能なプラグインも同様の方法で構築できます。
1. プラグインのソースコードを Zabbix Cloud Images and Appliances からダウンロードします。
公式ダウンロードページは近日中に公開予定です。
2. プラグインをビルドするマシンにアーカイブを転送します。
3. tarball を解凍します。例:
tar xvf zabbix-agent2-plugin-postgresql-1.0.0.tar.gz
"zabbix-agent2-plugin-postgresql-1.0.0.tar.gz"の部分は、ダウンロードしたアーカイブ名に置き換えてください。
4. 解凍したディレクトリに移動します。
cd <ディレクトリへのパス>
5. 次のコマンドを実行します:
make
6.プラグインの実行ファイルは、Zabbix エージェント 2 がロードできる限り、どこにでも配置できます。プラグインバイナリへのパスは、プラグイン設定ファイル(PostgreSQL プラグインの場合は postgresql.conf)に指定してください。
Plugins.PostgreSQL.System.Path=/path/to/executable/zabbix-agent2-plugin-postgresql
7. プラグイン設定ファイルへのパスは、Zabbix エージェント 2 設定ファイルの Include パラメータに指定する必要があります。
Include=/path/to/plugin/configuration/file/postgresql.conf
Zabbixが用意しているローダブルモジュールの基本的なMakefileには以下のようなターゲットを用意しています:
ターゲット | 説明 |
---|---|
make | プラグインをビルドします。 |
make clean | プラグインのビルド時に通常作成されたすべてのファイルを削除します。 |
make check | セルフテストを実行します。実際のPostgreSQLデータベースが必要です。 |
make style | 'golangci-lint'を用いてGo言語の文法チェックを行います。 |
make format | 'go fmt'を用いてGo言語のコードのフォーマッティングを行います。 |
make dist | プラグインのソースと、プラグインとそのセルフテストのビルドに必要なすべてのパッケージのソースを含むアーカイブを作成します。 |