このセクションでは、スイッチに対してSNMP 検出を実行します。
このSNMP OID検出方法は、Zabbixサーバー/プロキシ6.4以降でサポートされています。
アイテムのプロトタイプは、検出ルールのマクロを使用して、依存アイテムのプロトタイプとして作成する必要があります。
依存アイテムは、walk[]
マスターアイテムから値を取得します。そのため、検出された各アイテムが個別にSNMPデバイスにクエリを実行する必要はありません。
トリガーとグラフのプロトタイプも、検出ルールのマクロを使用して作成できます。
動的インデックス(インターフェースインデックスなど)は、ハードウェアの再構成時に変更される可能性があります。 この動作に対応するために、マスターSNMPウォーク検出ルールは次のようなキーを使用して作成されます。
SNMPウォークからJSONへの前処理後、結果は次のようになります。
依存アイテムのプロトタイプは、{#SNMPINDEX}
マクロを使用してキーを構築します。
このプロトタイプの前処理には、"SNMPウォーク値"の名前とパラメータフィールドに "1.3.6.1.2.1.2.2.1.10.{#SNMPINDEX}"OIDを指定します。 フォーマット: "変更なし"
実行時に、net.if.in[2]
や net.if.in[3]
などの実際の項目が作成されます。 特定のインターフェースインデックスが変更された場合(例えば、SNMPテーブルでインデックス 2
が 5
に置き換えられた場合)、検出ルールの次回実行時に以下の処理が行われます。
トリガーのプロトタイプ例:
グラフのプロトタイプ例に含まれる項目:
この構成により、SNMPトラフィックを最小限に抑えながら、動的インデックスを持つテーブルを確実に監視できます。ポーリングサイクルごとに1回のSNMPウォークのみが必要で、依存する項目プロトタイプによって必要な値が抽出されます。
サーバーが実行される際、SNMP検出ルールが返す値に基づいて、実際の依存アイテム、トリガー、グラフが作成されます。