Zabbixとたけびし社デバイスゲートウェイの相互接続検証を完了
2025年7月8日
〜製造現場のOTデータをZabbixで可視化、IT/OT統合監視の実現〜
Zabbix Japan LLC (代表: 寺島 広大、東京都港区、以下 Zabbix Japan)は、株式会社たけびし(代表取締役社長:岡垣 浩志、京都市右京区、以下、たけびし)が提供するIoTデータアクセスユニット「デバイスゲートウェイ」との相互接続検証を実施し、連携が可能であることを確認しました。
製造業においては、現場の制御機器(OT)とITシステムの分断により、データ利活用や遠隔監視が難しいという課題があります。今回の連携により、製造現場の各種PLCやFA機器、センサーから収集したデータを、デバイスゲートウェイを経由してZabbixで可視化・蓄積できるようになり、長期間の稼働状況の把握、アラート通知などの高度なIT監視手法が可能となります。
本検証では、以下の項目について接続性と動作を確認しました。
- MQTT/HTTP POSTによるデータ連携:PLCから収集したセンサーデータを、デバイスゲートウェイ経由でMQTTおよびHTTP POSTプロトコルでZabbixに送信。Zabbix側で正常に受信・蓄積・グラフ表示できることを確認。
- SNMPによるデバイスゲートウェイ本体の状態監視:デバイスゲートウェイの状態をSNMPで収集し、稼働状況を常時監視可能であることを確認。
これにより、Zabbixを活用した「現場データの蓄積・可視化」と「デバイスゲートウェイの状態監視」の両立が可能になります。
Zabbix Japanとたけびしは、今後も製造業におけるIT/OT統合監視のニーズに応えるべく、さらなる連携強化と活用提案を進めてまいります。
なお、2025年7月9日(水)〜11日(金)に千葉・幕張メッセで開催される「ものづくりワールド東京/第3回 製造業DX展」に出展し、Zabbix、デバイスゲートウェイ、ならびにZabbixパートナー企業の各種ソリューションを展示します。会場では本連携ソリューションのデモ展示も行います。
今回の発表にあたり、たけびし様より以下のエンドースメントをいただいています。
たけびし様からのエンドースメント
株式会社たけびしは、Zabbix Japan様の製造現場における統合監視の取り組みを心より歓迎致します。両社のソリューションの組み合わせにより、ITとOTの垣根を超えた統合監視が実現します。
製造業のお客様の課題解決に向けて、Zabbix Japan様との協業を強化して参ります。
株式会社たけびし ソリューション開発部 部長・植木 義久
検証の様子
[Zabbixについて]
Zabbixは、ネットワーク機器、サーバー、クラウド、アプリケーションなどあらゆるITリソースを対象とした統合監視ソリューションです。高い拡張性と柔軟な設定機能を備え、グローバルで数百万人以上に利用されています。
Webサイト:https://www.zabbix.com/jp/
[デバイスゲートウェイについて]
たけびしのデバイスゲートウェイは、産業用プロトコルに対応した通信制御を行い、製造現場のデータをクラウドやITシステムへと安全に連携するソリューションです。MQTT、HTTP/RESTなどの標準プロトコルを介したデータ連携に対応しています。
Webサイト:https://www.faweb.net/product/devicegateway/
*ZabbixはZabbix LLCのラトビアおよびその他の国における登録商標または商標です。
*本文中に記載されている製品名などは各社の登録商標または商標です。