ZABBIX 2.0.0rc4

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リリースノート

テンプレート、モジュールなど

2012年5月12日

Zabbix SIAはZabbix 2.0.0rc4(4番目のRelease Candidate)をアナウンスすることを光栄に思います。

Zabbixはオープンソースで配布されるエンタープライズモニタリングソリューションです。ZabbixはGPLライセンスの元で配布されているため、商用、非商用問わず無償で利用することができます。ライセンスの詳細については、http://www.gnu.org/copyleft/gpl.txtを参照してください。

このドキュメントはZabbix 2.0.0rc4のリリースノートを含みます。ダウンロードはこちらから行えます。 http://www.zabbix.com/download.php

このリリースは大きな機能追加といくつかの改善、バグフィックスが含まれます。テスト環境で利用して問題があった場合はZabbixバグトラッキングシステム<a0>https://support.zabbix.com</a0>に問題の報告をお願いします。

このリリースは正式バージョンではありません。リリース候補です!

新機能はすべて実装されていますが、デフォルトのテンプレートの作成が完了していません。Zabbix 2.0.0の安定板ではより多くのテンプレートが利用できるようになります。

以下にリリースの詳細を示します。これは最新の情報を提供し、主要なドキュメントの補足となります。新機能の概要はZabbix Wikiを参照してください。

:: SNMPトラップ監視機能の追加

新しいSNMPトラップ監視機能によって高性能なトラップ収集を行えるようになりました。SNMPTTなどのプリプロセッサも同様に使用できます。

:: マップのアイコンの自動選択

マップとマップ要素は要素の種別 (ホスト、ネットワーク機器、スイッチ、など) によって自動的にアイコンを選択するよう設定できます。

:: マップ編集画面のマクロ展開オプション

マップ編集画面でマクロ展開を有効にするオプションを追加しました。

:: ホストプロファイルをインベントリに名称変更

ホストプロファイルはより一般的な「ホストインベントリ」に名称変更されました。

:: パフォーマンスの改善

データベースのリクエスト数を削減するためにトリガー関連のデータがキャッシュされます。これによりZabbixサーバの全体的なパフォーマンスが向上します。

:: 新しいテンプレート

既存のテンプレートをローレベルディスカバリを利用するように改善し、新しいテンプレートを追加しました。

:: ホストプロファイルデータの自動収集

ハードウェアとソフトウェアの詳細情報をエージェントから自動的に収集し、ユーザが定義したパラメータを利用して拡張することができます。

:: オートディスカバリの強化

HTTPSとTelnetのチェックによるディスカバリを追加し、ディスカバリ設定フォームを見直しました。

:: プロキシ経由のWeb監視

リモートのプロキシを利用してWebシナリオを監視することができます。これにより様々な場所にあるWebアプリケーションを監視することができます。

:: ホストとテンプレートの表示名を追加

通常のホスト名に加えて、Webインターフェースで表示するために利用できる表示名を設定することができます。表示名を利用するマクロも追加しています。

:: リモートコマンドの拡張オプション

(エージェント、IPMI、SSHを利用した)リモートコマンドをより簡単かつ柔軟に設定することができます。

:: リモートJMX監視

ZabbixのJMX監視は、JavaアプリケーションやJBoss、WehSphere、WebLogicなどの一般的なミドルウェアのネイティブで安全なリモート監視を行うことができます。

:: Booleanデータ型

Booleanデータ型は、2つの状態を持つものとJMXカウンタの監視に使用できます。

:: 新しいアイコンセット

新しいアイコンセットにより見栄えの良いマップを作成することができます。

:: 新しいマクロのサポート

トリガー名に、{IPADDRESS}、{HOST.DNS}、{HOST.CONN}のマクロを利用することができます。通知に{ITEM.ID}と{TRIGGER.EXPRESSION}のマクロを利用することができます。

:: ホストプロファイルの結合

標準および拡張のホストプロファイルを統合しました。全てのプロファイルのフィールドを参照するためのマクロを追加しました。

:: 複数のネットワークインターフェース

1つのホストに複数のネットワークインターフェイスを割り当てることができます。これによりそれぞれのIPアドレスに対して異なるチェックを行うことが可能です。

:: Webインターフェースのより良い翻訳フレームワーク

ZabbixのWebインターフェイスの翻訳にGNU gettextモジュールを利用しました。

:: パッシブチェックによる自動登録

パッシブチェックによる監視対象ホストの自動登録機能を追加しました。クラウド環境を監視のために非常に便利に使うことができます。

:: 不明なイベントとトリガーの再設計

ZabbixのWebインターフェイスで不明なトリガーとイベントが表示されなくなります。トリガーやイベントの状態について確信が無い場合は特別なフラグが表示されます。

:: ローレベルディスカバリ

手動で設定を行わなくても、Zabbixはファイルシステムやネットワークインターフェース、SNMPインターフェースを自動的に検知します。ひとつのテンプレートを、異なるデバイスが接続された複数のホストに利用することができます。保持期間の設定に基づいて、データが取得できない場合は自動的に削除することができます。

:: エスカレーションの処理速度の改善

より効率的に動作するようにエスカレーションの処理を改善しました。

:: グラフの凡例オプション

グラフの凡例をオプションで無効にすることができます。

:: ホストレベルのスクリーンのテンプレート化

テンプレートにスクリーン設定を含めることができ、設定のメンテナンスとホスト用パフォーマンスグラフの一覧画面の表示の容易性が向上します。ホストをクリックしたときのポップアップからスクリーンを表示することができます。

:: データベースの完全性

データベースのスキーマを大幅に改善し、一貫性、設定とヒストリデータのセキュリティを向上しました。

:: ヒストリデータにナノ秒を使用

ヒストリデータにナノ秒単位で時間を保存することができます。1.8.xからマイグレーションを行った場合、このオプションはデフォルトで無効になります。新規でセットアップを行った場合に有効になります。

:: マップの要素に複数のURLを設定可能

マップの要素に複数の外部URLリンクを設定することができます。

:: ZabbixエージェントやIPMIベースのコマンドのユーザスクリプトのサポート

ZabbixやIPMIのエージェントを利用して監視しているサーバ上で任意のコマンドを実行するためにユーザスクリプトを利用することができます。

:: トリガー重要度のカスタマイズ

Zabbix Webインターフェースから標準のトリガーの重要度の表示を別の名前や色にカスタマイズすることができます。

:: 新しいログイン画面

ログイン画面を再設計し見た目を改善しました。

:: 設定画面の新しいデザイン

新しい設定画面は見た目とユーザビリティがより改善されています。

:: マップの高度なラベル設定

マップレベルで異なるタイプのマップアイコンごとにラベルのフォーマットを設定することができます。

:: マップグリッドオプションの保存

Zabbix Webインターフェースは、それぞれのマップごとにグリッドオプションを保存することができます。マップのインポート/エクスポートが新しいグリッド関連の属性をサポートするように拡張しました。

:: ディスカバリで自動検出されたデバイスのDNS名の自動補完

Zabbixは新規に自動検出され自動登録されたデバイスに対してDNS名を自動的に入力します。

:: イベントのCSVエクスポート

Zabbix Webインターフェースで表示できるイベントをマウスクリックでCSVファイルにエクスポートできます。

:: サーバ側のSQLite3サポート

ZabbixサーバやZabbix WebインターフェースでSQLite3を利用できます。組み込み環境や低スペックのハードウェアに役に立つかもしれません。

:: Zabbix APIの高度なフィルタリングのサポート

2つの新しいオプション(ALL, ANY)はAPIレベルでのフィルタリング制御に利用できます。

:: マップのホスト領域機能

マップ上の領域にホストグループに所属するすべてのホストを表示することができます。

:: メディアタイプの無効機能

オプションでメディアタイプを無効にすることができます。

:: vm.memory.sizeのサポート

BSDを含む複数のプラットフォームでこのアイテムが利用できます。

:: プロキシによる取得不可アイテムの処理を改善

取得不可アイテムの情報をプロキシからサーバに送信するように、プロキシの処理を改善しました。

:: より柔軟な依存関係

テンプレートからホストへの依存関係がサポートされます。

:: 2.0.0rc4に含まれるバグフィックスと改善の一覧

  • [ZBX-4815] 依存関係を持っているITサービスの削除を禁止
  • [ZBX-4815] ITサービスの設定画面で「計算なし」を選択した場合に、すべてのステータス関連のフィールドを無効にするように修正
  • [ZBX-4815] ITサービスの依存関係のポップアップで複数選択のサポートを実装
  • [ZBXNEXT-1189] service.getslaメソッドを追加
  • [ZBXNEXT-1189] service.getメソッドに「selectTrigger」、「selectParentDependencies」、「selectAlarms」パラメータを追加
  • [ZBXNEXT-1189] SLAレポートページのデザインを改善
  • [ZBXNEXT-1196] インストーレーション画面のデザインを変更
  • [ZBXNEXT-1188] 「agent.hostname」アイテムを追加
  • [ZBX-1357] ブラジル系ポルトガル語、チェコ語、オランダ語、ギリシャ語、日本語、ラトビア語、ポーランド語、ロシア語、スペイン語ウクライナ語を更新; 翻訳者に感謝
  • [ZBXNEXT-1181] ホストの一括更新を再デザイン
  • [ZBX-4945] Mac上でCommand+クリックを利用してマップの要素の複数選択ができない問題を修正
  • [ZBX-4978] インストーレーション画面の最初のイメージを修正
  • [ZBX-4944] 障害発生数上位100項目画面の翻訳文字列を修正
  • [ZBX-4957] アイテムのプロトタイプのリストからエラーのカラムを削除し、アイテムのプロトタイプ設定画面から「取得不可」ステータスを削除
  • [ZBX-4981] ローレベルディスカバリで作成されたトリガーやWebアイテムをエクスポートされないように修正
  • [ZBX-4956] 正しくないトリガーの存在チェックを修正
  • [ZBX-4815] ITサービスの設定画面とSLAレポート画面のパフォーマンスを改善
  • [ZBX-4815] サービスの設定画面のITサービスのソート処理を修正
  • [ZBX-4815] ITサービスのポップアップメニューの翻訳を修正
  • [ZBX-4815] リンクされているトリガーの深刻度が変更された場合のITサービスのステータスの更新処理を修正
  • [ZBX-4815] service.getメソッドの「selectDepdendencies」と「selectParentDependencies」パラメータの出力結果のソート処理を修正
  • [ZBX-4960] LDAP関連と最新データ画面のメッセージを修正
  • [ZBX-4920] 1.8のテンプレートxmlファイルがホストのルールに依存する問題を修正
  • [ZBX-4942] アクティブエージェントにプロトタイプを送付しないように修正
  • [ZBX-4941] DBHost設定パラメータのデフォルト値にlocalhostを追加
  • [ZBX-4471] 2.0のデータベースパッチ適用時のワーニングを修正
  • [ZBX-4969] シンプルグラフでアイテムのパラメータのマクロが展開されない問題を修正
  • [ZBX-4964] xmlreaderとxmlwriterの要求チェックを追加
  • [ZBX-4967] テンプレートの「すべてを複製」処理を修正
  • [ZBX-3148] トリガー名のユーザ定義マクロが展開されない問題を修正
  • [ZBX-4493] ホストのポップアップが画面からはみ出る問題を修正
  • [ZBX-4924] テンプレートのスクリーン削除処理を修正
  • [ZBX-4953] setup.phpの分かりにくいメッセージを修正
  • [ZBX-4402] 翻訳のための説明を追加
  • [ZBX-4915] ホストやテンプレートを指定しないホストグループのフィルタリングを修正
  • [ZBXNEXT-1189] service.getメソッドの「selectDependencies」パラメータに権限チェック処理を追加
  • [ZBXNEXT-1189] SLAレポート画面のサービスのソート順を修正
  • [ZBXNEXT-1189] SLAレポート画面で子要素を持つサービスの「グラフ」リンクが表示されない問題を修正
  • [ZBXNEXT-1189] サービスのSLAレポート画面へのリンクをクリックした場合に期間が記憶されない問題を修正
  • [ZBXNEXT-1189] SLAレポート画面で親サービスの障害理由が表示されない問題を修正
  • [ZBXNEXT-1189] サービスのステータス計算アルゴリズムを「計算なし」に設定した場合でもサービスのステータスと障害の計算が行われる問題を修正
  • [ZBXNEXT-1189] リンクしているトリガーの深刻度が変更されたときにサービスのステータスが更新されない問題を修正
  • [ZBX-4857] ユーザ名、アイテム設定画面の公開鍵と秘密鍵の設定が空の場合のチェック処理を追加
  • [ZBX-4938] CAction.phpの利用されていない定数を修正
  • [ZBX-4926] スクリーンのテンプレートにシンプルグラフとプレーンテキストが追加できない問題を修正
  • [ZBX-4921] ローレベルディスカバリで長い値を処理する場合にSQLエラーが発生する可能性がある問題を修正
  • [ZBX-4889] 無効の状態のホストに対するGUIスクリプトの実行処理を修正
  • [ZBX-4412] 多数のイベントによるトリガーのlastchangeの更新処理を修正
  • [ZBX-4880] APIの「JSON-rpc error generation failed. No such error」エラーを修正
  • [ZBX-4922] リンクされたテンプレートのインポートを修正
  • [ZBX-4895] ホストのプロキシ設定がidとしてエクスポートされる問題を修正
  • [ZBX-4857] ssh監視で公開鍵認証を利用している場合にpollerがハングアップする問題を修正
  • [ZBX-4914] プレビュー画面のグラフ名のエンコードを修正
  • [ZBX-4881] パーティショニングされたヒストリテーブルに対する遅いselectクエリを修正
  • [ZBX-4495] ヒントボックスの位置を修正
  • [ZBX-4903] 「概要」画面のソート処理を修正
  • [ZBX-4927] プロキシの削除メッセージと監査ログ画面の余分なスペースを削除
  • [ZBX-4900] 「Zabbixサーバの状態」ダッシュボードウィジェットのパフォーマンスを改善
  • [ZBX-4905] Linux 2.6のsystem.swap.in/out[,pages]の処理を修正
  • [ZBX-4907] Linuxのsystem.swap.in/out[,sectors/count]の処理を修正
  • [ZBX-4902] テンプレートのエクスポートのエラーを修正
  • [ZBX-4910] SNMPv3によるローレベルディスカバリの「SNMPv3認証パスフレーズ」の更新の問題を修正
  • [ZBX-4884] アイテムの設定で"差分/時間"を利用している場合に、取得不可から復帰した際に誤った計算を行う問題を修正
  • [ZBX-4671] 計算アイテムの式が欠ける問題を修正
  • [ZBX-4893] ディスカバリルールによるアイテムのアプリケーションのリンクの問題を修正
  • [ZBX-4649] 要素を他のセルに移動した後にスクリーンの修正が正しく動作しない問題を修正
  • [ZBX-4875] グラフの設定画面で長い名前のグラフアイテムが正しくドラッグ/順書の入れ替えが行えない問題を修正

インストールとアップグレード方法

インストール

詳細はZabbixマニュアルを参照してください。

アップグレード

ZabbixバイナリのリコンパイルとWebインターフェースのPHPファイルのアップデートが必要です。Zabbix 1.8.xからマイグレーションする場合はデータベースのパッチ適用を行ってください。詳細なアップグレード手順はZabbixマニュアルを参照してください。

リリース前のテスト

Zabbixサーバ

Zabbixサーバは以下のプラットフォームでテストを行っています。

  • Ubuntu Linux, AMD64, kernel 2.6.11, MySQL 5.x
  • Ubuntu Linux, Intel, kernel 2.6.15, MySQL 5.0.22, PostgreSQL 8.3
  • RedHat EL 5.3, Intel, kernel 2.6.18, Oracle 11gR2
  • Slackware Linux, x86, kernel 2.6.29.6, MySQL 5.1.x

Zabbixエージェント

Zabbixエージェントは以下のプラットフォームでコンパイルとテストを行っています。

  • AIX 5.2
  • FreeBSD 4.x, 5.x, 6.x
  • HP-UX 10.x, 11.x
  • Linux 2.4.x, 2.6.x
  • Linux CentOS
  • NetBSD 2.0
  • OS/X 10.2
  • Solaris 8, 9, 10
  • Tru64 5.1B
  • Windows XP, 2000, 2003, 2008, Vista

一部のプラットフォームとバージョンに限られますが、コンパイル済みのエージェントをhttp://www.zabbix.com/download.phpからダウンロードすることができます。

商用サポート

Zabbix SIAはプロフェッショナルサービスを全面的に提供しています。また、私たちはトラブルフリーで簡単にZabbix 1.8以前のバージョンから移行するためのアップグレードサービスも提供しています。価格やより詳細な情報については営業までお問い合わせください。

参考

Privacy Policy 商標ポリシー