ZABBIX 2.0.0rc3

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リリースノート

テンプレート、モジュールなど

2012年4月20日

Zabbix SIAはZabbix 2.0.0rc3(3番目のRelease Candidate)をアナウンスすることを光栄に思います。

Zabbixはオープンソースで配布されるエンタープライズモニタリングソリューションです。ZabbixはGPLライセンスの元で配布されているため、商用、非商用問わず無償で利用することができます。ライセンスの詳細については、http://www.gnu.org/copyleft/gpl.txtを参照してください。

このドキュメントはZabbix 2.0.0rc3のリリースノートを含みます。ダウンロードはこちらから行えます。 http://www.zabbix.com/download.php

このリリースは大きな機能追加といくつかの改善、バグフィックスが含まれます。テスト環境で利用して問題があった場合はZabbixバグトラッキングシステム<a0>https://support.zabbix.com</a0>に問題の報告をお願いします。

このリリースは正式バージョンではありません。リリース候補です!

新機能はすべて実装されていますが、デフォルトのテンプレートの作成が完了していません。Zabbix 2.0.0の安定板ではより多くのテンプレートが利用できるようになります。

以下にリリースの詳細を示します。これは最新の情報を提供し、主要なドキュメントの補足となります。新機能の概要はZabbix Wikiを参照してください。

:: SNMPトラップ監視機能の追加

新しいSNMPトラップ監視機能によって高性能なトラップ収集を行えるようになりました。SNMPTTなどのプリプロセッサも同様に使用できます。

:: マップのアイコンの自動選択

マップとマップ要素は要素の種別 (ホスト、ネットワーク機器、スイッチ、など) によって自動的にアイコンを選択するよう設定できます。

:: マップ編集画面のマクロ展開オプション

マップ編集画面でマクロ展開を有効にするオプションを追加しました。

:: ホストプロファイルをインベントリに名称変更

ホストプロファイルはより一般的な「ホストインベントリ」に名称変更されました。

:: パフォーマンスの改善

データベースのリクエスト数を削減するためにトリガー関連のデータがキャッシュされます。これによりZabbixサーバの全体的なパフォーマンスが向上します。

:: 新しいテンプレート

既存のテンプレートをローレベルディスカバリを利用するように改善し、新しいテンプレートを追加しました。

:: ホストプロファイルデータの自動収集

ハードウェアとソフトウェアの詳細情報をエージェントから自動的に収集し、ユーザが定義したパラメータを利用して拡張することができます。

:: オートディスカバリの強化

HTTPSとTelnetのチェックによるディスカバリを追加し、ディスカバリ設定フォームを見直しました。

:: プロキシ経由のWeb監視

リモートのプロキシを利用してWebシナリオを監視することができます。これにより様々な場所にあるWebアプリケーションを監視することができます。

:: ホストとテンプレートの表示名を追加

通常のホスト名に加えて、Webインターフェースで表示するために利用できる表示名を設定することができます。表示名を利用するマクロも追加しています。

:: リモートコマンドの拡張オプション

(エージェント、IPMI、SSHを利用した)リモートコマンドをより簡単かつ柔軟に設定することができます。

:: リモートJMX監視

ZabbixのJMX監視は、JavaアプリケーションやJBoss、WehSphere、WebLogicなどの一般的なミドルウェアのネイティブで安全なリモート監視を行うことができます。

:: Booleanデータ型

Booleanデータ型は、2つの状態を持つものとJMXカウンタの監視に使用できます。

:: 新しいアイコンセット

新しいアイコンセットにより見栄えの良いマップを作成することができます。

:: 新しいマクロのサポート

トリガー名に、{IPADDRESS}、{HOST.DNS}、{HOST.CONN}のマクロを利用することができます。通知に{ITEM.ID}と{TRIGGER.EXPRESSION}のマクロを利用することができます。

:: ホストプロファイルの結合

標準および拡張のホストプロファイルを統合しました。全てのプロファイルのフィールドを参照するためのマクロを追加しました。

:: 複数のネットワークインターフェース

1つのホストに複数のネットワークインターフェイスを割り当てることができます。これによりそれぞれのIPアドレスに対して異なるチェックを行うことが可能です。

:: Webインターフェースのより良い翻訳フレームワーク

ZabbixのWebインターフェイスの翻訳にGNU gettextモジュールを利用しました。

:: パッシブチェックによる自動登録

パッシブチェックによる監視対象ホストの自動登録機能を追加しました。クラウド環境を監視のために非常に便利に使うことができます。

:: 不明なイベントとトリガーの再設計

ZabbixのWebインターフェイスで不明なトリガーとイベントが表示されなくなります。トリガーやイベントの状態について確信が無い場合は特別なフラグが表示されます。

:: ローレベルディスカバリ

手動で設定を行わなくても、Zabbixはファイルシステムやネットワークインターフェース、SNMPインターフェースを自動的に検知します。ひとつのテンプレートを、異なるデバイスが接続された複数のホストに利用することができます。保持期間の設定に基づいて、データが取得できない場合は自動的に削除することができます。

:: エスカレーションの処理速度の改善

より効率的に動作するようにエスカレーションの処理を改善しました。

:: グラフの凡例オプション

グラフの凡例をオプションで無効にすることができます。

:: ホストレベルのスクリーンのテンプレート化

テンプレートにスクリーン設定を含めることができ、設定のメンテナンスとホスト用パフォーマンスグラフの一覧画面の表示の容易性が向上します。ホストをクリックしたときのポップアップからスクリーンを表示することができます。

:: データベースの完全性

データベースのスキーマを大幅に改善し、一貫性、設定とヒストリデータのセキュリティを向上しました。

:: ヒストリデータにナノ秒を使用

ヒストリデータにナノ秒単位で時間を保存することができます。1.8.xからマイグレーションを行った場合、このオプションはデフォルトで無効になります。新規でセットアップを行った場合に有効になります。

:: マップの要素に複数のURLを設定可能

マップの要素に複数の外部URLリンクを設定することができます。

:: ZabbixエージェントやIPMIベースのコマンドのユーザスクリプトのサポート

ZabbixやIPMIのエージェントを利用して監視しているサーバ上で任意のコマンドを実行するためにユーザスクリプトを利用することができます。

:: トリガー重要度のカスタマイズ

Zabbix Webインターフェースから標準のトリガーの重要度の表示を別の名前や色にカスタマイズすることができます。

:: 新しいログイン画面

ログイン画面を再設計し見た目を改善しました。

:: 設定画面の新しいデザイン

新しい設定画面は見た目とユーザビリティがより改善されています。

:: マップの高度なラベル設定

マップレベルで異なるタイプのマップアイコンごとにラベルのフォーマットを設定することができます。

:: マップグリッドオプションの保存

Zabbix Webインターフェースは、それぞれのマップごとにグリッドオプションを保存することができます。マップのインポート/エクスポートが新しいグリッド関連の属性をサポートするように拡張しました。

:: ディスカバリで自動検出されたデバイスのDNS名の自動補完

Zabbixは新規に自動検出され自動登録されたデバイスに対してDNS名を自動的に入力します。

:: イベントのCSVエクスポート

Zabbix Webインターフェースで表示できるイベントをマウスクリックでCSVファイルにエクスポートできます。

:: サーバ側のSQLite3サポート

ZabbixサーバやZabbix WebインターフェースでSQLite3を利用できます。組み込み環境や低スペックのハードウェアに役に立つかもしれません。

:: Zabbix APIの高度なフィルタリングのサポート

2つの新しいオプション(ALL, ANY)はAPIレベルでのフィルタリング制御に利用できます。

:: マップのホスト領域機能

マップ上の領域にホストグループに所属するすべてのホストを表示することができます。

:: メディアタイプの無効機能

オプションでメディアタイプを無効にすることができます。

:: vm.memory.sizeのサポート

BSDを含む複数のプラットフォームでこのアイテムが利用できます。

:: プロキシによる取得不可アイテムの処理を改善

取得不可アイテムの情報をプロキシからサーバに送信するように、プロキシの処理を改善しました。

:: より柔軟な依存関係

テンプレートからホストへの依存関係がサポートされます。

:: 2.0.0rc3に含まれるバグフィックスと改善の一覧

  • [ZBXNEXT-973] テンプレートの再作成
  • [ZBX-4869] ネストされたスクリーンのインポートをサポート
  • [ZBXNEXT-1161] サービスのAPIを追加
  • [ZBXNEXT-1126] スクリプトの実行を再実装
  • [ZBXNEXT-584] アクティブチェックが複数サーバに対応; Takanori Suzukiに感謝
  • [ZBX-3721] デザインの改善
  • [ZBXNEXT-908] 設定->ホスト->グラフの再デザイン
  • [ZBX-4738] アイテムの一括更新画面のホストのインターフェースの選択を改善
  • [ZBX-4635] Solarisのvfs.dev.*の最初のパラメータを指定しない場合でも動作するように修正
  • [ZBXNEXT-1153] ネストされたテンプレートのインポートをサポート
  • [ZBX-1357] チェコ語、フランス語、ドイツ語、ギリシャ語、日本語、ポーランド語、ロシア語、スペイン語、トルコ語の翻訳を更新; 翻訳者に感謝
  • [ZBX-4890] Zabbix管理者によるホストの作成の問題を修正
  • [ZBXNEXT-1161] 複数のITサービスのバリデーションの問題を修正
  • [ZBX-4793] ダイナミックSNMPインデックスのクォート文字の処理を修正
  • [ZBX-4709] SNMPアイテムのクォート文字の処理を修正
  • [ZBX-4882] ローレベルディスカバリルールのSNMPのクォート処理の問題を修正
  • [ZBX-3219] スクリプト実行エラーメッセージに新しい行を追加
  • [ZBX-4348] 一般ユーザにグラフの値が表示されない問題を修正
  • [ZBX-4698] 「選択を記憶」を無効にした場合のホストグループの選択の処理を修正
  • [ZBX-4871] ヒストリにログアイテムを追加する画面でテンプレートがリストされる問題を修正
  • [ZBX-4862] ホストの一括更新画面で追加のテンプレートを削除しようとした時のエラーを修正
  • [ZBX-3929] gen_schema.plとget_data.plスクリプトから非推奨のSwitchモジュールを削除
  • [ZBX-4738] アイテムの一括更新が失敗した後にいくつかのチェックボックスの状態が保存されない問題を修正
  • [ZBX-4865] 画面よりも長い文字列が表示された場合のエラーバーの問題を修正
  • [ZBX-4840] {ITEM.VALUE}と{ITEM.LOG}マクロ処理の遅いSQLクエリを改善
  • [ZBX-4572] GUI設定の画面でクリティカルエラーが表示されたときの誤った値の入力処理を修正
  • [ZBX-4841] ディスカバリルールのpopup.phpで1つ目のディスカバリチェックしか選択できない問題を修正.php
  • [ZBX-4110] アクションのフォームの「パスワード」を「キーパスフレーズ」に変更
  • [ZBX-4686] スクリーンに埋め込まれたグラフタイプのスクリーンアイテムの「変更」リンクにアクセスできない問題を修正
  • [ZBX-4836] メンテナンスステータス追加時のactionconf.phpの未定義エラーを修正; アクション実行条件の項目のソート処理を修正
  • [ZBX-4829] トリガー条件式ビルダーの「トリガーの挿入」ポップアップの誤ったリダイレクトを修正
  • [ZBX-4784] ホストの更新によって継承されたトリガーが更新される問題を修正
  • [ZBX-4824] アイテムが取得不可ステータスの状態になっている間のメモリリークを修正
  • [ZBX-4830] ホストがないアイテム作成時のエラーを修正
  • [ZBX-4676] 「システムステータス」ウィジェットからトリガーへのリンクをクリックしたときにホストフィルタがリセットされない問題を修正
  • [ZBX-4568] GUI設定で「選択を記憶」を無効にした場合に新しいホストグループが選択されない問題を修正
  • [ZBX-4583] CUIwidgetでnullをオブジェクトとして処理する可能性がある問題を修正
  • [ZBX-4740] 他のホスト設定ページから「アイテムの設定」に移動した場合のホストのフィルタを修正
  • [ZBX-4195] Windowsエージェントのサポートされていないパフォーマンスカウンタ処理中のメモリリークを修正
  • [ZBX-4780] プロキシによるvfs.fs.discoveryの返却値の制限を削除
  • [ZBX-4802] メモリ解放のコードを分かりやすいように改善
  • [ZBX-4739] 多数のアイテム選択時に一括更新が失敗する問題を修正
  • [ZBX-4821] アイテムの一括更新を利用した例外の更新間隔の更新処理を修正
  • [ZBX-4806] アイテムの設定画面に「例外の更新間隔の作成」が表示されない問題を修正
  • [ZBX-4790] items.phpのトリガー条件式の*ERROR*を修正; ホストを設定しないフィルタ処理の変数未定義エラーを修正
  • [ZBX-3725] XMLのアップロード時にupload_max_filesizeのPHP設定を超えた場合のチェックを追加
  • [ZBX-3991] パッシブプロキシの設定で0.0.0.0のIPアドレスを禁止
  • [ZBX-3152] すべての深刻度のチェックを外したにも関わらずメッセージが表示される問題を修正
  • [ZBXNEXT-397] 新規アイテム追加時のSQLエラーを回避するために「ids」テーブルから値を削除
  • [ZBX-4811] ディスカバリルールのエクスポートに「filter」と「lifetime」フィールドを追加
  • [ZBX-4801] proc.num[]とproc.mem[]のチェック処理に15文字以上のプロセス名を利用できるように修正
  • [ZBX-4792] Zabbixトラッパーアイテムに「許可されたホスト」フィールドが消えていた問題を修正
  • [ZBX-4038] 誤った入力値のワーニングを修正
  • [ZBX-4781] アイテムを複数ホストにコピーする時のエラーメッセージを修正

インストールとアップグレード方法

インストール

詳細はZabbixマニュアルを参照してください。

アップグレード

ZabbixバイナリのリコンパイルとWebインターフェースのPHPファイルのアップデートが必要です。Zabbix 1.8.xからマイグレーションする場合はデータベースのパッチ適用を行ってください。詳細なアップグレード手順はZabbixマニュアルを参照してください。

リリース前のテスト

Zabbixサーバ

Zabbixサーバは以下のプラットフォームでテストを行っています。

  • Ubuntu Linux, AMD64, kernel 2.6.11, MySQL 5.x
  • Ubuntu Linux, Intel, kernel 2.6.15, MySQL 5.0.22, PostgreSQL 8.3
  • RedHat EL 5.3, Intel, kernel 2.6.18, Oracle 11gR2
  • Slackware Linux, x86, kernel 2.6.29.6, MySQL 5.1.x

Zabbixエージェント

Zabbixエージェントは以下のプラットフォームでコンパイルとテストを行っています。

  • AIX 5.2
  • FreeBSD 4.x, 5.x, 6.x
  • HP-UX 10.x, 11.x
  • Linux 2.4.x, 2.6.x
  • Linux CentOS
  • NetBSD 2.0
  • OS/X 10.2
  • Solaris 8, 9, 10
  • Tru64 5.1B
  • Windows XP, 2000, 2003, 2008, Vista

一部のプラットフォームとバージョンに限られますが、コンパイル済みのエージェントをhttp://www.zabbix.com/download.phpからダウンロードすることができます。

商用サポート

Zabbix SIAはプロフェッショナルサービスを全面的に提供しています。また、私たちはトラブルフリーで簡単にZabbix 1.8以前のバージョンから移行するためのアップグレードサービスも提供しています。価格やより詳細な情報については営業までお問い合わせください。

参考

Privacy Policy 商標ポリシー