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25 散布図

概要

散布図ウィジェットは、X軸とY軸に沿って個々のデータポイントをプロットすることで、2つのメトリクス間の関係を表示します。 これにより、データセット内のパターン、クラスター、相関関係、および外れ値を明らかにするのに役立ちます。

設定

設定するには、タイプとして散布図を選択します:

データセット

データセットタブでは、データセットを追加して散布図のデータを選択できます。 2種類のデータセットを追加できます:

  • アイテムパターン - 一致するアイテムを持つホストがデータポイントとして表示されます。単一の基本色を選択するか、パレット行を選択して一致するアイテムを持つ各ホストに個別の色を割り当てることができます。
  • アイテムリスト - 選択したアイテムがデータポイントとして表示され、各ポイントはアイテムのペア(XとY)を表します。各データセットの色はピッカーから個別に選択できます。

両軸に少なくとも1つの値があるホスト/アイテムのペアに対してのみ、データポイントが作成されます。

デフォルトでは、アイテムパターンのデータセットが追加されます。

データセット アイテムパターンデータセットの場合:
ホストとアイテムのパターンを選択または入力します。これらのパターンに一致するアイテムのデータが散布図に表示されます。最大100個のアイテムが表示されます(各軸50個、合計50ホスト)。
ワイルドカードパターンを選択に使用できます(例: *は0文字以上に一致する結果を返します)。
ワイルドカードパターンを指定するには、文字列を手動で入力し、Enterを押します。
ワイルドカード記号は常に解釈されるため、例えばitem2item3など他に一致するアイテムがある場合、item*という名前のアイテムを個別に追加することはできません。
「アイテムパターン」データセットでは、ホストとアイテムのパターンの指定が必須です。
詳細はデータセット設定の詳細も参照してください。

アイテムリストデータセットの場合:
アイテムの追加ボタンをクリックして、散布図のアイテムを選択します。
また、ウィジェットの追加ボタンをクリックして、アイテムのデータソースとして互換性のあるウィジェットを選択することもできます。
「アイテムリスト」データセットでは、アイテムまたはウィジェットの指定が必須です。
詳細はデータセット設定の詳細も参照してください。

数値型のアイテムのみが許可されていることに注意してください。

テンプレートダッシュボードでウィジェットを設定する場合、ホストパターン指定用のパラメータは利用できず、アイテムリスト指定用のパラメータではテンプレートで設定されたアイテムのみ選択できます。
ホストグループ ホストグループを選択します。
または、ホストグループのデータソースとして互換性のあるウィジェットを選択します。
このフィールドはオートコンプリート対応なので、グループ名の入力を始めると一致するグループのドロップダウンが表示されます。
親ホストグループを指定すると、すべてのネストされたホストグループが暗黙的に選択されます。
これらのホストグループのホストデータがウィジェットに表示されます。ホストグループを入力しない場合は、すべてのホストグループが表示されます。
このパラメータはアイテムパターンデータセットでのみ利用可能で、テンプレートダッシュボードでウィジェットを設定する場合は利用できません。
ホストタグ ウィジェットに表示するホストをフィルタリングするタグを指定します。
特定のタグやタグ値を含めたり除外したりできます。複数の条件を設定できます。
タグ名の一致は常に大文字小文字を区別します。

各条件にはいくつかの演算子が利用できます:
存在する - 指定したタグ名を含める;
等しい - 指定したタグ名と値を含める(大文字小文字を区別);
含む - タグ値が入力した文字列を含むタグ名を含める(部分一致、大文字小文字を区別しない);
存在しない - 指定したタグ名を除外する;
等しくない - 指定したタグ名と値を除外する(大文字小文字を区別);
含まない - タグ値が入力した文字列を含むタグ名を除外する(部分一致、大文字小文字を区別しない)。

条件には2つの計算タイプがあります:
And/Or - すべての条件を満たす必要があり、同じタグ名の条件はOr条件でグループ化される;
Or - いずれか1つの条件を満たせば十分。

このパラメータはアイテムパターンデータセットでのみ利用可能で、テンプレートダッシュボードでウィジェットを設定する場合は利用できません。
ホストの上書き ホストのデータソースとして互換性のあるウィジェットまたはダッシュボードのホストセレクタを選択します。
このパラメータはテンプレートダッシュボードでウィジェットを設定する場合は利用できません。
マーカー データセット内のホストデータポイントのマーカータイプとサイズを選択します。
タイムシフト 必要に応じてタイムシフトを指定します。
このフィールドでは時間のサフィックスを使用できます。負の値も許可されます。
集計関数 使用する集計関数を指定します:
min - 最小値を表示;
max - 最大値を表示;
avg - 平均値を表示;
sum - 合計値を表示;
count - 値の個数を表示(両軸に少なくとも1つの値がある場合);
first - 最初の値を表示;
last - 最後の値を表示;
none - すべての値を表示(集計なし)。

集計を使用すると、すべての値の代わりに選択した間隔(5分、1時間、1日)の集計値を表示できます。詳細はグラフの集計も参照してください。
集計間隔 値を集計する間隔を指定します。
このフィールドでは時間のサフィックスを使用できます。サフィックスのない数値は秒と見なされます。

ウィジェットがトレンドに基づいて履歴データを表示するように設定されている場合(履歴データの選択トレンドまたは自動に設定されている場合)、集計間隔は1時間の倍数(例: 3600, 60m, 1h, 3hなど)を使用することを推奨します。トレンドは1時間ごとの集計値を保存するため、1時間の倍数でない集計間隔(例: 100s, 7min, 15min, 90minなど)を使用すると、解釈が難しい結果になる場合があります。

集計間隔の指定は必須です。

集計間隔はデータポイントの時間間隔と座標を決定します。例えば、X軸アイテムに4つの値、Y軸アイテムに1つの値がある場合、座標は指定した間隔でXを4つ、Yを1つ集計したものになります。
データセットの設定の詳細

既存のデータセットはリストに表示されます。 これらのデータセットは、並べ替え、展開/折りたたみ、色の変更、クローン作成が可能です。

詳細については、グラフウィジェットのデータセット設定の詳細を参照してください。 これらの詳細は散布図ウィジェットにも適用されます。

表示オプション

表示オプションタブでは、履歴データの選択を定義できます。

履歴データの選択 散布図データのソースを設定します:
自動 - クラシックグラフのアルゴリズムに従ってデータが取得されます(デフォルト);
履歴 - 履歴からデータを取得;
トレンド - トレンドからデータを取得。

期間

期間タブでは、散布図でデータを表示する期間を設定できます。

期間 期間のデータソースを選択します:
ダッシュボード - ダッシュボードの期間セレクタを使用します;
ウィジェット - 互換性のあるウィジェット(ウィジェットパラメータで設定)を使用します;
カスタム - FromおよびToパラメータで設定されたカスタム期間を使用します。設定されている場合、ウィジェットの右上隅に時計アイコンが表示され、マウスオーバーで設定された時間が表示されます。
ウィジェットの期間設定に関係なく、互換性のあるウィジェットは引き続き期間のデータソースとして使用できます。
ウィジェット 期間のデータソースとして互換性のあるウィジェットを入力または選択します。
このパラメータは、期間が「ウィジェット」に設定されている場合に利用できます。
From 期間の開始を入力または選択します。
相対時間構文nownow/dnow/w-1wなど)がサポートされています。
このパラメータは、期間が「カスタム」に設定されている場合に利用できます。
To 期間の終了を入力または選択します。
相対時間構文nownow/dnow/w-1wなど)がサポートされています。
このパラメータは、期間が「カスタム」に設定されている場合に利用できます。

タブでは、軸の表示方法をカスタマイズできます。

X軸/Y軸 このチェックボックスのチェックを外すと、X軸/Y軸が非表示になります(デフォルトでチェックされています)。
最小 対応する軸の最小値を設定します。
最大 対応する軸の最大値を設定します。
単位 散布図の軸値の単位をドロップダウンから選択します:
自動 - 軸値はデータセット内の最初のアイテムの単位で表示されます;
静的 - 軸値は入力フィールドで指定された単位で表示されます。フィールドが空白の場合は数値のみが表示されます。

凡例

凡例タブでは、散布図の凡例をカスタマイズできます。

凡例を表示 このチェックボックスのチェックを外すと、散布図の凡例が非表示になります(デフォルトでチェックされています)。
集計関数を表示 このチェックボックスをオンにすると、凡例に集計関数が表示されます。
行数 凡例の行の表示モードを選択します:
固定 - 表示される行数は行数パラメータの値で決まります。
可変 - 表示される行数は設定されたアイテム数によって決まり、最大行数パラメータの値を超えません。
行数/
最大行数
行数が「固定」の場合、表示する凡例の行数を設定します(1~10)。
行数が「可変」の場合、表示する凡例の最大行数を設定します(1~10)。
列数 表示する凡例の列数を設定します(1~4)。
このパラメータは、最小/平均/最大を表示がオフの場合に利用できます。

しきい値

しきい値タブでは、ホストマーカーの色を決定するしきい値を設定できます。

色の補間 チェックボックスをオンにすると、ホストマーカーのしきい値の色間で滑らかに遷移します。
このパラメータは、X軸、Y軸、または両方の軸に2つ以上のしきい値が設定されている場合に適用されます。
X軸/Y軸のしきい値 追加をクリックしてしきい値を追加し、カラーピッカーからしきい値の色を選択し、数値を指定します。
しきい値は、単一の軸、両方の軸それぞれ、または両方の軸同時に適用できます。
たとえば、X=80、Y=80の単一のしきい値は、両方の条件が満たされた場合にマーカーに色を付けます。
しきい値のリストは、保存時に昇順でソートされます。
サフィックス(例:"1d"、"2w"、"4K"、"8G")がサポートされています。値のマッピングもサポートされています。

散布図ウィジェットで表示される情報は、ウィジェットメニューを使用して.png画像としてダウンロードできます。

ウィジェットのスクリーンショットはDownloadsフォルダーに保存されます。