11 Microsoft Windows上のZabbixエージェント
エージェントの設定
Zabbix エージェントの両世代は、Windows サービスとして動作します。Zabbix エージェント 2 では、以下の手順で agentd を agent2 に置き換えてください。
Microsoft Windows ホスト上では、Zabbix エージェントを 1 つだけ実行することも、複数の エージェントを実行することもできます。単一インスタンスでは、次のいずれかを使用できます。
- エージェントのバイナリと同じディレクトリにある、デフォルトの設定ファイル
- コマンドラインで指定した設定ファイル
複数インスタンスの場合、各エージェントインスタンスはそれぞれ独自の 設定ファイルを持つ必要があります(インスタンスの 1 つはデフォルトの設定ファイルを使用できます)。
設定ファイルのサンプルは、Zabbix のソースアーカイブ内に次のようにあります。
- Zabbix エージェント用:
conf/zabbix_agentd.conf - Zabbix エージェント 2 用:
conf/zabbix_agent2.conf
アーカイブから、設定ファイルを明示的に指定せずに Windows 用の Zabbix エージェント/エージェント 2 をサービスとしてインストールしたい場合は、 エージェントをインストールする前に次を行ってください。
conf/zabbix_agentd.confを、zabbix_agentd.exe がインストールされるディレクトリへ 手動でコピーするconf/zabbix_agent2.confとconf/zabbix_agent2.dディレクトリを、zabbix_agent2.exe が インストールされるディレクトリへ手動でコピーする
Zabbix Windows エージェントの設定方法の詳細については、設定ファイル のオプションを参照してください。
ホスト名パラメータ
ホストで アクティブ チェック を実行するには、Zabbix エージェントでホスト名を定義しておく必要があります。さらに、エージェント側で設定されたホスト名の値は、Webインターフェースでホストに設定されている "ホスト 名" と完全に一致している必要があります。
エージェント側のホスト名の値は、エージェントの 設定 ファイル 内の Hostname または HostnameItem パラメータで定義できます。これらのパラメータのいずれも指定されていない場合は、デフォルト値が使用されます。
HostnameItem パラメータのデフォルト値は、"system.hostname" エージェントキーが返す値です。Windows では、ローカルホスト名を判定するために名前空間プロバイダーを照会する gethostname() 関数の結果を返します。名前空間プロバイダーが応答しない場合は、NetBIOS 名が返されます。
Hostname のデフォルト値は、HostnameItem パラメータが返す値です。つまり、実際には、これらのパラメータの両方が未指定の場合、実際のホスト名はホストの NetBIOS 名になります。Zabbix エージェントは、この NetBIOS ホスト名を使用して Zabbix サーバーからアクティブチェックの一覧を取得し、結果を送信します。
"system.hostname" キーは、2 つのオプションパラメータ - type と transform をサポートしています。
Type は、アイテムが返す名前の種類を決定します。
- netbios(デフォルト)- 15 文字に制限された、すべて大文字の NetBIOS ホスト名を返します。
- host - 大文字小文字を区別し、ドメインを含まない完全な Windows ホスト名を返します。
- shorthost - ホスト名の最初のドットより前の部分を返します。 ドットを含まない場合は、文字列全体を返します。
- fqdn - 完全修飾ドメイン名を返します(末尾のドットは含みません)。
Transform では、ホスト名に対する追加の変換ルールを指定できます。
- none(デフォルト)- 元の文字の大文字小文字をそのまま使用します。
- lower - テキストを小文字に変換します。
したがって、zabbix_agentd.conf ファイルの設定を簡素化し、統一するには、次の 3 つの方法を使用できます。
- Hostname または HostnameItem パラメータを未定義のままにすると、Zabbix エージェントは NetBIOS ホスト名をホスト名として使用します。
- Hostname パラメータを未定義のままにし、HostnameItem を次のように定義します。
HostnameItem=system.hostname[host] - Zabbix エージェントが、完全な実際の(大文字小文字を区別する)Windows ホスト名をホスト名として使用するようにします。
HostnameItem=system.hostname[shorthost,lower] - Zabbix エージェントが、ホスト名の最初のドットより前の部分のみを使用し、小文字に変換するようにします。
HostnameItem=system.hostname[fqdn] - Zabbix エージェントが、完全修飾ドメイン名をホスト名として使用するようにします。
ホスト名は、Windows サービスのインストール、開始、停止、アンインストールに使用される Windows サービス名の一部としても使用されます。たとえば、Zabbix エージェントの設定ファイルで Hostname=Windows_db_server が指定されている場合、エージェントは Windows サービス "Zabbix Agent [Windows_db_server]" としてインストールされます。したがって、Zabbix エージェントの各インスタンスで異なる Windows サービス名を使用するには、各インスタンスで異なるホスト名を使用する必要があります。
Windowsサービスとしてのエージェントのインストール
エージェントをインストールする前に、conf/zabbix_agentd.conf を zabbix_agentd.exe をインストールするディレクトリに手動でコピーしてください。
デフォルトの設定ファイルでZabbixエージェントの単一インスタンスをインストールするには:
zabbix_agentd.exe --install
64ビットシステムでは、64ビットプロセスの実行に関連するすべてのチェックが正しく動作するために、64ビット版のZabbixエージェントが必要です。
デフォルト以外の設定ファイルを使用したい場合は、サービスインストールのために以下のコマンドを使用してください:
zabbix_agentd.exe --config <your_configuration_file> --install
設定ファイルへのフルパスを指定する必要があります。
Zabbixエージェントの複数のインスタンスを以下のようにサービスとしてインストールできます:
zabbix_agentd.exe --config <configuration_file_for_instance_1> --install --multiple-agents
zabbix_agentd.exe --config <configuration_file_for_instance_2> --install --multiple-agents
...
zabbix_agentd.exe --config <configuration_file_for_instance_N> --install --multiple-agents
インストールされたサービスはコントロールパネルで確認できます。
エージェントの起動
エージェントサービスを開始するには、コントロールパネルを使用するか、コマンドラインから実行します。
デフォルトの設定ファイルでZabbixエージェントの単一インスタンスを起動するには:
zabbix_agentd.exe --start
Zabbixエージェントの単一インスタンスを別の設定ファイルで起動するには:
zabbix_agentd.exe --config <your_configuration_file> --start
Zabbixエージェントの複数インスタンスのうち1つを開始するには:
zabbix_agentd.exe --config <configuration_file_for_this_instance> --start --multiple-agents
エージェントの停止
エージェントサービスを停止するには、コントロールパネルを使用するか、コマンドラインからコマンドを実行します。
デフォルトの設定ファイルで開始されたZabbixエージェントの単一インスタンスを停止するには
zabbix_agentd.exe --stop
別の設定ファイルで開始されたZabbixエージェントの単一インスタンスを停止するには
zabbix_agentd.exe --config <your_configuration_file> --stop
Zabbixエージェントの複数インスタンスのうち1つを停止するには
zabbix_agentd.exe --config <configuration_file_for_this_instance> --stop --multiple-agents
Windowsサービスとしてのエージェントのアンインストール
デフォルトの設定ファイルを使用してZabbixエージェントの単一インスタンスをアンインストールするには
zabbix_agentd.exe --uninstall
デフォルト以外の設定ファイルを使用してZabbixエージェントの単一インスタンスをアンインストールするには
zabbix_agentd.exe --config <your_configuration_file> --uninstall
WindowsサービスからZabbixエージェントの複数のインスタンスをアンインストールするには
zabbix_agentd.exe --config <configuration_file_for_instance_1> --uninstall --multiple-agents
zabbix_agentd.exe --config <configuration_file_for_instance_2> --uninstall --multiple-agents
...
zabbix_agentd.exe --config <configuration_file_for_instance_N> --uninstall --multiple-agents
制限
Windows用Zabbixエージェントは、CPUがNUMAノード全体に不均一に分散されている非標準のWindows構成をサポートしていません。論理CPUが不均一に分散されている場合、一部のCPUではCPUパフォーマンスメトリックが使用できない場合があります。たとえば、2つのNUMAノードを持つ72個の論理CPUがある場合、両方のノードにそれぞれ36個のCPUが必要です。