ソースからのアップグレード

概要

このセクションでは、Zabbixの公式ソースを使用して、Zabbix 7.4.xからZabbix 8.0.xへの正常なアップグレードに必要な手順を説明します。

アップグレードする前に、関連するアップグレードに関する注意事項を必ずお読みください。

8.0の要件も確認することをお勧めします。

アップグレード中は、2つのSSHセッションを並行して実行すると便利です。一方でアップグレード手順を実行し、もう一方でサーバー/プロキシのログを監視します。 例えば、2つ目のSSHセッションでtail -f zabbix_server.logまたはtail -f zabbix_proxy.logを実行すると、最新のログエントリや発生したエラーをリアルタイムで確認できます。 これは本番環境のインスタンスでは非常に重要です。

サーバーのアップグレードプロセス

1 サーバーの停止

データベースに新しいデータが挿入されないように、Zabbixサーバーを停止します。

2 既存のZabbixデータベースをバックアップする

これは非常に重要な手順です。 データベースのバックアップがあることを確認してください。 アップグレード手順が失敗した場合(ディスク容量不足、電源オフ、予期しない障害など)に役立ちます。

3 設定ファイル、PHPファイル、Zabbixバイナリのバックアップ

Zabbixバイナリ、設定ファイル、PHPファイルディレクトリのバックアップコピーを作成します。

4 新しいサーバーバイナリをインストールする

これらの手順に従って、ソースからZabbixサーバーをコンパイルします。

5 サーバー設定パラメータの確認

アップグレードノートを確認し、設定パラメータに変更が必要かどうかを確認してください。

新しい任意パラメータについては、新機能ページを参照してください。

6 新しいZabbixバイナリを起動する

新しいバイナリを起動します。
バイナリが正常に起動したことを確認するには、ログファイルを確認します。

Zabbixサーバーはデータベースを自動的にアップグレードします。
起動時に、Zabbixサーバーは現在のデータベースバージョン(必須およびオプション)と必要なデータベースバージョンを報告します。
現在の必須バージョンが必要なバージョンより古い場合、Zabbixサーバーは必要なデータベースアップグレードパッチを自動的に実行します。
データベースアップグレードの開始と進行状況(パーセンテージ)は、Zabbixサーバーのログファイルに記録されます。
アップグレードが完了すると、「database upgrade fully completed」というメッセージがログファイルに記録されます。
アップグレードパッチのいずれかが失敗した場合、Zabbixサーバーは起動しません。
現在の必須データベースバージョンが必要なバージョンより新しい場合も、Zabbixサーバーは起動しません。
現在の必須データベースバージョンが必要な必須バージョンと一致する場合にのみ、Zabbixサーバーは起動します。

8673:20161117:104750.259 current database version (mandatory/optional): 03040000/03040000
8673:20161117:104750.259 required mandatory version: 03040000

サーバーを起動する前に、次の点を確認してください。

  • データベースユーザーに十分な権限(テーブルの作成、テーブルの削除、インデックスの作成、インデックスの削除)があることを確認します。
  • 十分な空きディスク容量があることを確認します。
7 新しい Zabbix Webインターフェースをインストールする

必要な PHP の最小バージョンは 8.2.0 です。 必要に応じて更新し、インストール手順に従ってください。

8 WebブラウザーのCookieとキャッシュをクリアする

アップグレード後、Zabbix Webインターフェースが正常に動作するように、WebブラウザーのCookieとキャッシュをクリアする必要がある場合があります。

プロキシのアップグレードプロセス

1 プロキシのを停止

Zabbixプロキシを停止します。

2 設定ファイルとZabbixプロキシバイナリのバックアップ

Zabbixプロキシバイナリと設定ファイルのバックアップコピーを作成します。

3 新しいプロキシバイナリをインストールする

これらの手順に従って、ソースからZabbixプロキシをコンパイルします。

4 プロキシ設定パラメータの確認

設定パラメータに変更が必要かどうかを確認するため、アップグレードノートを必ず確認してください。

新しい任意パラメータについては、新機能ページを参照してください。

5 新しいZabbixプロキシを起動する

新しいZabbixプロキシを起動します。 ログファイルを確認し、プロキシが正常に起動したことを確認します。

Zabbixプロキシはデータベースを自動的にアップグレードします。 データベースのアップグレードは、Zabbixサーバーの起動時と同様に実行されます。

エージェントのアップグレード手順

エージェントのアップグレードは必須ではありません。 新しい機能にアクセスする必要がある場合にのみ、エージェントをアップグレードしてください。

このセクションで説明するアップグレード手順は、ZabbixエージェントとZabbixエージェント2の両方のアップグレードに使用できます。

1 エージェントの停止

Zabbixエージェントを停止します。

2 設定ファイルとZabbixエージェントバイナリのバックアップ

Zabbixエージェントバイナリと設定ファイルのバックアップコピーを作成します。

3 新しいエージェントバイナリをインストールする

手順に従って、ソースからZabbixエージェントをコンパイルします。

または、Zabbixダウンロードページからコンパイル済みのZabbixエージェントをダウンロードできます。

4 エージェント設定パラメータの確認

設定パラメータに変更が必要かどうかを確認するため、Upgrade notes を必ず確認してください。

新しい任意パラメータについては、What's new ページを参照してください。

5 新しい Zabbix エージェントを起動する

新しい Zabbix エージェントを起動します。
エージェントが正常に起動したかどうかを確認するには、ログファイルを確認します。

マイナーバージョン間のアップグレード

8.0.x のマイナーバージョン間(例: 8.0.1 から 8.0.3)でアップグレードする場合、メジャーバージョン間のアップグレード時と同じ操作をサーバー/プロキシ/エージェントに対して実行する必要があります。 唯一の違いは、マイナーバージョン間のアップグレードではデータベースに変更が加えられないことです。