11 問題の認識

概要

Zabbixの障害イベントはユーザーが確認することができます。

ユーザーは障害イベントの通知を受けると、Zabbixフロントエンドに移動し、以下のいずれかの方法で障害の更新ポップアップウィンドウを開き、障害を確認することができます。確認する際に、障害に対するコメント(対応中など)を入力することができます。

これにより、他のシステムユーザーが同じ問題を発見した場合、すぐに、それが確認済かどうかや、これまでのコメントを見ることができます。

このように、複数のシステムユーザーとの問題解決のワークフローを連携して行うことができます。

確認状況は、アクション操作を定義する際にも使用されます。例えば、あるイベントがしばらく確認されなかった場合にのみ、上位のマネージャに通知を送信するように定義できます。

イベントを確認し、それについてコメントするには、ユーザーは対応するトリガーに対して最低限の読み取り権限を持っている必要があります。障害の深刻度を変更したり、障害をクローズしたりするには、ユーザーは対応するトリガーに対して読み取り/書き込みの権限を持っている必要があります。

障害を確認するための、障害更新ポップアップウィンドウにアクセスするには、いくつかの方法があります。

  • 監視障害 で障害を選択した状態で、リストの下の一括更新 をクリックします。
  • 障害の 更新 列にある 更新 をクリックします。
    • ダッシュボード (障害障害・深刻度 ウィジェット)
    • 監視 → 障害
    • 監視 → 障害 → イベント詳細
  • 未解決の障害のセルをクリックします。
    • ダッシュボード (トリガー概要 ウィジェット)

ポップアップメニューの 更新 オプションで、障害更新ウィンドウに遷移します。

障害の更新

障害更新ポップアップでは、以下の操作が可能です。

  • 障害にコメントする
  • これまでのコメントとアクションを表示する
  • 障害の深刻度を変更する
  • 障害を抑制/抑制解除する
  • 障害を確認済み/未確認にする
  • 症状障害を原因障害に変更する
  • 障害を手動でクローズする

必須入力フィールドには、赤いアスタリスクが付いています。

Parameter Description
Problem 障害が1件だけ選択されている場合は、障害名が表示されます。
複数の障害が選択されている場合は、N problems selected と表示されます。
Message 障害にコメントするテキストを入力します(最大2048文字)。
History 障害に対するこれまでのアクティビティとコメントが、時刻およびユーザーの詳細情報とともに一覧表示されます。
ユーザーアクションを示すアイコンの意味については、イベントの詳細ページを参照してください。
履歴は、更新対象として障害が1件だけ選択されている場合に表示されます。
Scope 深刻度の変更、確認、または障害の手動クローズなどのアクションの適用範囲を定義します。
Only selected problem - このイベントのみに影響します
Selected and all other problems of related triggers - 障害の確認/クローズの場合、このイベントと、これまで未確認/未クローズの他のすべての障害に影響します。適用範囲にすでに確認済みまたはクローズ済みの障害が含まれている場合、それらの障害に対して確認/クローズは繰り返し実行されません。一方、メッセージ追加および深刻度変更の操作回数には制限がありません。
Change severity チェックボックスをオンにし、深刻度ボタンをクリックして障害の深刻度を更新します。
深刻度変更用のチェックボックスは、選択された障害のうち少なくとも1件に対して読み書き権限がある場合に利用できます。Update をクリックすると、読み書き可能な障害のみが更新されます。
選択されたトリガーのいずれにも読み書き権限がない場合、このチェックボックスは無効になります。
Suppress チェックボックスをオンにして障害を抑制します。
Indefinitely - 無期限に抑制します
Until - 指定した時刻まで抑制します。絶対時刻と相対時刻の両方の形式がサポートされています。例:
now+1d - 現在から1日間(デフォルト)
now/w - 現在の週の終わりまで
2022-05-28 12:00:00 - 指定した絶対日時まで
単純な期間(例: 1d, 1w)はサポートされていないことに注意してください。
このオプションを利用できるかどうかは、ユーザーロール設定の「Suppress problems」に依存します。
参照: 障害の抑制
Unsuppress チェックボックスをオンにして障害の抑制を解除します。このチェックボックスは、選択された障害のうち少なくとも1件が抑制されている場合にのみ有効です。
このオプションを利用できるかどうかは、ユーザーロール設定の「Suppress problems」に依存します。
Acknowledge チェックボックスをオンにして障害を確認済みにします。
このチェックボックスは、選択された障害の中に少なくとも1件の未確認障害がある場合に利用できます。
すでに確認済みの障害に対して、さらに確認操作を追加することはできません(ただし、コメントを追加することは可能です)。
Unacknowledge チェックボックスをオンにして障害を未確認に戻します。
このチェックボックスは、選択された障害の中に少なくとも1件の確認済み障害がある場合に利用できます。
Convert to cause チェックボックスをオンにして、症状障害を原因障害に変換します。
Close problem チェックボックスをオンにして、選択した障害を手動でクローズします。
障害クローズ用のチェックボックスは、選択された障害のうち少なくとも1件について、トリガー設定Allow manual close オプションがチェックされている場合に利用できます。Update をクリックすると、クローズが許可されている障害のみがクローズされます。
手動でクローズ可能な障害が1件もない場合、このチェックボックスは無効になります。
すでにクローズ済みの障害が繰り返しクローズされることはありません。

表示

障害の確認情報に基づいて、ダッシュボードまたはマップで障害数をどのように表示するかを設定できます。そのためには、マップ設定深刻度ごとの障害 ダッシュボードウィジェット の両方で利用可能な 障害表示 オプションで選択を行う必要があります。すべての障害数、未確認の障害数を合計とは別に表示する方法、または未確認の障害数のみを表示する方法を選択できます。

障害更新情報(確認など)に基づいて、更新時の操作を設定できます。たとえば、メッセージの送信やリモートコマンドの実行が可能です。