5 Zabbix 8.0 のアップグレードに関する注意事項

これらの注意事項は、Zabbix 7.4.x から Zabbix 8.0.0 へのアップグレードを対象としています。

すべての注意事項は、以下のように分類されています。

  • 互換性を損なう変更 - 既存のインストール環境に影響を与える可能性のある変更、およびアップグレードプロセスに関連するその他の重要な情報
  • その他 - Zabbix の機能変更に関する、それ以外のすべての情報

以下も参照してください。

  • Zabbix 8.0.0 より前のバージョンからのアップグレードに関するすべての関連情報については、アップグレード手順 を参照してください。
  • 高可用性 (HA) クラスター内のサーバーをアップグレードする手順については、HA クラスターのアップグレード を参照してください。

互換性のない変更点

データベースのバージョン

最小の必須データベースバージョンが引き上げられました:

  • MySQL/Percona: 8.0.30 → 8.4.0
  • MariaDB: 10.5.00 → 10.11.00
  • PostgreSQL: 13.0 → 15.0
  • TimescaleDB: 2.13.0 → 2.20.0

プラグイン

Zabbixエージェント 2 用の Ceph プラグインは、ロード可能なプラグイン になり、追加のインストール手順が必要になりました。 詳細については、Ceph プラグインの readme を参照してください。

tcp:// スキームは MongoDB プラグイン では非推奨ですが、既存の設定との後方互換性のために維持されています。

必要なPHPの最小バージョン

必要なPHPの最小バージョンが8.0.0から8.2.0に引き上げられました。

UnsafeUserParametersリストの拡張

%文字がZabbixエージェントおよびZabbixエージェント2UnsafeUserParametersリストに追加されました。

その他

非推奨のマクロの削除

以下の組み込みマクロのサポートは廃止されました。

削除対象 代わりに使用
{ACK.DATE} {EVENT.UPDATE.DATE}
{ACK.MESSAGE} {EVENT.UPDATE.MESSAGE}
{ACK.TIME} {EVENT.UPDATE.TIME}
{EVENT.ACK.HISTORY} {EVENT.UPDATE.HISTORY}
{HOSTNAME<1-9>} {HOST.HOST}
{IPADDRESS<1-9>} {HOST.IP}
{PROFILE.*} {INVENTORY.*}
{TRIGGER.COMMENT} {TRIGGER.DESCRIPTION}
{TRIGGER.KEY} {ITEM.KEY}
{STATUS} {TRIGGER.STATUS}
{USER.ALIAS} {USER.USERNAME}

HTTPエージェントのアイテムからJSONおよびXMLの検証を削除

HTTPエージェントのアイテムのリクエストボディフィールドから、JSONおよびXMLの検証が削除されました。
このフィールドでは、値が有効なXMLまたはJSONであるかどうかのチェックは行われなくなり、リクエストボディタイプとしてXMLデータを選択しても、libxml2ライブラリは不要になりました。

監視対象ホストで無効なリンクを非表示

無効なグラフダッシュボードWebのリンクは、監視対象ホストのリストに表示されなくなりました。

JSONデータ型

Zabbixは、アイテム値のdata typeとしてJSONをサポートするようになりました。 TimescaleDBを使用している場合は、新しいhistory_jsonハイパーテーブル(JSON値の保存に使用)が手動で設定されている必要があります。 Elasticsearchを使用している場合、ZabbixサーバーのHistoryStorageTypes設定パラメータのデフォルト値にjsonが含まれるようになりました。

新しいタグフィルターフォームのラジオボタンを削除

新しいタグフィルターを作成する際に、すべてのタグタグリスト のどちらかを選択する必要があったラジオボタンは削除されました。

iframeを使用してHTMLとして表示されるアイテム値

アイテム履歴ウィジェットのアイテムデータは、HTML形式のテキストとして表示される場合、iframe内に分離されるようになりました。

Host Wizardとのテンプレート互換性

すべての標準搭載テンプレートが、Host Wizard と互換性を持つようになりました。 これらをアップグレードするには、テンプレートのアップグレード を参照してください。

設定フィールドの自動リサイズ

UI のほとんどの設定フィールドは、内容に合わせて自動的にサイズ変更されるようになりました。