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6 新規テンプレート

概要

このセクションでは、テンプレートの設定について学びます。

前回はアイテム、トリガー、問題発生時のメールによる通知の設定方法を学びました。

これらの手順は柔軟性に富んではいますが、例えば千台のホストに問題が発生した場合には多くの手順を踏む必要があるため、自動化することが出来れば便利と思われます。

そこで役に立つのがテンプレートです。これは役に立つアイテムやトリガー等をグループ化して、一度の手順で何度も再使用できるようにする為のものです。

テンプレートがホストにリンクされると、ホストはそのテンプレートの全容を学習します。ですので、基本的には前もって準備されたチェックの数々を迅速に適用することができます。

テンプレートの追加方法

テンプレートを使用するには、まずテンプレートを作成する必要があります。設定→テンプレートと進み、テンプレートの作成をクリックしてください。すると、テンプレート設定フォームが開きます。

記入が必須の項目には、赤いアスタリスクが表記されます。

入力必須なパラメーターは以下の通りです。

テンプレート名 - テンプレート名を入力します。アルファベット、数字、スペース、下線を使用可能です。

グループ - セレクトボタンをクリックして、1つ、または複数のグループを選択します。テンプレートはグループに所属している必要があります。

選択が終わったら、「追加」をクリックします。これで新規作成したテンプレートがテンプレートリストに表示されます。

御覧の通り、テンプレートはそこにありますが、まだその中にはアイテムやトリガー等の実体は入っていません。

テンプレートにアイテムを追加する

アイテムをテンプレートに挿入するには、新規ホストのアイテムリストに移動します。設定→ホストでアイテム新規ホストの横にあるアイテムをクリックします。

そして

  • CPU Loadのチェックボックスをチェックを入れます。
  • リストの下にあるコピーをクリックします。
  • アイテムをコピーするテンプレートを選びます。

記入が必須の項目には、赤いアスタリスクが表記されます。

  • コピーのクリック この段階で設定→テンプレートに行くと、新規テンプレートに新しいアイテムが追加されているはずです。

この段階では1つの項目だけにしておきますが、同様にほかのアイテムやトリガー等を、希望の目的(OSの監視、単一のアプリケーションのモニタリング等)に対する動作の完全なセットを完成させるまでテンプレートに追加する事が出来ます。

テンプレートをホストにリンクさせる

準備が出来たテンプレートがあれば、後はホストに追加するだけです。設定→ホストに移動し、新規ホストをクリックしてプロパティフォームを開き、テンプレートのフィールドがある事を確認します。

テンプレートのフィールドに新規テンプレートを入力します。作成したテンプレートの名前がドロップダウンリストに表示されているはずなので、スクロールして選択します。テンプレートフィールドに表示されている事を確認します。

フォーム内にある更新をクリックし、変更を保存します。これで全ての動作を保有するテンプレートがホストに追加されます。

想像の通り、この手順で他のどのホストにも適用する事が出来ます。アイテムやトリガー等の動作の変更は、テンプレートがリンクされているホストに伝搬されます。

事前に定義されたテンプレートをホストにリンクする方法

お気づきの様に、Zabbixには様々なOS、デバイス、アプリケーションに対応した定義済みのテンプレートが準備されています。すぐにモニタリングを開始する場合、これらの用意されたうち適切なテンプレートをホストにリンクする事が出来ますが、これらのテンプレートは状況に応じて微調整の必要がある事に気を付けてください。チェックのうちいくつかは不要かもしれまんせんし、機能状態確認の間隔が頻発すぎるかもしれません。

テンプレート に関する更なる情報はこちら。