9 テンプレートの変更点

このページでは、Zabbixに同梱されているストックテンプレートの変更点が一覧できます。

Zabbixを最新バージョンにアップグレードしても、使用されているテンプレートは自動的にはアップグレードされません。 Zabbix Gitリポジトリから最新のテンプレートをダウンロードし、手動でZabbixにインポートすることで、既存のインストール内のテンプレートを変更することをお勧めします。

同じ名前のテンプレートがすでに存在する場合、クリーンなインポートを実現するには、インポート時に存在しない場合に削除オプションをオンにする必要があります。この方法では、更新されたテンプレートに含まれていない古いアイテムが削除されます(これらの古いアイテムのヒストリが失われることに注意してください)。

Zabbix 6.0以降、すべてのテンプレートは更新された形式に従っており、6.0より前のテンプレートのインポートに影響を与える可能性があることに注意してください。詳細については、6.0でのテンプレートの変更点を参照してください。

7.2.0での変更点

更新されたテンプレート

  • VMwareおよびVMware FQDNテンプレートは、ハイパーバイザーがメンテナンス モードの場合、すべての問題を自動的に抑制するようになりました。 問題の抑制を無効にするには、{$VMWARE.HYPERVISOR.MAINTENANCE}マクロ値を0に設定します。

7.2.1での変更点

新しいテンプレート

7.2.4での変更点

新しいテンプレート

  • Azure by HTTPテンプレートセットは、Azure SQL Managed Instance by HTTPテンプレートが補完されています。
  • Palo Alto PA-440 by HTTP, スクリプトアイテムを使用してPAN-OS XML APIでメトリクスを収集するテンプレート。

更新されたテンプレート

  • すべてのDell HTTP、SNMPテンプレートは、アイテム、マクロ、スクリプトの修正などの更新がされ改善しました。
  • テンプレートMSSQL by ODBCMSSQL by Zabbix agent 2は更新され、検出されたクォーラムメンバーを名前で含めたり除外したりするフィルターと、クラスター名でフィルターして空のクラスターを除外できるサービスフィルターが追加されました。MSSQL by Zabbix agent 2の更なる情報については重大な変更を参照してください。

7.2.5での変更点

新しいテンプレート

新しいテンプレートが利用可能になりました:

  • テンプレートセットAzure by HTTPは、テンプレートAzure Microsoft SQL DTU Database by HTTPによって補完されています。
  • テンプレートセットZabbix server healthに、Zabbix server health by Zabbix agentZabbix server health by Zabbix agent active、およびZabbix proxy healthのテンプレートが追加されました - Zabbix proxy health by Zabbix agentおよびZabbix proxy health by Zabbix agent activeにより、Zabbixエージェント経由の内部Zabbixメトリックの監視が有効になります。

更新されたテンプレート

  • テンプレートセットVMwareおよびVMware FQDN内のテンプレートが更新され、データストアアイテムのプロトタイプが修正されました。テンプレートVMware Guestでは、仮想マシンネットワーク使用率のアイテムで誤った前処理乗数が修正され、マウントされたファイルシステムのディスカバリルールの問題が修正されました。

7.2.6での変更点

新しいテンプレート

更新されたテンプレート

7.2.7での変更点

新しいテンプレート

  • Azure by HTTPテンプレートセットに、Azure Backup Jobs by HTTPテンプレートが追加されました。

更新されたテンプレート

  • PostgreSQL by Zabbix agent 2がPostgreSQL 17との互換性のために更新され、チェックポイント統計情報に新しいシステムビューpg_stat_checkpointer (旧称pg_stat_bgwriter)を使用するようになりました。

7.2.8での変更点

更新されたテンプレート

  • Oracle by ODBCおよび Oracle by Zabbix agent 2が更新され、コンテナ名ではなくコンテナIDを使用してPDBおよび表領域の統計情報を照会できるようになりました。