13. 障害イベントの確認

概要

Zabbix の障害イベントは、ユーザーによって確認済みにできます。

ユーザーが障害イベントについて通知を受け取った場合、Zabbix Webインターフェースに移動し、以下に示すいずれかの方法でその障害の障害更新ポップアップウィンドウを開いて、障害を確認済みにできます。確認済みにする際には、その障害に対するコメントを入力でき、対応中であることや、その他伝えたい内容を記載できます。

このようにすることで、別のシステムユーザーが同じ障害を見つけた場合でも、すでに確認済みかどうかと、これまでのコメントをすぐに確認できます。

このようにして、複数のシステムユーザーで障害を解決するワークフローを、連携の取れた形で進めることができます。

確認済みの状態は、アクション操作 を定義する際にも使用されます。たとえば、あるイベントが一定時間確認済みにならない場合にのみ、上位の管理者へ通知を送信するように定義できます。

イベントを確認済みにしたりコメントを付けたりするには、ユーザーは対応するトリガーに対して少なくとも読み取り権限を持っている必要があります。障害の深刻度を変更したり障害を閉じたりするには、ユーザーは対応するトリガーに対して読み書き権限を持っている必要があります。

障害を確認済みにできる障害更新ポップアップウィンドウへアクセスする方法は、複数あります。

  • Monitoring > Problems で障害を選択し、一覧の下にある Mass update をクリックします
  • 次の場所にある障害の Update 列で Update をクリックします:
    • Dashboards (Problems および Problems by severity ウィジェット)
    • Monitoring > Problems
    • Monitoring > Problems > Event details
  • 次の場所にある未解決の障害セルをクリックします:
    • Dashboards (Trigger overview ウィジェット)

ポップアップメニューには Update オプションがあり、これを選択すると障害更新ウィンドウに移動します。

障害の更新

障害更新ポップアップでは、次の操作を行えます。

  • 障害にコメントする
  • これまでのコメントとアクションを表示する
  • 障害の深刻度を変更する
  • 障害を抑制/抑制解除する
  • 障害を確認済み/未確認にする
  • 症状障害を原因障害に変更する
  • 障害を手動でクローズする

必須入力フィールドには赤いアスタリスクが付いています。

Parameter Description
Problem 1つの障害のみが選択されている場合は、障害名が表示されます。
複数の障害が選択されている場合は、N problems selected が表示されます。
Message 障害へのコメントを入力します(最大2048文字)。
History 障害に対する以前のアクティビティとコメントが、時刻およびユーザー情報とともに一覧表示されます。
ユーザーアクションを示すアイコンの意味については、イベント詳細 ページを参照してください。
なお、履歴は更新対象として1つの障害のみが選択されている場合に表示されます。
Scope 深刻度の変更、確認済みへの変更、または障害の手動クローズなどの操作範囲を定義します。
Only selected problem - このイベントのみに影響します
Selected and all other problems of related triggers - 障害の確認済み/クローズの場合、このイベントと、まだ確認済み/クローズされていない他のすべての障害に影響します。範囲にすでに確認済みまたはクローズ済みの障害が含まれている場合、それらの障害は再度確認済み/クローズされません。一方、メッセージおよび深刻度変更の操作回数には制限がありません。
Change severity チェックボックスをオンにして深刻度ボタンをクリックすると、障害の深刻度を更新できます。
選択された障害の少なくとも1つに対して読み書き権限がある場合、この深刻度変更用チェックボックスが表示されます。Update をクリックした際、読み書き可能な障害のみが更新されます。
選択されたトリガーのいずれにも読み書き権限がない場合、このチェックボックスは無効になります。
Suppress チェックボックスをオンにすると、障害を抑制できます。
Indefinitely - 無期限に抑制する
Until - 指定時刻まで抑制する。絶対時刻形式と相対時刻形式の両方がサポートされています。例:
now+1d - 現在から1日間(既定)
now/w - 今週末まで
2022-05-28 12:00:00 - 絶対日時まで
単純な期間(例: 1d, 1w)はサポートされていないことに注意してください。
このオプションの利用可否は、ユーザーロールの「Suppress problems」設定に依存します。
参照: 障害の抑制
Unsuppress チェックボックスをオンにすると、障害の抑制を解除できます。このチェックボックスは、選択された障害の少なくとも1つが抑制されている場合にのみ有効です。
このオプションの利用可否は、ユーザーロールの「Suppress problems」設定に依存します。
Acknowledge チェックボックスをオンにすると、障害を確認済みにできます。
このチェックボックスは、選択された障害の中に少なくとも1つ未確認の障害がある場合に利用できます。
すでに確認済みの障害に対して、追加の確認を行うことはできません(ただし、コメントを追加することは可能です)。
Unacknowledge チェックボックスをオンにすると、障害を未確認にできます。
このチェックボックスは、選択された障害の中に少なくとも1つ確認済みの障害がある場合に利用できます。
Convert to cause チェックボックスをオンにすると、症状障害を原因障害に変換できます。
Close problem チェックボックスをオンにすると、選択された障害を手動でクローズできます。
障害をクローズするためのチェックボックスは、選択された障害の少なくとも1つについて トリガー設定Allow manual close オプションがオンになっている場合に利用できます。Update をクリックした際、クローズ可能な障害のみがクローズされます。
手動でクローズ可能な障害がない場合、このチェックボックスは無効になります。
すでにクローズ済みの障害は、再度クローズされません。

表示

承認情報に基づいて、ダッシュボードまたはマップで障害数をどのように表示するかを設定できます。そのためには、マップ 設定Problems by severity ダッシュボード ウィジェット の両方で利用できる Problem display オプションで選択を行う必要があります。すべての障害数、未承認の障害数を合計とは別に表示する、または未承認の障害数のみを表示することができます。

障害の更新情報(承認など)に基づいて、更新操作 - メッセージの送信またはリモートコマンドの実行 - を設定できます。