5 ZabbixでVMwareを監視する

はじめに

このページでは、VMwareの基本的な監視を開始するために必要な手順について説明します。

このガイドの対象者

このガイドは、Zabbixを初めて利用するユーザー向けに作成されており、VMwareの基本的な監視を有効にするために必要な最小限の手順をまとめています。 より詳細なカスタマイズオプションを探している場合や、より高度な設定が必要な場合は、Zabbixマニュアルの仮想マシン監視セクションまたは設定セクションを参照してください。

前提条件

このガイドを進める前に、お使いのOS向けの手順に従って、ZabbixサーバーおよびZabbix Webインターフェースをダウンロードしてインストールする必要があります。

環境によっては、このガイドの一部の手順が多少異なる場合があります。
このガイドは、Ubuntuが稼働している環境を前提としています。

VMwareはすでに設定済みであることを前提としています。
このガイドでは、VMwareの設定については扱いません。

Zabbixサーバーの設定

VMwareを監視するには、vmware collector Zabbixプロセスを有効にする必要があります。
VMware監視がどのように実行されるかの詳細については、仮想マシン監視を参照してください。

1. Zabbixサーバーの設定ファイルを開きます。

vi /etc/zabbix/zabbix_server.conf

2. Zabbixサーバーの設定ファイルで StartVMwareCollectors パラメータを見つけて、2 以上 に設定します(デフォルト値は 0 です)。

### Option: StartVMwareCollectors
#       Number of pre-forked vmware collector instances.
#
# Mandatory: no
# Range: 0-250
# Default:
# StartVMwareCollectors=0

StartVMwareCollectors=2

3. Zabbixサーバーを再起動します。

systemctl restart zabbix-server

vmware collector プロセスが起動したら、次の手順に進みます。

Zabbix Webインターフェースの設定

1. Zabbix Webインターフェースにログインします。

2. Zabbix Webインターフェースでホストを作成します。

  • Host name フィールドに、ホスト名(例: 「VMware environment」)を入力します。
  • Templates フィールドで、「VMware FQDN」(または「VMware」)テンプレートを入力または選択します。
    これらのテンプレートの詳細については、仮想マシンの監視を参照してください。
  • Host groups フィールドで、ホストグループ(例: 新しいホストグループ「VMware」)を入力または選択します。

  • Macros タブで、次のホストマクロを設定します:
    • {$VMWARE.URL} - VMwareサービス(vCenter または ESXi ハイパーバイザー)のSDK URL(https://servername/sdk
    • {$VMWARE.USERNAME} - VMwareサービスのユーザー名
    • {$VMWARE.PASSWORD} - VMwareサービス {$VMWARE.USERNAME} ユーザーのパスワード

3. Add ボタンをクリックしてホストを作成します。このホストは VMware 環境を表します。

収集したメトリクスの表示

おめでとうございます。ここまでで、Zabbix はすでに VMware 環境の監視を開始しています。

VMware 環境の設定によっては、Zabbix がディスカバリを実行し、検出されたエンティティ用のホストを作成する場合があります。 必要に応じて、ディスカバリとホストの作成は手動で実行することもできます。

作成されたホストを表示するには、データ収集 → ホストメニューセクションに移動します。

収集したメトリクスを表示するには、監視 → ホストメニューセクションに移動し、作成された「VMware environment」ホスト、または検出されたエンティティ用に作成されたホストのいずれかの横にある Latest data をクリックします。

この操作により、選択したホストから収集された最新のメトリクスの一覧が表示されます。

一部のアイテムにはデータがなく、Not supported 状態になっていることがあります。 これは、監視対象の VMware 環境で有効になっていないため、Zabbix が特定のデータストア上で有効なパフォーマンスカウンターを見つけられないことが原因です。

問題アラートの設定

Zabbixは、さまざまな方法を使用してインフラストラクチャの問題を通知できます。 このガイドでは、メールアラートを送信するための基本的な設定手順を説明します。

1. ユーザー設定 → プロファイル に移動し、メディアタブに切り替えて、メールアドレスを追加します。

2. 問題通知を受信する のガイドに従います。

次回Zabbixが問題を検出したときに、メールでアラートを受信できるようになります。

関連項目

  • アイテムの作成 - 追加のメトリクスの監視を開始する方法。
  • 障害のエスカレーション - 複数段階のアラートシナリオを作成する方法 (例: まずシステム管理者にメッセージを送信し、その後、障害が45分以内に解決されない場合は、データセンターマネージャーにメッセージを送信します)。
  • 仮想マシンの監視 - VMware監視に関する追加情報(データ収集プロセス、サーバー設定オプション、トラブルシューティングガイドなど)。
  • VMware監視アイテムキー - Zabbixを使用して監視できるVMwareメトリクスの完全な一覧。
  • テンプレート VMware - VMwareテンプレートに関する追加情報。
  • テンプレート VMware FQDN - VMware FQDNテンプレートに関する追加情報。