8 値のマッピング

概要

値のマッピングを使用すると、数値/文字列の値と文字列表現の対応付けにより、受信した値をより分かりやすく表示するよう設定できます。

例えば、アイテムの値が "0" または "1" の場合、値のマッピングを使用して、これらの値をより分かりやすく次のように表現できます。

  • 0 → 利用不可
  • 1 → 利用可能

データバックアップの種類に対する値のマッピングは、例えば次のように設定できます。

  • F → フル
  • D → 差分
  • I → 増分

電圧の値の範囲は、例えば次のように設定できます。

  • <=209 → 低
  • 210-230 → 正常
  • >=231 → 高

値のマッピングは、Zabbix Webインターフェースおよびメディアタイプによって送信される通知で使用されます。

受信した値を設定済みの表現に置き換える処理は、Zabbix Webインターフェースとサーバーの両方で実行されます。 ただし、サーバーが置き換えを処理するのは、次の場合のみです。

値のマッピングは、テンプレートまたはホストに設定します。 一度設定すると、それぞれのテンプレートまたはホスト内のすべてのアイテムで利用できます。 アイテムの設定 時に、Value mapping パラメータで、あらかじめ設定した値のマッピング名を指定してください。

値マップの継承はありません。ホストおよびテンプレートは、リンクされたテンプレートから値のマッピングを継承しません。 ホスト上のテンプレートアイテムは、引き続きテンプレート上で設定された値のマッピングを使用します。

値のマッピングは、情報の型が Numeric (unsigned)Numeric (float)Character のアイテムで使用できます。

値のマッピングは、対応するテンプレートまたはホストとともにエクスポート/インポートされます。 また、ホスト および テンプレート の一括更新フォームを使用して一括更新することもできます。

設定

値のマッピングを設定するには、次の手順に従います。

1. ホストまたはテンプレートの設定フォームを開きます。

2. Value mapping タブで、Add をクリックして新しい値のマッピングを追加するか、既存のマッピング名をクリックして編集します。

値のマッピングのパラメータ:

Parameter Description
Name 値のマッピングのセットの一意な名前。
Mappings 数値/文字列の値を文字列表現にマッピングする個別のルール。

マッピングは、ドラッグして並べ替え可能なルールの順序で適用されます。
Type マッピングの種類:
equals - 等しい値がマッピングされます。
is greater than or equals - 等しい値またはそれより大きい値がマッピングされます。
is less than or equals - 等しい値またはそれより小さい値がマッピングされます。
in range - 範囲内の値がマッピングされます。範囲は <number1>-<number2> または <number> として表されます。複数の範囲を指定できます(例: 1-10,101-110,201)。
regexp - 正規表現 に一致する値がマッピングされます(グローバル正規表現はサポートされていません)。
default - 特定のマッピングが設定されていない残りのすべての値がマッピングされます。

範囲のマッピングでは、数値の値タイプ(is greater than or equalsis less than or equalsin range)のみがサポートされます。
Value 受信した値(マッピングの種類に応じて、範囲または正規表現を含めることができます)。
Mapped to 受信した値に対応する文字列表現(最大64文字)。

必須入力フィールドには、赤いアスタリスクが付いています。

一覧で値のマッピングを表示する際は、最初の3つのマッピングのみが表示され、それ以上のマッピングが存在することは3つのドットで示されます。

値マッピングの例

定義済みのエージェントアイテムの1つである Zabbix agent ping は、テンプレートレベルの値マッピング「Zabbix agent ping status」を使用して、その値を表示します。

アイテムの設定フォームでは、Value mapping フィールドにこの値マッピングへの参照があります。

このマッピングは、監視最新データ セクションで "Up"(括弧内に生の値を表示)を表示するために使用されます。

最新データ セクションでは、表示される値は20文字に短縮されます。
値マッピングが使用されている場合、この短縮はマッピング後の値には適用されず、生の値(括弧内に表示)にのみ適用されます。

定義済みの値マッピングがない場合、表示されるのは "1" のみであり、理解が難しい可能性があります。