Zabbixプロキシ設定ファイル内でサポートされているパラメータを以下に記載します。:
パラメータ | 必須 | 範囲 | デフォルト | 説明 |
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AllowRoot | 必須でない | 0 | プロキシが「root」として実行されることを許可します。無効の状態で、プロキシが「root」によって起動されると、プロキシは「zabbix」ユーザーに切り替わろうとします。一般のユーザーとして起動した場合は影響ありません。 0 - 許可しない。 1 - 許可する。 このパラメータは、Zabbix 2.2.0からサポート対象となっています。 |
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CacheSize | 必須でない | 128K-8G | 8M | 設定キャッシュのサイズ(バイト単位)。 ホストとアイテムデータを保存するための共有メモリサイズ。 Zabbix 2.2.3より前のバージョンの上限は、2GBでした。 |
ConfigFrequency | 必須でない | 1-604800 | 3600 | プロキシがZabbixサーバから設定データを取得する頻度(秒単位)。 アクティブモードのプロキシパラメータ。パッシブモードのプロキシに対しては、このパラメータは無視されます(ProxyModeパラメータを参照)。 |
DBHost | 必須でない | localhost | データベースホスト名。 MySQLの場合: localhostまたは文字列が空の場合、ソケットが使用されます。 PostgreSQLの場合: 文字列が空の場合のみ、ソケットを使用しようとします。 |
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DBName | 必須 | データベース名。 SQLite3では、データベースファイルへのパスを必ず指定します。DBUserとDBPasswordは無視されます。 警告:Zabbixサーバが使用しているものと同一のデータベースを使用しないでください。 |
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DBPassword | 必須でない | データベースのパスワード。SQLiteでは無視されます。 パスワードが使用されていない場合、この行をコメントアウトしてください。 |
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DBSchema | 必須でない | スキーマ名。IBM DB2に使用されます。 | ||
DBSocket | 必須でない | 3306 | MySQLソケットへのパス。 ローカルソケットを使用していない場合のデータベースポート。SQLiteでは無視されます。 |
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DBUser | データベースユーザー。SQLiteでは無視されます。 | |||
DataSenderFrequency | 必須でない | 1-3600 | 1 | プロキシが、N秒ごとに、収集したデータをサーバに送信します。 アクティブモードのプロキシパラメータ。パッシブモードのプロキシに対しては、このパラメータは無視されます(ProxyModeパラメータを参照)。 |
DebugLevel | 必須でない | 0-4 | 3 | デバッグレベルを指定: 0 - デバッグしない 1 – 致命的な情報 2 - エラー情報 3 - 警告 4 - デバッグ用(多くの情報が生成されます。) |
ExternalScripts | 必須でない | /usr/local/share/zabbix/externalscripts | 外部スクリプトの場所(コンパイル時間のインストール変数datadirに依存します)。 | |
Fping6Location | 必須でない | /usr/sbin/fping6 | fping6の場所。 fping6バイナリが、root権限を所有していること、およびSUIDフラグが設定されていることを確認してください。 fpingユーティリティがIPv6アドレスを所有できる場合、処理することができる場合には、空白(“Fping6Location=”)にしてください。 |
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FpingLocation | 必須でない | /usr/sbin/fping | fpingの場所。 fpingのバイナリが、root権限を所有していること、およびSUIDフラグが設定されていることを確認してください。 |
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HeartbeatFrequency | 必須でない | 0-3600 | 60 | ハートビートメッセージの頻度(秒単位)。 サーバ側のプロキシの可用性を監視するために使用されます。 0 - ハートビートメッセージが無効になります。 アクティブモードのプロキシパラメータ。パッシブモードのプロキシに対しては、このパラメータは無視されます(ProxyModeパラメータを参照)。 |
HistoryCacheSize | 必須でない | 128K-2G | 8M | ヒストリキャッシュのサイズ(バイト単位)。 ヒストリデータを保存するための共有メモリサイズ。 |
HistoryTextCacheSize | 必須でない | 128K-2G | 16M | テキストのヒストリキャッシュのサイズ(バイト単位)。 文字、テキストまたはログのヒストリデータを保存するための共有メモリサイズ。 |
Hostname | 必須でない | HostnameItemによって設定。 | 一意で、大文字小文字を区別するプロキシ名。プロキシ名がサーバに既知であることを確認してください。 使用可能な文字:英数字、「.」、「 」、「_」、および「-」 最大長:64 |
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HostnameItem | 必須でない | system.hostname | Hostnameが定義されていない場合に、Hostnameを設定するために使用されるアイテム(このアイテムは、エージェント上での実行と同じように、プロキシ上でも実行されます)。 このアイテムは、UserParameters、パフォーマンスカウンタ、エイリアスをサポートしていませんが、system.run[]はサポートしています。 Hostnameが設定されている場合は、無視されます。 このパラメータは、Zabbix 1.8.6からサポート対象となっています。 |
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HousekeepingFrequency | 必須でない | 1-24 | 1 | Zabbixがハウスキーピング処理を実行する頻度(時間単位)。 ハウスキーピングは、ヒストリ、警告とアラームテーブルから不必要な情報を削除する仕組みです。 注:(ヒストリとトレンドの保存期間が大幅に削減された場合など)ハウスキーパーのオーバーロードを防止するために、アイテムごとに、1回のハウスキーピングサイクルで、HousekeepingFrequencyの値x4時間までの古くなったヒストリが削除されます。そのため、HousekeepingFrequencyが「1」の場合、各サイクルで(最も古いエントリから)4時間以内の古くなったヒストリが削除されます。 |
Include | 必須でない | 設定ファイル内のディレクトリ内に個別のファイルまたはすべてのファイルを含めることができます。制限事項について、特別な注記を参照してください。 | ||
JavaGateway | 必須でない | Zabbix Java gatewayのIPアドレス(またはホスト名)。 Javaポーラーが起動した場合にのみ必要です。 このパラメータは、Zabbix 2.0.0からサポート対象となっています。 |
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JavaGatewayPort | 必須でない | 1024-32767 | 10052 | Zabbix Java gatewayがリッスンするポート。 このパラメータは、Zabbix 2.0.0からサポート対象となっています。 |
ListenIP | 必須でない | 0.0.0.0 | トラッパーがリッスンする必要のある、カンマで区切られたIPアドレスのリスト。 トラッパーは、パラメータが存在しない場合に、すべてのネットワークインターフェースでリッスンします。 複数のIPアドレスは、Zabbix 1.8.3からサポート対象となっています。 |
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ListenPort | 必須でない | 1024-32767 | 10051 | トラッパー向けのリッスンポート |
LoadModule | 必須でない | プロキシの起動時に読み込むモジュール。モジュールが、プロキシの機能を拡張するために使用されます。 形式:LoadModule=<module.so> モジュールは、LoadModulePathによって指定されたディレクトリ内に配置する必要があります。 複数のLoadModuleパラメータを含めることができます。 |
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LoadModulePath | 必須でない | サーバモジュールを格納するディレクトリのフルパス。 デフォルトはコンパイルのオプションに依存します。 |
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LogFile | 必須でない | ログファイルの名前。 設定されていない場合、syslogが使用されます。 |
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LogFileSize | 必須でない | 0-1024 | 1 | ログファイルの最大数(MB単位)。 0 - 自動ログローテーションが無効 注:ログファイルのサイズの上限に達し、何らかの理由で、ファイルローテーションに失敗すると、既存のログファイルは削除され、新しいファイルが作成されます。 |
LogSlowQueries | 必須でない | 0-3600000 | 0 | 指定した時間以上を要したデータベースクエリをログに記録(ミリ秒単位)。 0 - 遅いクエリーをログに残しません。 DebugLevel=3で起動されると、このオプションが有効になります。 このパラメータは、Zabbix 1.8.2からサポート対象となっています。 |
PidFile | 必須でない | /tmp/zabbix_proxy.pid | PIDファイルの名前。 | |
ProxyLocalBuffer | 必須でない | 0-720 | 0 | データがサーバと同期されていても、プロキシはN時間、データをローカルに保存します。 ローカルデータがサードパーティのアプリケーションに使用される場合に、このパラメータが使用できます。 |
ProxyMode | 必須でない | 0-1 | 0 | プロキシの操作モード。 0 - アクティブモードでのプロキシ 1 - パッシブモードでのプロキシ このパラメータは、Zabbix 1.8.3からサポート対象となっています。 (取り扱いに注意を要する)プロキシ設定データは、アクティブなプロキシの使用時、Zabbixサーバのトラッパーポートへのアクセス権を持つユーザーも利用可能な場合があることに注意してください。これが起こり得るのは、誰でもアクティブなプロキシを装って設定データをリクエストすることができ、認証がおこなわれないためです。 |
ProxyOfflineBuffer | 必須でない | 1-720 | 1 | Zabbixサーバとの接続がない場合、プロキシはN時間、データを保存します。 古いデータが失われます。 |
ServerPort | 必須でない | 1024-32767 | 10051 | Zabbixサーバ上のZabbixトラッパーのポート。 アクティブモードのプロキシパラメータ。パッシブモードのプロキシに対しては、このパラメータは無視されます(ProxyModeパラメータを参照)。 |
Server | 必須 | ZabbixサーバのIPアドレス(またはホスト名) アクティブモードのプロキシは、サーバから設定データを取得します。 アクティブモードのプロキシパラメータ。パッシブモードのプロキシに対しては、このパラメータは無視されます(ProxyModeパラメータを参照)。 |
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SNMPTrapperFile | 必須でない | /tmp/zabbix_traps.tmp | SNMPトラップデーモンからプロキシに提供するために使用される一時的なファイル。 zabbix_trap_receiver.plまたはSNMPTT設定ファイルと同一である必要があります。 このパラメータは、Zabbix 2.0.0からサポート対象となっています。 |
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SourceIP | 必須でない | 送信接続用のソースIPアドレス。 | ||
SSHKeyLocation | 必須でない | SSHチェックとアクションのための公開鍵と秘密鍵の場所 | ||
StartDBSyncers | 必須でない | 1-100 | 4 | DB Syncersのプリフォークされたインスタンスの数。 1.8.5以前のバージョンの場合は、上限は64でした。 このパラメータは、Zabbix 1.8.3からサポート対象となっています。 |
StartDiscoverers | 必須でない | 0-250 | 1 | ディスカバラーのプリフォークされたインスタンスの数。 1.8.5以前のバージョンの場合は、上限は255でした。 |
StartHTTPPollers | 必須でない | 0-1000 | 1 | HTTPポーラーのプリフォークされたインスタンスの数。 |
StartIPMIPollers | 必須でない | 0-1000 | 0 | IPMIポーラーのプリフォークされたインスタンスの数。 1.8.5以前のバージョンの場合は、上限は255でした。 |
StartJavaPollers | 必須でない | 0-1000 | 0 | Javaポーラーのプリフォークされたインスタンスの数。 このパラメータは、Zabbix 2.0.0からサポート対象となっています。 |
StartPingers | 必須でない | 0-1000 | 1 | ICMPピンガーのプリフォークされたインスタンスの数。 1.8.5以前のバージョンの場合は、上限は255でした。 |
StartPollersUnreachable | 必須でない | 0-1000 | 1 | IPMIを含め、到達できなかったホストのポーラーのプリフォークされたインスタンスの数。 1.8.5以前のバージョンの場合は、上限は255でした。 このオプションはバージョン1.8.3では存在しません。 |
StartPollers | 必須でない | 0-1000 | 5 | ポーラーのプリフォークされたインスタンスの数。 1.8.5以前のバージョンの場合は、上限は255でした。 |
StartSNMPTrapper | 必須でない | 0-1 | 0 | 1に設定されている場合、SNMPトラッパープロセスが起動します。 このパラメータは、Zabbix 2.0.0からサポート対象となっています。 |
StartTrappers | 必須でない | 0-1000 | 5 | トラッパーのプリフォークされたインスタンスの数。 トラッパーは、Zabbixセンダーやアクティブエージェントからの入接続を許容します。 1.8.5以前のバージョンの場合は、上限は255でした。 |
StartVMwareCollectors | 必須でない | 0-250 | 0 | プリフォークされたvmware collectorインスタンスの数。 このパラメータは、Zabbix 2.2.0からサポート対象となっています。 |
Timeout | 必須でない | 1-30 | 3 | エージェント、SNMPデバイスまたは外部チェックをリッスンする時間を指定します(秒単位)。 |
TmpDir | 必須でない | /tmp | 一時的なディレクトリ。 | |
TrapperTimeout | 必須でない | 1-300 | 300 | トラッパーが新しいデータを処理するのに費やす時間(秒単位)を指定します。 |
UnavailableDelay | 必須でない | 1-3600 | 60 | ホストが稼働していない期間中に、ホストの可用性を確認する頻度(秒単位)。 |
UnreachableDelay | 必須でない | 1-3600 | 15 | ホストに接続できない期間中に、ホストの可用性を確認する頻度(秒単位)。 |
UnreachablePeriod | 必須でない | 1-3600 | 45 | ホストが利用不可とみなす接続できない期間(秒単位)。 |
VMwareCacheSize | 必須でない | 256K-2G | 8M | VMwareデータを保存するための共有メモリサイズ。 VMware内部チェックzabbix[vmware,buffer,…]を使用して、VMwareキャッシュ使用量を監視できます(内部チェックを参照してください)。 起動するように設定されているvmware collectorインスタンスがない場合は、共有メモリは割り当てられないことに注意してください。 このパラメータは、Zabbix 2.2.0からサポート対象となっています。 |
VMwareFrequency | 必須でない | 10-86400 | 60 | 単一のVMwareサービスのデータ収集間隔(秒単位)。 この間隔は、VMware監視アイテムの最小間隔に設定する必要があります。 このパラメータは、Zabbix 2.2.0からサポート対象となっています。 |
本ページは2014/08/05時点の原文を基にしておりますので、内容は必ずしも最新のものとは限りません。
最新の情報は、英語版のZabbix2.2マニュアルを参照してください。