最も使用されているSNMP OIDには、Zabbixにより自動的に数値表現に変換されるものがあります。例えば、ifIndexは1.3.6.1.2.1.2.2.1.1に変換され、ifIndex.0は1.3.6.1.2.1.2.2.1.1.0に変換されます。
以下は、特別なOIDの一覧です。
特別なOID 識別 | 説明 | |
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ifIndex | 1.3.6.1.2.1.2.2.1.1 | 各インターフェースに対する固有の値。 |
ifDescr | 1.3.6.1.2.1.2.2.1.2 | インターフェースに関する情報を含むテキストの文字列。この文字列には、製造者の名前、製品名、ハードウェアインターフェースのバージョンが含まれている必要があります。 |
ifType | 1.3.6.1.2.1.2.2.1.3 | インターフェースのタイプで、プロトコルスタックにおいてネットワーク層の「直下」にある物理/リンクプロトコルに従って区別されます。 |
ifMtu | 1.3.6.1.2.1.2.2.1.4 | インターフェースで送受信できる最大データグラムのサイズで、オクテット単位で指定されます。 |
ifSpeed | 1.3.6.1.2.1.2.2.1.5 | インターフェースの現在のバンド幅の推定値で、単位はビット/秒です。 |
ifPhysAddress | 1.3.6.1.2.1.2.2.1.6 | プロトコルスタックにおいてネットワーク層の「直下」にあるプロトコル層でのインターフェースのアドレス。 |
ifAdminStatus | 1.3.6.1.2.1.2.2.1.7 | インターフェースの現在の管理状況。 |
ifOperStatus | 1.3.6.1.2.1.2.2.1.8 | インターフェースの現在の動作状況。 |
ifInOctets | 1.3.6.1.2.1.2.2.1.10 | インターフェースで受信したオクテットの総数で、フレーミング文字を含みます。 |
ifInUcastPkts | 1.3.6.1.2.1.2.2.1.11 | 上位層プロトコルに配信されたサブネットワーク向けユニキャストパケットの数。 |
ifInNUcastPkts | 1.3.6.1.2.1.2.2.1.12 | 上位層プロトコルに配信された非ユニキャスト(つまり、サブネットワーク向けブロードキャストまたはサブネットワーク向けマルチキャスト)パケットの数。 |
ifInDiscards | 1.3.6.1.2.1.2.2.1.13 | 上位層プロトコルへの配信を止めるため、エラーが検出されていなくとも破棄するように指定された着信パケットの数。こうしたパケットを破棄する1つの理由は、バッファ領域を解放することが考えられます。 |
ifInErrors | 1.3.6.1.2.1.2.2.1.14 | 上位層プロトコルへの配信を止めた、エラーを含んでいた着信パケット数。 |
ifInUnknownProtos | 1.3.6.1.2.1.2.2.1.15 | 不明またはサポートされていないプロトコルが原因で破棄された、インターフェースを介して受信されたパケット数。 |
ifOutOctets | 1.3.6.1.2.1.2.2.1.16 | インターフェースから配信されたオクテットの総数で、フレーミング文字を含みます。 |
ifOutUcastPkts | 1.3.6.1.2.1.2.2.1.17 | 上位プロトコルが配信を要求したパケットの総数。このサブ層のマルチキャストアドレスまたはブロードキャストアドレスに配信されなかったもので、破棄または未送信だったものを含みます。 |
ifOutNUcastPkts | 1.3.6.1.2.1.2.2.1.18 | 上位プロトコルが配信を要求したパケットの総数。このサブ層のマルチキャストアドレスまたはブロードキャストアドレスに宛で、破棄または未送信だったものを含みます。 |
ifOutDiscards | 1.3.6.1.2.1.2.2.1.19 | 配信を止めるため、エラーが検出されていなくとも破棄することを選択された送信パケットの数。こうしたパケットを破棄する1つの理由は、バッファ領域を解放することが考えられます。 |
ifOutErrors | 1.3.6.1.2.1.2.2.1.20 | エラーのために配信されなかった発信パケットの数。 |
ifOutQLen | 1.3.6.1.2.1.2.2.1.21 | 出力パケットキューの長さ(パケット単位)。 |
本ページは2014/08/05時点の原文を基にしておりますので、内容は必ずしも最新のものとは限りません。
最新の情報は、英語版のZabbix2.2マニュアルを参照してください。