1 ネットワークディスカバリ
概要
Zabbixは、効果的かつ非常に柔軟な自動ネットワークディスカバリ機能を備えています。
ネットワークディスカバリを正しくセットアップすることで、次のことが可能になります。
- Zabbixの展開の高速化
- 管理の簡素化
- 急速に変化する環境でZabbixを使用するのに過剰な管理が不要
Zabbixネットワークディスカバリは、次の情報に基づいています。
- IPアドレスの範囲
- 外部サービス(FTP、SSH、WEB、POP3、IMAP、TCPなど)の利用可否
- Zabbixエージェントから受信する情報
- SNMPエージェントから受信する情報
次のことはできません。
- ネットワークトポロジーの発見
ネットワークディスカバリは、基本的に、ディスカバリとアクションの2段階で構成されています。
ディスカバリ
Zabbixは、ネットワークディスカバリルールで定義されたIPアドレスの範囲を定期的にスキャンします。チェックの頻度は、ルールごとに個別に設定できます。
各ルールにはサービスチェック一式があり、そのIPアドレスの範囲に対して実施されるように定義されています。
ディスカバリチェックは、その他のチェックとは別に処理されます。どのチェックでもサービスが見つからない(または失敗)場合でも、その他のチェックが処理されます。
ネットワークディスカバリモジュールにより実施される、サービスやホスト(IP)のあらゆるチェックは、ディスカバリイベントを生成します。
| イベント サービ | チェック結果 |
|---|---|
| サービス発見 サービスが | down」後または初発見時に「up」しています。 |
| サービス動作 サービスが | 続的に「up」しています。 |
| サービス不明 サービスが | up」後に「down」しています。 |
| サービス停止 サービスが | 続的に「down」しています。 |
| ホスト発見 ホストの | サービスが「down」後、そのホストの少なくとも1つのサービスが「up」しています。 |
| ホスト動作 ホストの | なくとも1つのサービスが継続的に「up」しています。 |
| ホスト不明 ホストの | なくとも1つのサービスが「up」後、全サービスが「down」しています。 |
| ホスト停止 ホストの | サービスが継続的に「down」しています。 |
アクション
ディスカバリイベントは、次のような関連するアクションの基盤となります。
- 通知レポートの送信
- ホストの追加/削除
- ホストの有効化/無効化
- グループへのホストの追加
- グループからのホストの削除
- ホストのテンプレートへのリンク/リンクの解除
- リモートスクリプトの実行
これらのアクションは、デバイスタイプ、IP、ステータス、アップタイム/ダウンタイムなどに関して設定できます。ネットワークディスカバリに基づくイベントに対するアクションの設定に関して、その詳細については、アクションの実行と 条件のページを参照してください。
ホスト作成
[ホストを追加]の操作を選択すると、ホストが追加されます。ホスト上のアクション(テンプレートのリンクまたはグループへの追加)が起こるその他の操作を選択した場合、[ホストを追加]の操作が行われなくても、ホストが追加されます。
ホストの追加時、ホスト名は逆引き参照の結果により付けられます。逆引きが失敗した場合は、IPアドレスとなります。参照は、ZabbixサーバまたはZabbixプロキシのうち、ディスカバリを実行する方から実施されます。プロキシで探索が失敗した場合、サーバでは再試行されません。同じ名前を持つホストが既に存在する場合、次のホストには名前に「_2」が添えられ、連番で「_3」が添えられます。
ホスト追加時のインターフェース作成
ネットワークディスカバリの結果としてホストが追加される場合、次のルールに従って、インターフェースが作成されます。
- サービス検出 - 例えば、SNMPチェックが成功した場合、SNMPインターフェースが作成されます。
- ホストがZabbixエージェントにもSNMPリクエストにも応答した場合、両方のタイプのインターフェースが作成されます。
- 固有性を特定する基準がZabbixエージェントまたはSNMPが返すデータである場合、あるホストで発見された最初のインターフェースが、デフォルトとして作成されます。他のIPアドレスは、追加のインターフェースとして追加されます。
- ホストがエージェントチェックにのみ応答した場合は、エージェントのインターフェースだけで作成されます。後にSNMPに応答し始めた場合、追加のSNMPインターフェースが加えられます。
- 3つの別々のホストが最初に作成され、「IP」の固有性の基準によって発見され、続いてホストA、B、Cが同一の固有性の基準の結果を持つようにディスカバリルールが修正された場合、BとCは、最初のホストAに対する追加のインターフェースとして作成されます。個別のホストBとCはそのまま残ります。[監視データ]→[ディスカバリ]において、追加されたインターフェースは、[発見されたホスト]の列に黒いフォントでインデントされて表示されますが、[監視中のホスト]の列には、最初に作成されたホストAのみが表示されます。追加インターフェースと考えられるIPについては、「アップタイム/ダウンタイム」は測定されません。
本ページは2014/08/05時点の原文を基にしておりますので、内容は必ずしも最新のものとは限りません。
最新の情報は、英語版のZabbix2.2マニュアルを参照してください。