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Zabbix Summit 2022
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1 ネットワークディスカバリ

概要

Zabbix は、効果的でとても柔軟な自動ネットワークディスカバリ機能を提供しています。

ネットワークディスカバリを適切に設定すると、次のような効果があります:

  • Zabbix の展開スピードアップ
  • 管理のシンプル化
  • 急速に変化する環境で、過剰な管理なしでZabbixを使用可能

Zabbix のネットワークディスカバリは、次の情報に基づいています:

  • IPアドレスの範囲
  • 外部サービスの可用性 (FTP, SSH, WEB, POP3, IMAP, TCP, etc)
  • Zabbix エージェントから受信する情報 (非暗号化モードのみサポート)
  • SNMP エージェントから受信する情報

以下の機能は提供「しません」:

  • ネットワークトポロジの検出

ネットワークディスカバリは、基本的に、ディスカバリとアクションの2段階で構成されます。

ディスカバリ

Zabbixはネットワークディスカバリルール で定義された IP 範囲を定期的にスキャンします。 チェックの頻度はルールごと個別に設定できます。

1 つのディスカバリルールは、常に 1 つのディスカバリプロセスによって処理されることに注意してください。 IP 範囲は、複数のディスカバリプロセス間で分割されません。

各ルールには、IP 範囲に対して実行するように定義された一連のサービス チェックがあります。

ディスカバリチェックは、他のチェックとは別に処理されます。 チェックでサービスが見つからない (または失敗した) 場合でも、他のチェックは引き続き処理されます。

ネットワークディスカバリモジュールによって実行されるサービスとホスト (IP) のチェックごとに、ディスカバリイベントが生成されます。

イベント サービス結果の確認
Service Discovered サービスは'ダウン'した後または初めて検出されたときに'アップ'しています。
Service Up サービスは'アップ'した後、引き続き'アップ'のままです。
Service Lost サービスは'アップ'した後に'ダウン'しています。
Service Down サービスは'ダウン'した後、引き続き'ダウン'のままです。
Host Discovered ホストのすべてのサービスが'ダウン'した後、または登録されていないホストに属するサービスが検出された後、少なくとも 1 つのサービスが'アップ'しています。
Host Up 少なくとも 1 つのサービスが既に’アップ’していた後、ホストの少なくとも 1 つのサービスが引き続き'アップ'のままです。
Host Lost ホストのすべてのサービスは、少なくとも 1 つが'アップ'した後、'ダウン'しています。
Host Down ホストのすべてのサービスは、'ダウン'した後、引き続き'ダウン'のままです。

アクション

ディスカバリイベントは、次のような関連するアクションの基盤になります:

  • 通知の送信
  • ホストの追加/削除
  • ホストの有効化/無効化
  • グループへのホストの追加
  • グループからのホストの削除
  • テンプレートへのホストのリンク/テンプレートからのホストのリンクの削除
  • リモートスクリプトの実行

これらのアクションはデバイスタイプ、IP、ステータス、アップタイム/ダウンタイムなどに関して設定可能です。イベントに基づくネットワークディスカバリに対するアクションの設定に関する詳細は、アクションのオペレーションコンディションのページを参照してください。

ネットワーク検出アクションはイベントベースであるため、検出されたホストがオンラインの場合とオフラインの場合の両方でトリガーされます。 Service Lost/ServiceDownイベントでAddhostがトリガーされるなどのアクションを回避するために、アクション条件Discovery status:upを追加することを強くお勧めします。それ以外の場合、検出されたホストが手動で削除された場合でも、Service Lost/Service Downイベントが生成され、次の検出サイクル中に再作成されます。

検出されたホストのテンプレートへのリンクは、リンク可能なテンプレートのいずれかに、ホストまたは別のリンク可能なテンプレートにすでに存在する一意のエンティティ(アイテムキーなど)と同じ一意のエンティティ(アイテムキーなど)がある場合、まとめて失敗します。

ホストの作成

ホストの追加操作が選択されている場合にホストが追加されますが、 ホストの追加操作を選択していない場合でも、ホストでアクションが発生する操作を選択すると、ホストも追加されます。そのような操作は次のとおりです。

  • ホストを有効にする
  • ホストを無効にする
  • ホストをホストグループに追加する
  • テンプレートをホストにリンクする

作成されたホストはDiscovered hosts グループに追加されます。(デフォルトでは、管理一般その他で設定可能) ホストを別のグループに追加する場合は* Remove from hostgroups操作を追加します。("Discovered hosts"を指定)また、ホストはホストグループに属している必要があるため、Add to host groups*操作(追加先は別のホストグループを指定)を追加します。

ホストの命名

ホストを追加する場合、ホスト名は逆引きDNSルックアップの結果または逆引きルックアップが失敗した場合のIPアドレスです。ルックアップは、検出を行っているZabbixサーバーまたはZabbixプロキシから実行されます。プロキシでルックアップが失敗した場合でもサーバーで再試行されません。同じ名前のホストがすでに存在する場合、次のホストには名前に_2 を追加し、また次のホストには_3というように追加されます。

DNS/IPルックアップをオーバーライドして、ホスト名にアイテム値を使用することもできます。次に例を示します。

  • 検出用のZabbixエージェントアイテムを使用して実行されているZabbixエージェントで、複数のサーバーを検出し、このアイテムによって返される文字列値に基づいて、適切な名前をサーバーに自動的に割り当てる
  • SNMPエージェントアイテムを使用して、複数のSNMPネットワークデバイスを検出し、このアイテムによって返される文字列値に基づいて、適切な名前を自動的に割り当てる

ホスト名がアイテム値を使用して設定されている場合、次の検出チェックでもホスト名は更新されません。項目値でホスト名を設定できない場合は、デフォルト値(DNS名)を使用します。

検出されたIPアドレスを持つホストがすでに存在する場合、新しいホストは作成されません。ただし、検出アクションに操作(リンクテンプレート、ホストグループへの追加など)が含まれている場合、それらは既存のホストで実行されます。

ホストの削除

ネットワーク検出ルールによって検出されたホストは、検出されたエンティティがルールのIP範囲内にない場合、監視検出からすぐ自動的に削除されます。

ホスト追加時のインターフェース作成

ホストがネットワークディスカバリの結果として追加されると、次のルールに従って作成されたインターフェイスを取得します。

  • 検出されたサービス - たとえば、SNMP チェックが成功した場合、SNMP インターフェースが作成されます
  • ホストが Zabbix エージェントと SNMP リクエストの両方に応答した場合、両方のタイプのインターフェースが作成されます
  • 一意性の基準が Zabbix エージェントまたは SNMP から返されたデータである場合、ホストに対して最初に見つかったインターフェイスがデフォルトとして作成されます。 その他の IP アドレスは、追加のインターフェイスとして追加されます。 アクションの条件 (ホスト IP など) は、インターフェイスの追加には影響しません。 注意 これは、すべてのインターフェースが同じディスカバリルールによって検出された場合に機能することに注意してください。 別のディスカバリルールが同じホストの別のインターフェイスを検出した場合、追加のホストが追加されます。
  • ホストがエージェント チェックのみに応答した場合、ホストはエージェント インターフェイスのみで作成されます。 後で SNMP への応答を開始した場合は、追加の SNMP インターフェイスが追加されます。
  • 'IP'による一意性基準によって検出された 3 つの個別のホストが最初に作成され、ホスト A、B、および C が同一の一意性基準結果を持つようにディスカバリルールが変更された場合、B および C は A の追加インターフェイスとして作成されます。 最初のホストである個々のホスト B と C は残ります。 監視データ → ディスカバリ では、追加されたインターフェースは"検出されたデバイス"列に黒いフォントでインデントされて表示されますが"監視対象ホスト"列には最初に作成されたホストである A のみが表示されます。 追加のインターフェースと見なされる IP については"アップタイム/ダウンタイム"は測定されません。

プロキシ設定の変更

異なるプロキシによって検出されたホストは、常に異なるホストとして扱われます。これにより、異なるサブネットで使用される同一IP範囲を検出できますが、プロキシの変更は検出されたすべてのホストにも適用する必要があるため、すでに監視されているサブネットのプロキシの変更は複雑です。

たとえば、検出ルールでプロキシを置き換える手順は次のとおりです。

  1. 検出ルールを無効にする
  2. プロキシ設定を同期する
  3. 検出ルールのプロキシを置き換える
  4. このルールによって検出されたすべてのホストのプロキシを置き換える
  5. 検出ルールを有効にする