18 Windowsのsystem.cpu.utilアイテムに関する注意事項

system.cpu.util アイテムは、CPU 使用率(%)を示します。

Windows 版 Zabbix エージェントでコレクタープロセスが開始されると、N 個の論理プロセッサ(スレッド)に対応する N 個のアイテムを格納するバッファが初期化されます。バッファ内の値は、Windows パフォーマンスカウンターを使用して定期的に更新されます。これらの値は、system.cpu.util[n] が要求されたときに報告されます(0 <= n < N)

バッファ内のもう 1 つのアイテムは、system.cpu.util[total] に使用されます。

Zabbix は、NUMA システムとプロセッサグループをサポートしていない古いバージョンの Windows の両方をサポートするために、異なるパフォーマンスカウンターを自動的に選択します。

論理プロセッサ(スレッド)数が 64 以下で、プロセッサグループの数が 1 の場合、次のようになります。

N は論理プロセッサ(スレッド)数です。
       
       \Processor(_Total)\% プロセッサ時間
       \Processor(0)\% プロセッサ時間
       \Processor(1)\% プロセッサ時間
       \Processor(2)\% プロセッサ時間
       ...
       \Processor(N-1)\% プロセッサ時間

その他:

G はプロセッサグループ数、N はグループ内の論理プロセッサ(スレッド)数です。
       
       \プロセッサ情報(_合計)\プロセッサ時間(%)
       \プロセッサ情報(0,0)\プロセッサ時間(%)
       \プロセッサ情報(0,1)\プロセッサ時間(%)
       \プロセッサ情報(0,2)\プロセッサ時間(%)
       ...
       \プロセッサ情報(0,N-1)\プロセッサ時間(%)
       ...
       \プロセッサ情報(G-1,0)\プロセッサ時間(%)
       \プロセッサ情報(G-1,1)\プロセッサ時間(%)
       \プロセッサ情報(G-1,2)\プロセッサ時間(%)
       ...
       \プロセッサ情報(G-1,N-1)\プロセッサ時間(%)