3 ハウスキーピング

概要

ハウスキーパーは、Zabbix サーバーによって定期的に実行されるプロセスです。

このプロセスは、古くなった情報とユーザーが削除した情報を削除します。

このセクションでは、イベントとアラート、IT サービス、ユーザーセッション、履歴、トレンドについて、タスクごとにハウスキーピングタスクを有効化または無効化できます。 監査ハウスキーピングの設定は、別の メニューセクション で行えます。

ハウスキーピングが有効な場合、ハウスキーパーによって削除されるまでのデータレコードの保存日数を設定できます。

アイテム/トリガーを削除すると、そのアイテム/トリガーによって生成された問題も削除されます。

また、イベントは、問題と関連付けられていない場合のみ、ハウスキーパーによって削除されます。 つまり、イベントが問題イベントまたは回復イベントの場合、関連する問題レコードが削除されるまで削除されません。 ハウスキーパーは、古いイベントや問題レコードによる潜在的な問題を回避するため、最初に問題を削除し、その後にイベントを削除します。

履歴とトレンドについては、アイテム履歴期間の上書きアイテムトレンド期間の上書きという追加オプションが利用可能です。 このオプションでは、アイテム履歴/トレンドを保存する日数(1時間~25年、または"0")をグローバルに設定できます。 アイテム設定フォームで個々のアイテムに設定されている保存期間の値を上書きします。 設定オプション保存しないが有効になっているアイテムについては、保存期間が上書きされないことに注意してください。

内部ハウスキーピングが無効になっている場合でも、履歴/トレンドの保存期間を上書きすることは可能です。 したがって、外部ハウスキーパーを使用する場合、履歴のデータ保存期間フィールドを使用して履歴の保存期間を設定できます。

TimescaleDB を使用する場合、履歴、トレンド、監査ログの圧縮ブロックが表示されます。

TimescaleDB を使用する場合、 TimescaleDB の履歴テーブルとトレンドテーブルの自動パーティション分割を最大限に活用するには、 アイテム履歴期間の上書きおよびアイテムトレンド期間の上書きオプション、および履歴とトレンドの内部ハウスキーピングの有効化オプションを有効にする必要があります。 有効にしない場合、これらのテーブルに保存されているデータは引き続きパーティションに保存されますが、 ハウスキーパーは古いパーティションを削除せず、 設定が間違っているという警告が表示されます。 古いパーティションの削除を有効にすると、 Zabbix サーバーとフロントエンドは削除されたアイテムを追跡しなくなり、 古いパーティションが削除されると、削除されたアイテムの履歴もクリアされます。

期間フィールドでは、時間サフィックスがサポートされています(例:1d(1日)、1w(1週間)) 最小値は1日(履歴の場合は1時間)、最大値は25年です。

デフォルトにリセットボタンをクリックすると、変更内容を元に戻すことができます。