内部チェックでは、Zabbixの内部処理を監視することができます。つまり、ZabbixサーバーやZabbixプロキシで何が行われているのかを監視することができます。
内部チェックを算出:
内部チェックは、ホストのメンテナンス状態に関係なく、サーバーまたはプロキシで処理されます。
このアイテムを使用するには、アイテムのZabbixインターナルタイプを選択してください。
内部チェックはZabbixポーラープロセスによって処理されます
いくつかの内部チェックアイテムを使用すると、パフォーマンスに悪影響を及ぼす可能性があります。そのアイテムは以下の通り:
zabbix[host,,items]
zabbix[host,,items_unsupported]
zabbix[hosts]
zabbix[items]
zabbix[items_unsupported]
zabbix[queue]
zabbix[required_performance]
zabbix[stats,,,queue]
zabbix[triggers]
Webインターフェースのシステム情報 と キュー も影響を受けます。
アイテムキーの一覧にカスタマイズ可能なパラメータや追加情報の説明が記載されていません。。アイテムキーをクリックすると、詳細が表示されます。
アイテムキー | 説明 |
---|---|
zabbix[boottime] | ZabbixサーバーまたはZabbixプロキシのプロセスの起動時間(秒単位) |
zabbix[cluster,discovery,nodes] | Zabbix HAノードの検出 |
zabbix[connector_queue] | connectorキューに登録された値の数 |
zabbix[discovery_queue] | discoveryキューに登録されたネットワーク・チェックの数 |
zabbix[host,,items] | ホスト上で有効なアイテム(正常または取得不可のアイテム)の数 |
zabbix[host,,items_unsupported] | ホスト上で有効な取得不可のアイテムの数 |
zabbix[host,,maintenance] | ホストの現在のメンテナンス状態 |
zabbix[host,active_agent,available] | ホスト上の監視中のエージェント監視の可用性 |
zabbix[host,discovery,interfaces] | Webインタフェースのホストに設定されているすべてのインターフェースの詳細 |
zabbix[host,,available] | ホスト上の特定タイプの監視のメインインターフェイスの可用性 |
zabbix[hosts] | 監視対象ホストの数 |
zabbix[items] | 有効なアイテム(正常または取得不可のアイテム)の数 |
zabbix[items_unsupported] | 取得不可のアイテムの数 |
zabbix[java,,] | Zabbix Java gatewayに関する情報 |
zabbix[lld_queue] | LLDキューにキューイングされた値の数 |
zabbix[preprocessing] | preprocessing managerプロセスによって受信された値の統計 |
zabbix[preprocessing_queue] | preprocessingキューに登録された値の数 |
zabbix[process,,,] | 特定のZabbixプロセスまたはプロセスグループ(<type>および<mode>で識別)が<state>で動作した時間の割合(パーセンテージ) |
zabbix[proxy,discovery] | Zabbixプロキシの一覧 |
zabbix[proxy group,,available] | プロキシグループ内のオンラインなプロキシの数 |
zabbix[proxy group,,pavailable] | プロキシグループ内のオンラインなプロキシの割合 |
zabbix[proxy group,,proxies] | プロキシグループ内のZabbixプロキシの一覧 |
zabbix[proxy group,,state] | プロキシ グループの状態 |
zabbix[proxy group,discovery] | 設定とリアルタイムデータを含むプロキシグループの一覧 |
zabbix[proxy_buffer,buffer,] | プロキシのメモリ・バッファーの使用状況統計 |
zabbix[proxy_buffer,state,changes] | 開始以降のディスク/メモリ・バッファ・モード間の状態変化の数 |
zabbix[proxy_buffer,state,current] | 新しいデータが保存されている現在の動作状態 |
zabbix[proxy_history] | サーバーへ送信待ちとなっているプロキシのヒストリテーブル内のデータの数 |
zabbix[queue,,] | キュー内の監視対象アイテムの内、<from>秒以上<to>秒未満遅延しているアイテムの数 |
zabbix[rcache,,] | Zabbix configurationキャッシュの可用性統計 |
zabbix[requiredperformance] | ZabbixサーバーまたはZabbixプロキシで要求されたパフォーマンス(1秒あたりの監視アイテム数) |
zabbix[stats,,] | リモートのZabbix サーバーまたはプロキシの内部メトリック |
zabbix[stats,,,queue,,] | リモートのZabbixサーバーまたはプロキシの内部キューメトリック |
zabbix[tcache,,] | Zabbix trend functionキャッシュの有効性統計 |
zabbix[triggers] | 有効なホスト上の全ての有効なアイテムを利用したZabbixデータベース内の有効なトリガーの数。 |
zabbix[uptime] | ZabbixサーバーまたはZabbixプロキシのプロセスの稼働時間(秒単位) |
zabbix[vcache,buffer,] | Zabbix valueキャッシュの可用性統計 |
zabbix[vcache,cache,] | Zabbix valueキャッシュの有効性統計 |
zabbix[version] | Zabbixサーバーまたはプロキシのバージョン |
zabbix[vmware,buffer,] | Zabbix vmwareキャッシュの可用性統計 |
zabbix[vps,written] | データベースに書き込まれた監視データの合計件数 |
zabbix[wcache,,] | Zabbix writeキャッシュの統計と可用性 |
ZabbixサーバーまたはZabbixプロキシのプロセスの起動時間(秒単位)
戻り値: 数値(整数)
Zabbix HAノードを検出します。
戻り値: JSONオブジェクト.
コメント:
connectorキューに登録された値の数
戻り値: 数値(整数)
discoveryキューに登録されたネットワーク・チェックの数
戻り値: 数値(整数)
ホスト上で有効なアイテム(正常または取得不可のアイテム)の数
戻り値: 数値(整数).
ホスト上で有効な取得不可のアイテムの数
戻り値: 数値(整数)
ホストの現在のメンテナンス状態
Return values: 0 - 通常の状態 1 - データ収集ありのメンテナンス 2 - データ収集なしのメンテナンス
コメント:
ホスト上のアクティブエージェントチェックの可用性
戻り値: 0 - 不明、1 - 使用可能、2 - 使用不可
Webインタフェースのホストに設定されているすべてのインターフェースの詳細
戻り値: JSONオブジェクト
コメント:
ホスト上の特定タイプの監視のメインインターフェイスの可用性
戻り値: 0 - 利用不可 1 - 利用可能 2 - 不明
パラメータ:
コメント:
監視対象ホストの数
戻り値: Integer
有効なアイテムの数(サポートされているものとサポートされていないもの)
戻り値: Integer
サポートされていないアイテムの数
戻り値: Integer
Zabbix Java gatewayに関する情報
戻り値: 1 - <param>がpingの場合; Java gatewayバージョン - <param>がversionの場合(例: "7.0.0")
パラメータ:
コメント:
nodata()
を使用してJava gatewayの可用性を確認するために使用できます。
LLDキューに登録された値の数
戻り値: 数値(整数)
コメント:
preprocessing managerによって受信された値の統計:
- queued - 保存前処理を必要とするキューに入れられた値の数とサイズ(カウンター)
- direct - 保存前処理を必要としないキューに入れられた値の数とサイズ(カウンター)
- queue - preprocessingキューに登録された値の数(zabbix[preprocessing_queue]
と同じ)
戻り値: JSON
このアイテムはZabbix7.0.12以降でサポートされています。
戻り値の例:
{"data":
{
"queued": {
"count": 106,
"size": 58620
},
"direct": {
"count": 395,
"size": 33843
},
"queue": 0
}
}
preprocessingキューに登録された値の数
戻り値: 数値(整数)
コメント:
特定のZabbixプロセスまたはプロセスグループ(<type>および<mode>で識別)が<state>で動作した時間の割合(パーセンテージ)。これは最後の1分間のみ計算されます。<type>の指定は必須です。
戻り値:数値(浮動小数)
パラメータ:
コメント:
例:
zabbix[process,poller,avg,busy] #pollerプロセスが過去1分間に何らかの処理を行った時間の割合
zabbix[process,"icmp pinger",max,busy] #過去1分間で ICMP pingerプロセスが何らかの処理を行った時間の割合
zabbix[process,"history syncer",2,busy] #過去1分間で history syncer #2 が何らかの処理を行った時間の割合
zabbix[process,trapper,count] #現在実行中のトラッパー プロセスの数
Zabbixプロキシに関する情報
戻り値: Integer
パラメーター:
コメント:
fuzzytime()
関数を使用して、プロキシの可用性を確認できます。例:
Zabbixプロキシのリスト(名前、モード、暗号化、圧縮、バージョン、最終接続、ホスト数、アイテム数、1秒あたりの必要な値(VPS)、バージョンステータス(最新/旧バージョン/サポート対象外)、アイテムタイプごとのタイムアウト、プロキシグループ名(プロキシがグループに属している場合)、状態(不明/オフライン/オンライン))
戻り値:JSONオブジェクト
プロキシグループ内のオンラインプロキシの数
戻り値: Integer
パラメーター:
プロキシグループ内のオンラインプロキシの割合
戻り値: Float
パラメーター:
プロキシグループ内のZabbixプロキシのリスト。名前、モード、暗号化、圧縮、バージョン、最終接続、ホスト数、アイテム数、1秒あたりの必要な値(VPS)、バージョンステータス(最新/旧バージョン/サポート対象外)、タイムアウト、プロキシグループ名、状態(不明/オフライン/オンライン)が含まれます。
戻り値: JSON
パラメーター:
プロキシグループの状態
戻り値: 0 - 不明; 1 - オフライン; 2 - 回復中; 3 - オンライン; 4 - 劣化中
パラメーター:
設定データとリアルタイムデータを含むプロキシグループのリストを返します。設定データには、プロキシグループ名、フェイルオーバー遅延、必要なオンラインプロキシの最小数が含まれます。リアルタイムデータには、プロキシグループの状態(詳細はコメントを参照)、オンラインプロキシの数、オンラインプロキシの割合が含まれます。
戻り値: JSON
コメント:
戻り値の例:
{
"groups": [
{ "name": "Riga", "failover_delay": 60, "min_online": 1 },
{ "name": "Tokyo", "failover_delay": 60, "min_online": 2 },
{ "name": "Porto Alegre", "failover_delay": 60, "min_online": 3 }
],
"details": {
"Riga": { "state": 3, "available": 10, "pavailable": 20 },
"Tokyo": { "state": 3, "available": 10, "pavailable": 20 },
"Porto Alegre": { "state": 1, "available": 0, "pavailable": 0 }
}
}
プロキシメモリバッファの使用状況統計
戻り値: Integer (サイズ); Float (割合)
パラメーター:
コメント:
起動以降のディスク/メモリバッファモード間の状態変化回数を返します。
戻り値: Integer; 0 - メモリバッファは無効です。
コメント:
新しいデータが保存されている現在の動作状態を返します。
戻り値: 0 - ディスク; 1 - メモリ
コメント:
プロキシ履歴テーブル内でサーバーへの送信を待機している値の数
戻り値: Integer
コメント:
キュー内の監視対象アイテムのうち、遅延時間が <from> 秒以上 <to> 秒未満であるアイテムの数
戻り値: Integer
パラメーター:
コメント:
Zabbix プロキシはメンテナンス期間を認識しません。詳細は メンテナンス中のキューの計算 を参照してください。
Zabbix設定キャッシュの可用性統計
戻り値: Integer (サイズ); Float (パーセンテージ)
パラメーター:
ZabbixサーバーまたはZabbixプロキシに必要なパフォーマンス(1秒あたりの新規値として期待される値)
戻り値: Float
コメント:
リモート Zabbix サーバーまたはプロキシの内部メトリック
戻り値: JSON オブジェクト
パラメーター:
コメント:
リモート Zabbix サーバーまたはプロキシの内部キューメトリクス(zabbix[queue,<from>,<to>]
を参照)
戻り値: JSON オブジェクト
パラメーター:
コメント:
Zabbixプロキシはメンテナンス期間を認識しません。詳細については、メンテナンス中のキューの計算 を参照してください。
Zabbixトレンド関数のキャッシュの有効性統計
戻り値: Integer (サイズ); Float (パーセンテージ)
パラメーター:
コメント:
Zabbixデータベース内の有効なトリガーの数。有効なホスト上のすべての項目が有効になっています。
戻り値: Integer
コメント:
Zabbixサーバーまたはプロキシプロセスの稼働時間(秒)
戻り値: Integer
Zabbix値キャッシュの可用性統計
戻り値: Integer (サイズ); Float (パーセンテージ)
パラメーター:
コメント:
Zabbix 値キャッシュの有効性統計。
戻り値: Integer。mode パラメータを指定した場合、0 - 通常モード、1 - 低メモリモードが返されます。
パラメータ:
コメント:
Zabbixサーバーまたはプロキシのバージョン
戻り値: 文字列 例: 7.0.0
Zabbix VMware キャッシュの可用性統計
戻り値: Integer (サイズ)、Float (パーセンテージ)
パラメーター:
データベースに書き込まれた履歴値の総数
戻り値: Integer
Zabbix書き込みキャッシュの統計情報と可用性
戻り値: Integer (数値/サイズ); Float (パーセンテージ)
パラメーター:
コメント:
trend
キャッシュパラメータは Zabbix プロキシではサポートされていません。