1 ホストの設定
概要
ZabbixのWebインターフェースでホストを設定するには、次の手順を実行します。
- データ収集 > ホスト または 監視 > ホスト に移動します
- 画面右上の ホストの作成 をクリックします(既存のホストを編集する場合はホスト名をクリックします)
- フォームにホストのパラメータを入力します
既存のホストの設定フォームにある 複製 ボタンを使用して、新しいホストを作成することもできます。 このホストには、リンクされたテンプレート、それらのテンプレートに含まれるエンティティ(アイテム、トリガーなど)、および既存のホストに直接関連付けられたエンティティを含め、既存のホストのすべてのプロパティが引き継がれます。
ホストを複製した場合、すべてのテンプレートエンティティは テンプレート上の元の状態のまま保持されることに注意してください。既存のホストレベルでそれらのエンティティに加えられた変更 (たとえば、変更されたアイテムの監視間隔、修正された 正規表現、またはローレベルディスカバリルールに追加されたプロトタイプ) は新しいホストには複製されません。代わりに、それらは テンプレート上の状態になります。
設定
ホスト タブには、ホストの一般属性が含まれます:

必須入力フィールドには赤いアスタリスクが付いています。
| Parameter | Description | |
|---|---|---|
| ホスト名 | 一意のホスト名を入力します。英数字、スペース、ドット、ダッシュ、アンダースコアを使用できます。ただし、先頭および末尾のスペースは使用できません。 注: 設定対象のホストで Zabbix エージェントが動作している場合、エージェントの 設定ファイル の Hostname パラメータは、ここで入力したホスト名と同じ値でなければなりません。このパラメータ内の名前は、アクティブチェック の処理で必要です。 |
|
| 表示名 | ホストの一意の表示名を入力します。この名前を設定すると、技術的なホスト名の代わりに、一覧やマップなどで表示される名前になります。この属性は UTF-8 をサポートしています。 | |
| テンプレート | テンプレート をホストにリンクします。すべてのエンティティ(アイテム、トリガー、etc.)はテンプレートから継承されます。 新しいテンプレートをリンクするには、テキスト入力欄にテンプレート名の入力を開始します。一致するテンプレートの一覧が表示されるので、スクロールして選択します。あるいは、フィールドの横にある Select をクリックし、ポップアップウィンドウの一覧からテンプレートを選択することもできます。選択したテンプレートは、ホスト設定フォームを保存または更新したときにホストへリンクされます。 テンプレートのリンクを解除するには、リンク済みテンプレート ブロックの次のいずれかを使用します: Unlink - テンプレートのリンクを解除しますが、そのエンティティ(アイテム、トリガー、etc.)は保持します。 Unlink and clear - テンプレートのリンクを解除し、そのエンティティ(アイテム、トリガー、etc.)をすべて削除します。 一覧に表示されるテンプレート名はクリック可能なリンクで、テンプレート設定フォームへ移動します。 |
|
| ホストグループ | ホストが所属する ホストグループ を選択します。ホストは少なくとも 1 つのホストグループに所属している必要があります。存在しないグループ名を追加することで、新しいグループを作成してホストにリンクできます。 | |
| インターフェース | ホストでは複数のインターフェース種別がサポートされています: Agent、SNMP、JMX、IPMI。 デフォルトではインターフェースは定義されていません。新しいインターフェースを追加するには、インターフェース ブロックの Add をクリックし、インターフェース種別を選択して IP/DNS、Connect to、Port の情報を入力します。 注: いずれかのアイテムで使用されているインターフェースは削除できず、その場合 Remove リンクはグレー表示になります。 SNMP インターフェースの "IP" または "DNS" は、SNMP トラップ にも使用されます。 マッチング時には、ホストインターフェースで選択された "IP" または "DNS" のみが使用されます。 SNMP インターフェース(v1、v2、v3)の設定の詳細については、SNMP 監視の設定 を参照してください。 |
|
| IPアドレス | ホストの IP アドレス(任意)。 | |
| DNS名 | ホストの DNS 名(任意)。 | |
| Connect to | 該当するボタンをクリックすると、Zabbix サーバーがエージェントからデータを取得する際に使用する接続先を指定できます: IP - ホストの IP アドレスに接続します(推奨) DNS - ホストの DNS 名に接続します |
|
| Port | TCP/UDP ポート番号。デフォルト値は、Zabbix エージェントが 10050、SNMP エージェントが 161、JMX が 12345、IPMI が 623 です。 | |
| Default | ラジオボタンを選択すると、デフォルトのインターフェースとして設定されます。 | |
| 説明 | ホストの説明を入力します。 | |
| 監視対象 | 次のいずれでホストを監視するかを選択します: Server - ホストは Zabbix サーバーで監視されます。 Proxy - ホストはスタンドアロンのプロキシで監視されます。 Proxy group - ホストはプロキシグループで監視されます。 |
|
| プロキシ | 割り当てられたプロキシ名が表示されます(Zabbix サーバーが選択したプロキシグループから 1 つ割り当てている場合のみ)。 このフィールドは、ホストがプロキシグループで監視される場合にのみ表示されます。 |
|
| 有効 | チェックボックスをオンにすると、ホストは有効になり、監視可能な状態になります。 チェックボックスをオフにすると、ホストは無効になり、監視されません: Zabbix サーバー/プロキシによって開始されるパッシブデータ要求(たとえば、Zabbix エージェント、SNMP エージェント、simple checks)については、設定同期後に監視が無効になります。ホストにリンクされたトリガーとアクションも、設定が再読み込みされた後にのみ無効になります。 Zabbix エージェントの アクティブチェック については、Zabbix エージェントがホストの無効化情報を受け取ってから約 5 秒以内に監視が停止します。この短い間、ホストはアクティブチェック用のデータをローカルで収集し続け、サーバー/プロキシへ送信しようとします。ただし、ホストは Disabled としてマークされているため、サーバー/プロキシはそのデータを拒否します。 |
|
IPMI タブには、IPMI 管理属性が含まれます。
| Parameter | Description |
|---|---|
| 認証アルゴリズム | 認証アルゴリズムを選択します。 |
| 権限レベル | 権限レベルを選択します。 |
| ユーザー名 | 認証用のユーザー名。ユーザーマクロを使用できます。 |
| パスワード | 認証用のパスワード。ユーザーマクロを使用できます。 |
タグ タブでは、ホストレベルの タグ を定義できます。このホストのすべての障害には、ここで入力した値がタグとして付与されます。

タグでは、ユーザーマクロ、{INVENTORY.*} マクロ、{HOST.HOST}、{HOST.NAME}、{HOST.CONN}、{HOST.DNS}、{HOST.IP}、{HOST.PORT}、{HOST.ID} マクロがサポートされています。
マクロ タブでは、ホストレベルの ユーザーマクロ を名前と値のペアとして定義できます。マクロ値はプレーンテキスト、シークレットテキスト、または Vault シークレットとして保持できます。説明の追加もサポートされています。

継承済みおよびホストマクロ オプションを選択すると、テンプレートレベルおよびグローバルのユーザーマクロもここで表示できます。ここには、ホストに対して定義されたすべてのユーザーマクロが、その解決後の値および由来とともに表示されます。

利便性のため、各テンプレートおよびグローバルマクロ設定へのリンクが用意されています。また、ホストレベルでテンプレート/グローバルマクロを編集して、実質的にそのマクロのコピーをホスト上に作成することもできます。
インベントリ タブでは、ホストの インベントリ 情報を手動で入力できます。また、Automatic インベントリ収集を有効にするか、このホストのインベントリ収集を無効にすることもできます。

インベントリが有効(手動または自動)になっている場合、タブ名の横に緑のドットが表示されます。
暗号化
暗号化タブでは、ホストと暗号化された接続をするように要求できます。
| パラメーター | 説明 |
|---|---|
| ホストへの接続 | Zabbixサーバーまたはプロキシがホスト上のZabbixエージェントに接続する方法: 暗号化なし(デフォルト)、PSK(事前共有キー)または証明書を使用。 |
| ホストからの接続 | ホスト(Zabbixエージェントおよび Zabbix sender)から許可される接続の種類を選択します。複数の接続タイプを同時に選択できます(テストや他の接続タイプへの切り替えに便利です)。デフォルトは"暗号化なし"です。 |
| 発行者 | 許可された証明書の発行者。証明書は最初にCA (証明機関)で検証されます。証明書が有効で、CAによって署名されている場合は、発行者フィールドを使用して、許可されるCAをさらに制限できます。このフィールドは、Zabbixインストールで複数のCAからの証明書を使用する場合に使用することを目的としています。このフィールドが空の場合、どのCAでも受け入れられます。 |
| サブジェクト | 許可された証明書の件名。証明書は最初にCAで検証されます。証明書が有効で、CAによって署名されている場合、サブジェクトフィールドを使用してサブジェクト文字列の値を1つだけ許可できます。このフィールドが空の場合、構成されたCAによって署名された有効な証明書はすべて受け入れられます。 |
| PSKアイデンティティ | 事前共有キーID文字列。 PSK IDには機密情報を入れないでください。これは、受信者にどのPSKを使用するかを通知するために、ネットワーク経由で暗号化されずに送信されます。 |
| PSK | 事前共有キー(16 進文字列)。最大長:ZabbixがGnuTLSまたはOpenSSLライブラリを使用する場合は512桁の16進数(256バイトのPSK)、Zabbixがmbed TLS(PolarSSL)ライブラリを使用する場合は64桁の16進数(32バイトのPSK)。例: 1f87b595725ac58dd977beef14b97461a7c1045b9a1c963065002c5473194952 |
値のマッピング
値のマッピングタブでは、値のマッピングを使用してアイテムの値を分かりやすい表現で表示できるよう設定できます。