3 リンク作成/リンク削除
概要
リンクは、テンプレートをホストに適用するプロセスです。一方、リンク解除は、ホストからテンプレートとの関連付けを削除します。
テンプレートのリンク
テンプレートをホストにリンクするには、次の手順を実行します。
- データ収集 → ホスト に移動します。
- 対象のホストをクリックします。
- テンプレート フィールドにテンプレート名の入力を開始します。一致するテンプレートの一覧が表示されるので、下にスクロールして選択します。
または、フィールドの横にある 選択 をクリックし、ポップアップウィンドウの一覧から1つまたは複数のテンプレートを選択することもできます。 - ホスト属性フォームで 追加/更新 をクリックします。
これで、ホストはテンプレートのすべてのエンティティを持つようになります。
これには、アイテム、トリガー、グラフ、ローレベルディスカバリルール、Webシナリオ、およびダッシュボードが含まれます。
同じホストに複数のテンプレートをリンクする場合、それらのテンプレートに同じアイテムキーを持つアイテムが含まれていると、リンクは失敗します。
また、トリガーとグラフはアイテムを使用するため、同一のアイテムキーを使用している場合、それらも複数のテンプレートから1つのホストにリンクすることはできません。
テンプレートからエンティティ(アイテム、トリガーなど)が追加されると、次のようになります。
- ホスト上に以前から存在していた同一のエンティティは、テンプレートのエンティティとして更新され、そのエンティティに対するホストレベルの既存のカスタマイズはすべて失われます。
- テンプレートのエンティティが追加されます。
- テンプレートのリンク前にホスト上にのみ存在していた直接リンクされたエンティティは、そのまま変更されません。
一覧では、テンプレート由来のすべてのエンティティの先頭に
テンプレート名が付加され、そのエンティティが特定のテンプレートに属していることを示します。
テンプレート名自体(灰色のテキスト)はリンクになっており、
テンプレートレベルでそれらのエンティティの一覧にアクセスできます。
外部チェック、HTTPエージェントチェック、シンプルチェック、SSHチェック、Telnetチェック など、一部のアイテムではホストインターフェースは任意です。
テンプレートをリンクする時点でホストにインターフェースが定義されていない場合、これらのアイテムはインターフェースなしで追加されます。
後からホストインターフェースを追加しても、既存のアイテムには自動的に割り当てられません。
新しく追加したホストインターフェースをすべてのテンプレートアイテムに一括で割り当てるには、まずホストからテンプレートをリンク解除し、その後でもう一度リンクします。
アイテムの履歴を保持するには、リンク解除 オプションを使用し、リンク解除して削除 は使用しないでください。
テンプレート名の接頭辞が付いていないエンティティがある場合、それはテンプレートによって追加されたものではなく、以前からホスト上に存在していたことを意味します。
エンティティの一意性の基準
テンプレートからエンティティ(アイテム、トリガーなど)を追加する際には、 それらのエンティティのうちどれがすでにホスト上に存在していて 更新が必要なのか、またどのエンティティが異なるのかを把握することが重要です。 同一/相違を判断するための一意性の基準は次のとおりです。
- アイテム - アイテムキー
- トリガー - トリガー名と条件式
- カスタムグラフ - グラフ名とそのアイテム群
複数のホストへのテンプレートのリンク
多数のホストのテンプレートのリンクを更新するには、データ収集 → ホスト で チェックボックスをオンにしていくつかのホストを選択し、一覧の下にある 一括更新 をクリックしてから、 テンプレートをリンク を選択します。

追加のテンプレートをリンクするには、一致するテンプレートが候補として表示される ドロップダウンが現れるまで、自動補完フィールドにテンプレート名を入力し始めます。 リンクするテンプレートを選択するには、下にスクロールするだけです。
置換 オプションでは、以前ホストにリンクされていたテンプレートのリンクを解除しつつ、 新しいテンプレートをリンクできます。リンク解除 オプションでは、どのテンプレートの リンクを解除するかを指定できます。リンク解除時に削除 オプションでは、以前に リンクされていたテンプレートのリンクを解除するだけでなく、それらから継承された すべてのエンティティ(アイテム、トリガーなど)も削除できます。
Zabbix には、あらかじめ定義された多数のテンプレートが用意されています。 これらは参考として利用できますが、本番環境でそのまま使用する場合は注意が必要です。 アイテム数が多すぎたり、データの取得頻度が高すぎたりすることがあります。使用する場合は、 実際の要件に合わせて調整してください。
リンクされたエンティティの編集
テンプレートからリンクされたアイテムまたはトリガーを編集しようとすると、多くの主要なオプションが編集不可になっていることに気付くかもしれません。 これは、テンプレートの考え方が、テンプレートレベルで一括して編集を行うことにあるためであり、理にかなっています。 ただし、たとえば個々のホストでアイテムを有効化/無効化したり、更新間隔、履歴の保存期間、その他いくつかのパラメータを設定したりすることは可能です。
エンティティを完全に編集したい場合は、テンプレートレベルで編集する必要があります (テンプレートレベルへのショートカットはフォーム名に表示されます)。 その際、これらの変更は、このテンプレートがリンクされているすべてのホストに影響することに注意してください。
テンプレートレベルでエンティティに対して実施したカスタマイズは、ホストレベルでそのエンティティに対して以前行われたカスタマイズを上書きします。
テンプレートのリンク解除
ホストからテンプレートのリンクを解除するには、次の手順を実行します。
- データ収集 → ホスト に移動します。
- 対象のホストをクリックし、テンプレート フィールドを見つけます。
- テンプレートの横にある リンク解除 または リンク解除して削除 をクリックして、テンプレートのリンクを解除します。
- ホスト属性フォームで 更新 をクリックします。
リンク解除 オプションを選択すると、テンプレートとの関連付けのみが削除され、テンプレートに属するすべてのエンティティはホストに残ります。
これには、アイテム、トリガー、グラフ、ローレベルディスカバリルール、Webシナリオが含まれますが、ダッシュボードは含まれません。
なお、リンクされたテンプレートから継承された値マップおよびタグも削除されます。
リンク解除して削除 オプションを選択すると、テンプレートとの関連付けと、そのテンプレートに属するすべてのエンティティ(アイテム、トリガーなど)の両方が削除されます。