Zabbix Documentation 2.0

2.23.04.04.2 (current)In development:4.4 (devel)Unsupported:1.82.02.43.23.4

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jp:manual:installation

Table of Contents

3. Installation

1 Zabbixの入手方法

概要

Zabbixを入手するには3つの方法があります。

最新のソース、あるいはバーチャル・アプライアンスをダウンロードするには、最新バージョンに直接リンクしているZabbixのダウンロードページに行きます。古いバージョンをダウンロードするには、以下の安定したバージョンのダウンロードリンクを参照してください。


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2014/01/29 04:34

2 要件

ハードウェア要件

メモリ要件

Zabbixには、十分な量の物理メモリとディスク容量が必要です。導入当初は、物理メモリ128 MB とディスクの空き容量256 MB があれば十分です。ただし、必要なディスク容量は、監視するホストとパラメータの数によって異なります。監視パラメータのヒストリを長期間保存することを計画している場合、データベースにヒストリを保存するための十分な容量として少なくとも数GBを確保することを検討する必要があります。 Zabbix デーモンのプロセスは、それぞれが、1つのデータベースに対して複数の接続を確立して動作します。接続に割り当てられるメモリ容量は、データベースエンジンの設定によって異なります。

物理メモリの容量を増やすほど、データベースは高速に動作し、その結果Zabbixも高速に動作します。

CPU要件

Zabbix、特にZabbixデータベースは、監視パラメータの数と使用するデータベースエンジンによって程度は異なりますが、 CPU リソースを大量に消費します。

その他のハードウェア

ZabbixのSMS通知機能を使用する場合、シリアルポートとシリアル GSM モデムが必要です。USBからシリアルへのコンバータも同様に有効です。

ハードウェア設定の例

以下の表に、様々なハードウェア設定の例を示します:

名前 プラットフォーム CPU/メモリ データベース 監視するホスト数
小規模 Ubuntu Linux PII 350MHz 256MB SQLite 20
中規模 Ubuntu Linux 64 bit AMD Athlon 3200+ 2GB MySQL InnoDB 500
大規模 Ubuntu Linux 64 bit Intel Dual Core 6400 4GB RAID10 MySQL InnoDB or PostgreSQL 1000以上
非常に大規模 RedHat Enterprise Intel Xeon 2xCPU 8GB Fast RAID10 MySQL InnoDB or PostgreSQL 10000以上
実際の設定は、アクティブなアイテムと更新速度によって大きく異なります。大規模システムでは、データベースエンジンを専用のマシンで動作させることをお奨めします。

サポートされているプラットフォーム

監視サーバのセキュリティ要件とミッションクリティカルな性質を考慮した場合、必要とされるパフォーマンス、フォールトトレランス、および復旧のしやすさを安定して実現できるOSはUNIXだけです。Zabbixは、市販されている主なバージョンのUNIXで動作します。

Zabbixは、以下のプラットフォームで動作確認済みです:

  • Linux
  • IBM AIX
  • FreeBSD
  • NetBSD
  • OpenBSD
  • HP-UX
  • Mac OS X
  • Solaris
  • Windows: 2000, Server 2003, XP, Vista, Server 2008, 7 (Zabbix エージェントのみ)
Zabbixは、上記以外のUNIX系OSでも同様に動作します。

ソフトウェア要件

Zabbixは、最新のApacheウェブサーバ、主なデータベースエンジン、および PHP スクリプト言語を組み合わせて動作します。

データベース管理システム

ソフトウェア バージョン 解説
MySQL 5.0 以降 MySQLをZabbixのバックエンドデータベースとして使用する場合に必要です。InnoDB エンジンが必要です。
Oracle 10g 以降 OracleをZabbixのバックエンドデータベースとして使用する場合に必要です。
PostgreSQL 8.1 以降 PostgreSQL をZabbixのバックエンドデータベースとして使用する場合に必要です。パフォーマンスを高める必要がある場合は、少なくともPostgreSQL 8.3で使用することをお奨めします。
SQLite 3.3.5 以降 SQLite をZabbixのバックエンドデータベースとして使用する場合に必要です。
IBM DB2 9.7 以降 IBM DB2 をZabbixのバックエンドデータベースとして使用する場合に必要です。
IBM DB2のサポートは実験的なものです!
ZabbixサーバでのSQLite3 の使用のサポートは実験的なものです!

フロントエンド

Zabbix フロントエンドを動作させるには、次のソフトウェアが必要です:

ソフトウェアバージョン解説
Apache1.3.12 以降
PHP5.1.6 以降
PHPエクステンション:
gd2.0 以降PHP GD エクステンションには、PNG形式の画像(–with-png-dir)、JPEG形式の画像(–with-jpeg-dir) およびFreeType2 (–with-freetype-dir)のサポートが必要です。
bcmath php-bcmath (–enable-bcmath)
ctype php-ctype (–enable-ctype)
libXML2.6.15以降ディストリビュータから別パッケージとして提供されている場合はphp-xml または php5-dom
xmlreader ディストリビュータから別パッケージとして提供されている場合はphp-xmlreader
xmlwriter ディストリビュータから別パッケージとして提供されている場合はphp-xmlwriter
session ディストリビュータから別パッケージとして提供されている場合はphp-session
sockets php-net-socket (–enable-sockets)  ユーザースクリプトのサポートが必要。
mbstring php-mbstring (–enable-mbstring )
gettext php-gettext (–with-gettext )
ibm_db2 IBM DB2 をZabbixのバックエンドデータベースとして使用する場合に必要です。
mysql MySQL をZabbixのバックエンドデータベースとして使用する場合に必要です。
Zabbixは、Apache、MySQL、Oracle、PostgreSQLの前のバージョンでも動作します。
デフォルトのDejaVu 以外のフォントを使用するには、PHPのimagerotate機能が必要になります。その機能がない場合、フォントは[監視]→[概要]のヘッダや他の場所で正しくレンダリングされない場合があります。imagerotate機能は、PHPがGDをバンドルしてコンパイルされている場合にのみ有効で、Debianと他のディストリビューションでは提供されていません。

クライアントサイドのウェブブラウザ

CookieとJavaScriptを有効にする必要があります。
Google Chrome、Mozilla Firefox、 Microsoft Internet Explorer 、Operaの最新のバージョンがサポートされています。他のブラウザ(Apple Safari、Konqueror)も動作します。

サーバ

要件 解説
OpenIPMI IPMI のサポートのために必要です。
libssh2 SSH のサポートのために必要です。Version 1.0 以上
fpingICMP ping アイテムのために必要です。
libcurlウェブ監視のために必要です。
libiksemelJabberのサポートのために必要です。
net-snmpSNMPのサポートのために必要です。

データベースサイズ

Zabbix 設定データ を保存するために一定量のディスク容量が必要ですが、ほとんど増えることはありません。

Zabbix データベースサイズは、主に格納されたヒストリデータの量に関する以下の数量によって決まります。

  • 1秒あたりに処理される値の数

Zabbixサーバが1秒あたりに受信する新しい値の平均個数です。たとえば、3000アイテムを更新速度60秒で監視する場合、1秒あたりの値の数は3000/60=50個になります。

これは、毎秒50個の新しい値がZabbixデータベースに追加されることを意味します。

  • ヒストリデータ用のhousekeeperの設定

Zabbixは、一定期間(通常は数週間から数ヶ月)だけ収集した値を保存します。新しい値を追加するたびに、データおよびインデックス用に一定量のディスク容量が消費されます。

そのため、1秒あたり50個の値を受信して、そのヒストリを30日間保存する場合、値の総数は(30×24×3600)×50=129,600,000、すなわち約1.3億個になります。

使用するデータベースと受信する値のデータ型(浮動小数点、整数、文字列、ログファイルなど)によって異なりますが、1つの値を保存するために必要なディスク容量は40バイトから数百バイトまでさまざまです。通常は、1つの値に約50バイトが必要です。上記の例で考えると、1.3億個の値を保存するために、1.3億×50バイト=6.5GBのディスク容量が必要になります。

  • トレンドデータ用のhouskeeperの設定

Zabbixは、テーブルトレンドの各アイテムについて、1時間の最大/最小/平均/個数の統計情報を保存します。保存されたデータは、トレンドグラフや長期間グラフの表示に使用されます。1時間という期間は、カスタマイズできません。

データベースのタイプにもよりますが、Zabbixデータベースに上記の統計情報を1回分保存するために必要なディスク容量は、128バイトです。たとえば、3000個のトレンドデータを5年分保存するとすると、1年分で3000×24×365×128 = 3.4GBなので、5年間では、16.8GBが必要になります。

  • イベントデータ用のhousekeeperの設定

1個のZabbixイベントににつき、約130バイトのディスク容量が必要です。Zabbixで毎日発生するするイベントの数を算出するのは非常に困難です。最悪のケースとして、1秒に1個のイベントが発生すると仮定します。

イベントデータを3年分保存する場合、 3×365×24×3600×130 = 12.3GBのディスク容量が必要になります。

以下の表に、Zabbixシステムに必要なディスク容量の算出に役立つ式を示します:

パラメータ必要なディスク容量を算出するための式(バイト)
Zabbix 設定固定サイズ。通常は10MB以下です。
ヒストリdays*(items/refresh rate)*24*3600*bytes
items :アイテム数
days : ヒストリを保存する日数
refresh rate : アイテムの平均更新速度
bytes : 1個の値を保存するために必要なバイト数。データベースエンジンにもよりますが、通常50バイトです。
トレンドdays*(items/3600)*24*3600*bytes
items : アイテム数
days : トレンド履歴を保存する日数
bytes : 1個のトレンドを保存するために必要なバイト数。データベースエンジンにもよりますが、通常128バイトです。
イベントdays*events*24*3600*bytes
events :1秒あたりのイベント数。最悪のケースでは1秒に1個のイベントが発生すると想定します。
days : イベント歴を保存する日数
bytes : 1個のイベントを保存するために必要なバイト数。データベースエンジンにもよりますが、通常130バイトです。

以上より、必要な総ディスク容量は、以下の式で計算できます:
設定 + ヒストリ + トレンド + イベント
算出したディスク容量は、Zabbixをインストールした直後から必要になるわけではありません。データベースサイズは、最初は増え続けますが、ある時点で一定の値を維持するようになります。どの時点で一定になるかは、housekeeperの設定によります。

分散設定のノードで必要なディスク容量も同様の方法で算出できますが、1つのノードにリンクされている子ノードの数にも依存します。

時刻の同期

Zabbixが動作するサーバでは、正確なシステム日時を維持することが非常に重要です。ホストの時刻を他のマシンの時刻と同期するものとしては、ntpdが最もよく知られているデーモンの一つです。


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2014/01/29 04:35

4 ソースからのインストール

概要

ソースからコンパイルすることによって、Zabbix の最新のバージョンを使用できます。

ソースからのZabbixのインストールについてのステップ・バイ・ステップのチュートリアルをこちらで示します。

2.1 Zabbix デーモンのインストール

1.ソースのアーカイブのダウンロード

Zabbixのダウンロードページに行き、ソースのアーカイブをダウンロードします。ダウンロードしたら、以下を実行してソースを展開します:

$ tar -zxvf zabbix-2.0.0.tar.gz
コマンドでは 正しいZabbix バージョンを入力してください。ダウンロードアーカイブの名前と適合している必要があります。

2. ユーザーアカウントの作成

すべてのZabbix のデーモンプロセスに対して、特権を持たないユーザーが必要です。ある1つの特権を持たないユーザーアカウントから開始されると、Zabbix デーモンはそのユーザーとして動作します。

しかし、Zabbix デーモンが root アカウントから開始されると、必ず存在するはずの zabbix ユーザーのアカウントに切り替えられて保護されます。Linux システムで、各自のグループ内にこのようなzabbix ユーザーアカウントを作成するには、次のように実行します:

groupadd zabbix
useradd -g zabbix zabbix

Zabbix フロントエンドのインストールには、個別のユーザーアカウントは不要です。

ZabbixサーバZabbixエージェントを同一のマシン上で動作させる場合は、エージェントの動作とサーバの動作に対してそれぞれ異なるユーザーで使用することをお奨めします。そうしないと、両方が同一ユーザーとして動作している場合、エージェントはサーバの設定ファイルにアクセスでき、Zabbix での管理者レベルのユーザーとして、例えばデータベースのパスワードのような情報が極めて容易に取得できてしまいます。

root や bin、その他特別な権限をもつアカウントでZabbixを動作させることは、セキュリティリスクとなります。

3. Zabbix データベースの作成

ZabbixサーバZabbixプロキシデーモン、Zabbix フロントエンドには、データベースが必要です。Zabbix エージェントの動作には不要です。

Zabbixには、データベーススキーマを作成し、データセットを挿入するためのSQLスクリプトが付属しています。Zabbix プロキシデータベースにはスキーマだけが必要ですが、Zabbix サーバのデータベースにはスキーマの先頭にデータセットも必要です。

Zabbix データベースを作成し終えたら、次のZabbix のコンパイルのステップに進みます。

4. ソースコードの設定

Zabbix サーバまたはZabbix プロキシのソースコードの設定を行うときは、使用するデータベースのタイプを指定しなければなりません。サーバまたはプロキシのプロセスで1度に1つのデータベースタイプだけがコンパイル可能です。

すべてのサポートされている設定オプションを参照するには、展開されたZabbixのソースコードのディレクトリの中で次を実行します:

./configure --help

Zabbix サーバまたはエージェントのソースコードを設定するには、以下のように実行します:

./configure --enable-server --enable-agent --with-mysql --enable-ipv6 --with-net-snmp --with-libcurl

PostgreSQLなどで動作するZabbix サーバのソースコードを設定するには、以下を実行します:

./configure --enable-server --with-postgresql --with-net-snmp

SQLiteなどで動作するZabbix プロキシのソースコードを設定するには、以下を実行します:

./configure --prefix=/usr --enable-proxy --with-net-snmp --with-sqlite3 --with-ssh2

Zabbix エージェントのソースコードを設定するには、以下を実行します:

./configure --enable-agent

ライブラリをスタティックリンクするには、フラグ–enable-static を追加します。コンパイルしたバイナリを複数のサーバに分散させる場合は、分散先のサーバに必要なライブラリが存在しなくてもこれらのバイナリが動作するように、このフラグを必ず使用します。 –enable-static フラグは、Solaris の環境では動作しないのでご注意ください。

サーバ構築の際に–enable-static オプションを使用することはお奨めしません。

サーバをスタティックに構築するためには、必要な外部ライブラリのすべてのスタティックバージョンを持つ必要があります。設定スクリプト内では、それについて厳密なチェックはありません。

–enable-agentオプションが使用されると、コマンドラインユーティリティのzabbix_getとzabbix_senderがコンパイルされます。
CLI APIの場所を指定するためには、–with-ibm-db2 フラグを使用します。
OCI APIの場所を指定するためには、–with–oracle フラグを使用します。
–with-net-snmpフラグのかわりに、–with-ucd-snmp フラグを使用することもできます。SNMPをサポートする必要がない場合は、 –with-net-snmp フラグ も –with-ucd-snmp フラグもどちらも指定する必要はありません。

5. Make とすべてのインストール

SVNからインストールする場合は、まず最初に以下を実行する必要があります:
$ make dbschema
make install

このステップは、一般には root または sudo を使用するなど、十分な権限を持っているユーザーとして実行する必要があります。

デフォルトでmake installを実行すると、/usr/local/sbinに デーモンのバイナリ(zabbix_server、zabbix_agentd、zabbix_proxy)、/usr/local/bin にクライアントのバイナリ(zabbix_get、zabbix_sender)をインストールします。

/usr/local とは違う場所を指定したい場合は、ソースコードの設定のひとつ前のステップで–prefix キー を使用します。例えば –prefix=/home/zabbix のように指定すると、デーモンのバイナリは<prefix>/sbin の下にインストールされますが、ユーティリティは、<prefix>/bin の下にインストールされます。Manページは<prefix>/share の下にインストールされます。

6. 設定ファイルの確認と編集

  • Zabbix エージェント 設定ファイル /usr/local/etc/zabbix_agentd.conf の編集

zabbix_agentd をインストールする全てのホストでこのファイルを設定する必要があります。

このファイルには、Zabbix サーバのIPアドレスを指定する必要があります。他のホストからの接続は拒否されます。

  • Zabbix サーバ 設定ファイル /usr/local/etc/zabbix_server.conf の編集

データベース名、ユーザー、パスワード(使用している場合は)を指定する必要があります。

SQLiteでは、データベースへのフルパスを指定する必要があります。DBユーザーやパスワードは不要です。

小規模な環境(監視対象ホストが10個以下)にインストールする場合は、残りのパラメータはデフォルトのままで修正する必要はありません。ただし、Zabbix サーバあるいは Zabbixプロキシのパフォーマンスを最大限に高めるためには、デフォルトのパラメータを変更する必要があります。詳細は「パフォーマンス・チューニング」のセクションを参照してください。

  • Zabbix プロキシをインストールした場合、プロキシ設定ファイル /usr/local/etc/zabbix_proxy.conf の編集

データベース名、ユーザー、パスワード(使用している場合)とともに、サーバのIPアドレスとプロキシのホスト名(サーバに知らせる必要があります)を指定する必要があります。

SQLiteでは、データベースファイルへのフルパスを指定する必要があります。DBユーザーとパスワードは不要です。

7. デーモンの開始

サーバサイドで zabbix_server を実行します。

shell> zabbix_server
システムで共有メモリに36MB(またはそれより少し多いメモリ容量)を割り当て可能であることを確認してください。十分な共有メモリが割り当てられない場合、サーバの起動は失敗して、サーバのログファイルに「Cannot allocate shared memory for <type of cache>.」というメッセージが出力されます。この現象は、FreeBSD、Solaris8で発生する可能性があります。
共有メモリの設定方法については、このページ最後の「こちらも参照」セクションを参照してください。

すべての監視対象マシン上でzabbix_agentdを実行します。

shell> zabbix_agentd
システムで共有メモリに2MBを割り当て可能であることを確認してください。2MBの共有メモリを割り当てられない場合、エージェントの起動は失敗して、エージェントのログファイルに「Cannot allocate shared memory for collector.」というメッセージが出力されます。この現象は、Solaris8で発生する可能性があります。

Zabbix プロキシをインストールし終えたら、 zabbix_proxyを実行します。

shell> zabbix_proxy

2.2 Zabbix ウェブインターフェイスのインストール

PHPファイルのコピー

Zabbix フロントエンドはPHPで書かれているので、実行するためには、PHPをサポートをしているウェブサーバが必要です。インストールは、単にPHPファイルをfrontends/phpからウェブサーバのHTMLドキュメントのディレクトリにコピーするだけです。 Apache ウェブサーバ のHTMLドキュメントのディレクトリの一般的な場所は 以下の中にあります:

  • /usr/local/apache2/htdocs  (Apacheをソースコードからインストールしたときのデフォルトのディレクトリ)
  • /srv/www/htdocs  (OpenSUSE、SLES)
  • /var/www/html  (Fedora、RHEL、CentOS)
  • /var/www  (Debian、Ubuntu)

HTML rootのかわりに、サブディレクトリを使用することをお奨めします。サブディレクトリを作成してZabbix フロントエンドのファイルをその中にコピーするには、次のコマンドを実行します。このコマンドによって、実際のディレクトリが置き換えられます:

mkdir <htdocs>/zabbix
cd frontends/php
cp -a . <htdocs>/zabbix

SVNからインストールし、英語以外の言語を使用する場合は、翻訳ファイルを生成する必要があります。翻訳ファイルを生成するには、次を実行してください:

locale/make_mo.sh

gettextパッケージのmsgfmt ユーティリティが必要です。

英語以外の言語を使用する場合は、これに加えて、ウェブサーバ上でロケールを設定する必要があります。ロケールの設定方法が必要な場合は、「ユーザープロファイル」ページの「こちらも参照」セクションを参照してください。

フロントエンドのインストール

ステップ1

ブラウザで、 Zabbix URL (http://<server_ip_or_name>/zabbix)に移動します。

フロントエンドのインストールウィザードの最初の画面が表示されます。

ステップ2

ソフトウェアの前提条件をすべて満たしていることを確認します。

前提条件最小値説明
PHP バージョン5.1.6
PHP メモリ制限128MBphp.ini 内での記述:
memory_limit = 128M
PHP POSTの最大サイズ16MBphp.ini 内での記述:
post_max_size = 16M
PHP アップロード最大ファイルサイズ2MBphp.ini 内での記述:
upload_max_filesize = 2M
PHP 最大実行時間300秒php.ini 内での記述:
max_execution_time = 300
PHP 最大入力時間300秒php.ini 内での記述:
max_input_time = 300
PHP セッション自動スタート必ず不可php.ini 内での記述:
session.auto_start = 0.
Zabbix 2.0.4以降のバージョンであること。
PHPデータベースサポート以下のいずれか1つ:
IBM DB2
MySQL
Oracle
PostgreSQL
SQLite
以下のモジュールのいずれか1つがインストールされていること。
ibm_db2
mysql
oci8
pgsql
sqlite3
PHP BC math php-bcmath
PHP MB string php-mbstring
PHP net socket php-net-socket。ユーザースクリプトがサポートされていること。
GDバージョン2.0 以降PHP GD エクステンションが以下をサポートしていること。
PNGイメージ (–with-png-dir)
JPEG (–with-jpeg-dir)
FreeType 2 (–with-freetype-dir)
XML Cライブラリ2.6.15php-xml または php5-dom
PHP XMLライター php-xmlwriter
PHP XML リーダー php-xmlreader
PHP ctype php-ctype
PHP セッション php-session
PHP gettext php-gettext

ステップ3

データベース接続のための詳細情報を入力します。データベースが作成済みである必要があります。

ステップ4

Zabbix サーバの詳細情報を入力します。

ステップ5

これまでに設定した内容を確認します。

ステップ6

設定ファイルをダウンロードして、conf/に配置します。

ステップ7

インストールを終了します。

ステップ8

Zabbixフロントエンドの使用準備が完了しました! デフォルトのユーザー名はAdmin、パスワードはzabbixです。

Zabbix の 開始に進んでください。

こちらも参照


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2014/01/29 04:39

7 2.0.0 のアップグレードノート

2.3 要件の変更

  • ZabbixフロントエンドでのMSIE 6と7のサポートがなくなりました。
  • MySQL 5.0
  • Windows 2000 (指定最小のSPレベルが指定可能)
  • PHPのサポートバージョンが、5.1.6以降に変更されました。
  • ZabbixのフロントエンドブラウザにJQeryを使用すると、互換性が損なわれる可能性があります- 特に、Konquerorはもう動作しません。
  • PostgreSQLのサポートバージョンが、8.1以降に変更されました。
  • フロントエンドで以下が必要になります:
    • PHP gettext
    • PHP XML リーダー
    • PHP XML ライター

2.4 フロントエンドに関するアップグレードノート

「API アクセス」プロパティのユーザーグループは削除されました。Zabbix2.0からは、すべてのユーザーがAPIにフルアクセス可能です。

include/defines.inc.php の TRIGGER_FALSE_PERIOD変数とTRIGGER_BLINK_PERIOD変数は削除されました。これらの設定は、[管理]→[一般]→[トリガー表示]オプションで設定可能になりました。

グラフのアイテムタイプである総計は削除されました。もしそのアイテムがある場合は、アップグレードプロシージャがそれを一般アイテムに変換します。

[設定]→[メンテナンス]内の「ステータス」列 での並べ替えが削除されました。[設定]→[ディスカバリ]内の「IP アドレスの範囲」と「間隔」での並べ替えも削除されました。

アップグレードの後で、すべてのロケーション(テーブル)での並び順がリセットされてデフォルトになります。

マップの中で[Shift]キーを押しながら複数の要素を選択する機能が削除されました。 Mac OSXでは、複数の要素は、[Command]ボタンを押しながら選択できるようになりました。

[管理]→[一般]でのドロップダウンの選択はもう記憶されません。

2.5 データベースに関するアップグレードノート

MySQLの2.0へのデータベースアップグレードは、正しいユニットを含むすべてのアイテムに対して、すべてのウェブ監視アイテムのユニットを修正するUPDATE ステートメントを実行します。これは影響はなく、いくつかUPDATEが追加されるだけです。

特にMySQLの大きなデータベースで、よりよいパフォーマンスを得るために、アップグレードの前にinnodb_buffer_pool_size を大きくしておくことを強くお奨めします。また、不要であれば binlog を不可にするか、binlog_cache_size を大きくします。

MySQLのデータベースのアップグレード中のエラー1436 (HY000): スレッドのスタックが超過しています - my.cnfthread_stackを大きくしてください。 256Kあれば十分です。

2.6 Zabbix サーバ関連のアップグレードノート

2.0.0へのアップグレードによって、一般設定とトリガー情報を追加でキャッシュするようになったので、Zabbixサーバの設定が使用するキャッシュが増加する可能性があります。

2.7 デフォルトのディレクトリの変更

  • 設定ファイルの場所

/etc/zabbix→ /usr/local/etc (コンパイル時のsysconfdir変数のインストールによります)

  • 外部のスクリプト

/etc/zabbix/externalscripts → /usr/local/share/zabbix/externalscripts (コンパイル時のdatadir変数のインストールによります)

  • 警告スクリプト

/home/zabbix/bin → /usr/local/share/zabbix/alertscripts (コンパイル時のdatadir変数のインストールによります)

  • include ディレクトリ(推奨)

/etc/zabbix/zabbix_server → /usr/local/etc/zabbix_server.conf.d /etc/zabbix/zabbix_proxy → /usr/local/etc/zabbix_proxy.conf.d /etc/zabbix/zabbix_agent → /usr/local/etc/zabbix_agent.conf.d /etc/zabbix/zabbix_agentd → /usr/local/etc/zabbix_agentd.conf.d

2.8 インストールプロシージャの変更

スキーマファイル sqlite.sqlは、sqlite3.sql に名前が変更されました。

イメージファイル images_pgsql.sql は、images_postgresql.sql に名前が変更されりました。

データベース作成ファイルは、database ディレクトリに移動しました。サポートするデータベースごとに1つのディレクトリが入ります。

configureスクリプトの–with-pgsql オプション は、–with-postgresql に変更されました。

misc/conf ディレクトリは、最上位のsourceディレクトリ内のconf 直下に移動しました。

2.9 アイテムの変更

net.tcp.dnsnet.tcp.dns.query は、それぞれ、net.dnsnet.dns.record名前が変更されました。古いシンタックスは、エイリアスとしてサポートされています。

ユーザーパラメータや外部のチェックを含む、テキスト(文字、ログ、テキスト型の情報)を返すアイテムはすべて空白文字を返すことができるようになりました。 空の文字列に対してその戻り値を設定することもできます。

内部のアイテムである zabbix[log] は、削除されました。

外部のチェックパラメータの操作が変更されました。以前は、パラメータは1つだけ指定可能でした。Zabbix2.0からは、キーのシンタックスが他のタイプのアイテムに適合し、複数のカンマ区切りのパラメータが通るようになりました。

複数行の値が、外部チェックの出力に保存できるようになりました。

外部チェックのためにハードコードされた最初のパラメータ{HOST.CONN}は削除され、外部チェックのパラメータはすべてカスタマイズ可能になりました。アップグレードの処理で、すべての既存の外部チェックに対して、最初のパラメータとしてこのマクロが追加されます。

アップグレード後は、修正すべき変換エラーがないか、キーの中に複数のパラメータがあるすべての外部チェックを手作業で確認することをお奨めします。

シンプルチェックの形式が変更されました。シンプルチェックの中でIPアドレスを使用することが可能になりました。データベースのアップグレードプロセスで、既存のシンプルチェックのキーはすべて新しいシンタックスに変換されます。

ステータスのアイテムが削除されました。かわりに、新しい内部アイテム - zabbix[host,agent,available] が追加されました。データベースのアップグレードプロセスでは、すべての既存の status キーと関連するトリガーは新しいシンタックスに変換されないので、手作業で変換する必要があります。

2.10 プロキシに関するアップグレードノート

1.6や1.8の古いZabbix プロキシは、Zabbix 2.0サーバで使用できません;同様に、Zabbix 2.0のプロキシは、Zabbix 1.8 やそれ以前のサーバで使用できません。すべてのプロキシを、サーバーと同時にアップグレードする必要があります。

Zabbix 1.8のプロキシは、サーバデータベースがアップグレードされている最中もデータを収集し続けることができます。この場合は、新しいサーバを起動する前に、プロキシデータベースを変換する必要があります。いったんサーバとプロキシの両方がアップグレードされて起動されると、プロキシは収集して変換したすべての値をサーバに送信します。

2.11 エージェントに関するアップグレードノート

サーバパラメータが変更されました。エントリーはアクティブチェックには使用されず、パッシブチェックにのみ使用されます。ServerActiveからのエントリーだけが、アクティブチェックに使用されます。

ServerPortパラメータは削除されました。設定ファイル内でそのパラメータが指定されたままだと、エージェントが起動しません。

DisableActiveパラメータ と DisablePassiveパラメータが削除されました。かわりに、ServerActiveを指定しなければ、いずれのアクティブなアイテムの処理も実行しません。StartAgents=0を指定することによって、パッシブアイテムに入ってくる接続の処理が不可になります。 設定ファイルでこれらのパラメータの指定が残っている場合、エージェントは起動しません。

こちらも参照: バージョン間の互換性

2.12 ウェブ監視に関するアップグレードノート

2.0へのアップブレード以前に、ホストがプロキシによる監視の対象に割り当てられており、かつ、ウェブシナリオがそのホストに適用されていた場合、そのウェブシナリオはZabbix サーバから実行されていました。アップグレード後は、そのウェブシナリオは動作しなくなる可能性があります。2.0へのアップグレード後は、このホストが割り当てられているプロキシが、ウェブ監視サポートとともにコンパイルされ、ウェブサイトにアクセスできるようになり、そのウェブシナリオの中で使用されるようになります。

2.13 一般的な注意

{IPADDRESS}マクロは使用されなくなりました。{HOST.IP}を使用してください。

「ホストプロファイル」は「ホストインベントリ」に名前が変更されました。また、新しいホストインベントリのマクロ{INVENTORY.*}が導入されました。マクロ{PROFILE.*}は依然としてサポートされていますが、それらを{INVENTORY.*} に変更することを強くお奨めします。詳細はこのページをご覧ください。


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2014/01/29 04:43

6 アップグレード

概要

このセクションでは、Zabbix 1.8.x から 2.0へのアップグレードのステップを示します。

2.0へのデータベースのアップグレードは、すべてのヒストリデータテーブルをアップグレードする必要があるので、時間がかかる場合があります。

アップグレードに進む前に、アップグレードノートを確認してください。

1.Zabbix サーバの停止

データベースに新しいデータが挿入されていないことを確認するために、Zabbix サーバを停止します。

2.既存のZabbixデータベースのバックアップ

これは非常に重要なステップです。データベースのバックアップが作成されていることを確認してください。ディスク容量不足や、電源オフ、その他予想外の問題がおきて、アップグレードが失敗したときの助けとなります。

3.設定ファイル、PHPファイル、Zabbixのバイナリのバックアップ

Zabbixのバイナリ、設定ファイル、PHPファイルのバックアップを作成します。

4.新しいZabbixサーバのバイナリをインストール

プリコンパイルされたバイナリを使うことも、 自分でコンパイルすることも可能です。

5 サーバの設定パラメータを確認

zabbix_server.conf のいくつかのパラメータが1.8から変更されたり、新しいパラメータが追加されている場合があります。必ず確認してください。

6. データベースをアップグレード

アップグレードの前に:

  • データベースのユーザーについて、テーブル作成、テーブルの消去、インデックス作成、インデックス消去などの権限があることを確認してください。
  • ディスクに十分な空き容量があることを確認してください。

データベースのアップグレードスクリプトは、 upgrades/dbpatches/2.0/<db engine> ディレクトリにあります。使用するデータベースにあわせて以下を実行します:

  • MySQL: upgrades/dbpatches/2.0/mysql/patch.sql
  • PostgreSQL: upgrades/dbpatches/2.0/postgresql/patch.sql
  • Oracle: upgrades/dbpatches/2.0/oracle/patch.sql
  • IBM DB2: upgrades/dbpatches/2.0/ibm_db2/patch.sql

これらのスクリプトは、Zabbix 1.8.xから2.0へのアップグレード専用です! 1.8より古いバージョンからのアップグレードを行うには、まず先にZabbix 1.6.xから1.8.xへのスクリプトを使用してください。

7. 新しいZabbix ウェブインターフェイスをインストール

インストールの説明に従ってください。

8. 新しいZabbixを起動します。

新しいバイナリを起動します。バイナリが正しく起動したかどうかを確認するために、ログファイルをチェックしてください。


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2014/01/29 04:42