アクティブチェックを使用してネットワークトラフィックを監視する

はじめに

このページでは、アクティブチェックを使用して Zabbix でネットワークトラフィックの基本監視を開始するために必要な手順を説明します。

このガイドの対象者

このガイドは、Zabbixの新規ユーザー向けに作成されており、アクティブチェックを使用してネットワークトラフィックの基本監視を有効にするために必要な最小限の手順をまとめています。より詳細なカスタマイズオプションを探している場合や、さらに高度な設定が必要な場合は、ZabbixマニュアルのConfigurationセクションを参照してください。

前提条件

このガイドを進める前に、OS 向けの手順に従って Zabbix server、Zabbix frontend、および Zabbix agent をダウンロードしてインストール する必要があります。
ネットワークトラフィックの監視が必要なマシンには Zabbix agent をインストールしてください。
これは、Zabbix server がインストールされている同じホストでも、別のホストでもかまいません。

このガイドでは、Remote host という名前の別のマシン上にある eth0 インターフェースのネットワークトラフィック監視を設定する手順を説明します。

Zabbixの監視設定

Zabbixエージェントは、アクティブモードまたはパッシブモードで、同時にメトリクスを収集できます。 詳細は、パッシブおよびアクティブなエージェントチェックを参照してください。 このガイドでは、アクティブチェックによる監視について説明します。

Zabbix エージェントの設定

1. エージェントがインストールされているマシンで、エージェントの設定ファイルを開きます。

Zabbix agent を使用している場合:

sudo vi /etc/zabbix/zabbix_agentd.conf

Zabbix agent 2 を使用している場合:

sudo vi /etc/zabbix/zabbix_agent2.conf

2. ServerActive パラメータに、Zabbix サーバーの IP アドレスまたは DNS 名(必要に応じてポートも)を追加します。例:

ServerActive=192.0.2.1:10051

Zabbix agent はこのアドレスを使用して Zabbix サーバーの trapper ポート(デフォルト: 10051)に接続し、アクティブチェック用の設定データを要求します。

3. Hostname パラメータを定義します。これは Zabbix frontend で定義されるホスト名と一致している必要があります。この例では次のとおりです。

Hostname=Remote host

Hostname の値が一致している必要があるのは、アクティブチェックでは Zabbix agent がそれを使用してサーバーから正しいホスト設定を取得するためです。具体的には、エージェントがサーバーへの接続を開始し、Hostname の値を使って自身を識別します。その後、サーバーはそのホストに対する監視設定を提供します。これらの値が異なると、エージェントは適切な設定を受け取れず、メトリクスの欠落や監視上の問題が発生します。

4. Zabbix agent を再起動します。

Zabbix agent を使用している場合:

systemctl restart zabbix-agent

Zabbix agent 2 を使用している場合:

systemctl restart zabbix-agent2
Zabbix Webインターフェース

1. Zabbix Webインターフェースにログインします。

2. ホストを作成します。

  • Host name フィールドに、エージェント設定ファイルで以前に定義した Hostname パラメータ値と一致するホスト名(例: "Remote host")を入力します。
  • Host groups フィールドに、ホストグループ(例: "Zabbix servers")を入力または選択します。
  • Interfaces は未定義のままにします。アクティブチェックでは、エージェントがサーバーからの接続を待ち受けるのではなく、サーバーへ接続を開始するため、インターフェースは必要ありません。

3. Add をクリックしてホストを追加します。このホストは、監視対象の Linux マシンを表します。

アイテムの作成

トラフィック監視用のアイテムを追加するには、アイテムの作成の手順に従って、次のアイテムを作成します。

アクティブチェックを使用した受信トラフィック監視アイテムの簡単な設定は、次のようになります。

収集したデータを実用的に使えるようにするには、アイテムを作成する際にいくつかの前処理 ステップを設定できます。この場合、8倍する処理(バイトをビットに変換するため)と、 1秒あたりの変化量として表示する処理を設定できます。

収集されたデータを表示する

おめでとうございます!この時点で、Zabbix はすでにネットワークトラフィックを監視しています。

収集されたメトリクスを表示するには、Monitoring → Hosts メニューセクションを開き、ホストの行にある Latest data をクリックします。

トラフィックデータが表示されます。

関連情報:

  • グラフの表示 - 収集したデータをグラフとして表示する方法。
  • トリガーの設定 - 異常なネットワークトラフィックを検出するためにトリガーを設定する方法。
  • 障害アラートの設定 - 障害状況に関する通知を設定する方法。
  • 障害のエスカレーション - 複数段階のアラートシナリオを作成する方法
    (例: まずシステム管理者にメッセージを送信し、次に、45分以内に障害が解決されない場合は、
    データセンター管理者にメッセージを送信する)。
  • 障害の承認 - 障害が既知であることを示し、
    解決に関するコメントを追加したり、障害を抑制またはクローズしたりする方法。
  • Zabbix エージェントで Linux を監視する - あらかじめ設定されたテンプレートをリンクして、
    最も重要なアイテムの基本監視を開始する方法。
  • パッケージからのインストール - 各種 Linux ディストリビューション向けの公式 RPM および DEB パッケージを使用して Zabbix コンポーネントをインストールし、最新の機能とバグ修正を利用できるようにする方法。