シンプルチェックは、サービスのリモートエージェントレスチェックに通常使用されます。
シンプルチェックにはZabbixエージェントは必要ありません。 Zabbixサーバー/プロキシがシンプルチェックの処理(外部接続など)を担当します。
シンプルチェックの使用例:
net.tcp.service[ftp,,155]
net.tcp.service[http]
net.tcp.service.perf[http,,8080]
net.udp.service.perf[ntp]シンプルチェックアイテムの設定にあるユーザー名とパスワードのフィールド(255文字まで)は、VMware監視アイテムで使用されます。それ以外の場合は無視されます。
アイテムキーは、オプションパラメータや追加情報なしでリストされています。アイテムキーをクリックすると、詳細が表示されます。
VMware監視のアイテムキーも参照してください。
| アイテムキー | 説明 |
|---|---|
| icmpping | ICMP pingによるホストの到達性。 |
| icmppingloss | パケット損失率(%)。 |
| icmppingretry | リトライ付きICMP pingによるホストの到達性。 |
| icmppingsec | ICMP pingの応答時間。 |
| net.tcp.service | サービスが稼働し、TCP接続を受け付けているかをチェックします。 |
| net.tcp.service.perf | TCPサービスのパフォーマンスをチェックします。 |
| net.udp.service | サービスが稼働し、UDPリクエストに応答しているかをチェックします。 |
| net.udp.service.perf | UDPサービスのパフォーマンスをチェックします。 |
山括弧のないパラメータは必須です。山括弧 < > で囲まれたパラメータはオプションです。
ICMP pingによるホストの到達性。
戻り値: 0 - ICMP ping失敗; 1 - ICMP ping成功。
パラメータ:
デフォルト値の表も参照してください。
例:
失われたパケットの割合。
戻り値: Float。
パラメータ:
デフォルト値の表も参照してください。
ICMP pingによるホストの到達性をリトライ付きでチェックします。最初のパケットが成功した場合は停止し、失敗した場合はリトライします。このアイテムはネットワーク上で送信されるパケット数を減らすのに役立ちます。
戻り値: 0 - ICMP ping失敗; 1 - ICMP ping成功。
パラメータ:
デフォルト値の表も参照してください。
ICMP pingの応答時間(秒単位)。
戻り値:Float。
パラメータ:
コメント:
サービスが稼働しており、TCP接続を受け付けているかどうかをチェックします。
戻り値: 0 - サービスは停止しています; 1 - サービスは稼働しています。
パラメータ:
コメント:
net.tcp.service[tcp,<ip>,port] を使用してください。例:
SELinuxが強制モードで実行されている場合、カスタムTCP/UDPシンプルチェックはポリシーによってブロックされることがあります。新しい送信接続を確認して許可するには、grep denied /var/log/audit/audit.log で監査拒否を確認してください。
TCPサービスのパフォーマンスをチェックします。
戻り値: Float: 0.000000 - サービスがダウンしている; 秒 - サービスへの接続にかかった秒数。
パラメータ:
コメント:
net.tcp.service[tcp,<ip>,port]を使用してください。例:
サービスが稼働しており、UDPリクエストに応答しているかどうかをチェックします。
戻り値: 0 - サービスはダウンしています; 1 - サービスは稼働しています。
パラメータ:
例:
UDPサービスのパフォーマンスをチェックします。
戻り値: Float: 0.000000 - サービスがダウンしている; 秒 - サービスからの応答を待った秒数。
パラメータ:
例:
LDAPシンプルチェック(例:net.tcp.service[ldap])でSourceIPをサポートするには、OpenLDAPバージョン2.6.1以上が必要です。
柔軟なアイテムタイムアウトは、シンプルチェックでサポートされていますが、icmpping* および VMware アイテムには適用されません。
Zabbixは、ICMP ping(icmpping、icmppingloss、icmppingretry、icmppingsec)を処理するために外部ユーティリティfpingを使用します。
fpingはZabbixには含まれておらず、別途インストールする必要があります。
さまざまなUnix系プラットフォームでは、fpingパッケージがデフォルトのリポジトリにありますが、事前にインストールされていません。この場合、パッケージマネージャーを使用してfpingをインストールできます。
ZabbixはRHELおよびその派生ディストリビューション向けにfpingパッケージを提供しています。これらのパッケージは公式サポートなしで提供されていることにご注意ください。
fpingはソースからコンパイルすることもできます。
Zabbixサーバー/プロキシの設定ファイルのFpingLocationパラメータでfpingの場所を指定します (またはIPv6アドレスを使用する場合はFping6Locationパラメータ)。
fpingはZabbixサーバー/プロキシが実行されるユーザーによって実行可能であり、このユーザーには十分な権限が必要です。
また、fpingバージョン3.10未満でのシンプルチェック処理に関する既知の問題も参照してください。
ICMPチェックパラメータのデフォルト、制限、および値の説明:
| パラメータ | 単位 | 説明 | Fpingのフラグ | デフォルト設定元 | Zabbixによる許容範囲 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| fping | Zabbix | min | max | ||||
| packets | 数値 | ターゲットに送信するリクエストパケット数 | -C | 3 | 1 | 10000 | |
| interval | ミリ秒 | 個々のターゲットへの連続パケット間の待機時間 | -p | 1000 | 20 | 無制限 | |
| size | バイト | パケットサイズ(バイト単位) x86では56バイト、x86_64では68バイト |
-b | 56または68 | 24 | 65507 | |
| timeout | ミリ秒 | fping v3.x - 最後のパケット送信後の待機タイムアウト、-Cフラグの影響を受ける fping v4.x - 各パケットごとの個別タイムアウト |
-t | fping v3.x - 500 fping v4.x以降 - -pフラグから継承。ただし2000を超えない |
50 | 無制限 | |
| retries | 数値 | ターゲットへのping試行回数(最初の試行は含まない) | -r | 3 | 1 | 0 | 無制限 |
| backoff factor | 数値 | 各リクエストごとに待機時間を乗算する値 | -B | 1.5 | 1.0 | 1.0 | 5.0 |
デフォルト値は、プラットフォームやバージョンによって若干異なる場合があります。
さらに、Zabbixはfpingオプション-i interval ms(上記の表で説明したアイテムパラメータintervalと混同しないこと。これはfpingオプション-pに対応)および-S source IP address(古いfpingバージョンでは-I)を使用します。 これらのオプションは、異なるオプションの組み合わせでチェックを実行することで自動検出されます。 Zabbixは、-iでfpingが使用を許可する最小値(ミリ秒単位)を、0、1、10の3つの値で試行して検出します。 最初に成功した値が、その後のICMPチェックで使用されます。 このプロセスは、各ICMP pingerプロセスごとに個別に行われます。
自動検出されたfpingオプションは1時間ごとに無効化され、次回のICMPチェック実行時に再検出されます。 このプロセスの詳細をサーバーまたはプロキシのログファイルで確認するには、DebugLevel>=4を設定してください。
Zabbixは、icmpping*キーのいずれかでチェックされるIPアドレスを一時ファイルに書き込み、そのファイルをfpingに渡します。 アイテムのキーのパラメータが異なる場合は、同一のキーのパラメータを持つもののみが1つのファイルに書き込まれます。 1つのファイルに書き込まれたすべてのIPアドレスは、fpingによって並列にチェックされるため、 Zabbix ICMP pingerプロセスは、ファイル内のIPアドレス数に関係なく一定時間で処理を完了します。