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2 ユーザーの役割

概要

ユーザー > ユーザーロール セクションでは、ユーザーロールを作成できます。

ユーザーロールを使用すると、最初に選択したユーザータイプ(ユーザー管理者スーパ管理者)に基づいて、きめ細かな権限を作成できます。

ユーザータイプを選択すると、このユーザータイプに利用可能なすべての権限が付与されます(デフォルトでチェックされています)。

権限は、ユーザータイプで利用可能なサブセットからのみ取り消すことができ、ユーザータイプで利用可能な範囲を超えて拡張することはできません。

利用できない権限のチェックボックスはグレー表示されます。この要素への直接URLをブラウザに入力しても、ユーザーはその要素にアクセスできません。

一部のUI要素へのアクセスを制限しても、そのページを開くことだけが防止され、インターフェースの他の部分で基礎となるデータにアクセスする機能が削除されるわけではありません。

ユーザーロールはシステムユーザーに割り当てることができます。各ユーザーには1つのロールしか割り当てることができません。

デフォルトのユーザーロール

デフォルトでは、Zabbixには4つのユーザーロールが設定されており、あらかじめ定義された権限セットが割り当てられています。

  • ゲストロール
  • ユーザーロール
  • 管理者ロール
  • スーパ管理者ロール

これらはZabbixの主なユーザータイプに基づいています。 それぞれのロールに割り当てられているすべてのユーザーのリストが表示されます。無効なグループに含まれるユーザーは赤色で表示されます。ゲストロールは、いくつかのフロントエンドセクションを閲覧する権限のみを持つユーザータイプのロールです。

デフォルトのスーパ管理者ロールは、Zabbixに無制限の権限を持つスーパ管理者ユーザーが少なくとも1人存在する必要があるため、変更や削除はできません。スーパ管理者タイプのユーザーは、自分のロールの設定を変更できますが、ユーザータイプは変更できません。

設定

新しいロールを作成するには、右上隅のユーザーロールの作成ボタンをクリックします。既存のロールを更新するには、ロール名をクリックして設定フォームを開きます。

利用可能な権限が表示されます。特定の権限を取り消すには、そのチェックボックスのチェックを外します。

Zabbixで事前設定されている各ユーザーロールのデフォルトとともに、利用可能な権限について以下で説明します。

デフォルトの権限

UI要素へのアクセス

メニューセクションへのデフォルトのアクセスは、ユーザータイプによって異なります。詳細は権限ページを参照してください。

その他のオプションへのアクセス

パラメータ 説明 デフォルトのユーザーロール
スーパ管理者ロール 管理者ロール ユーザーロール ゲストロール
新しいUI要素へのデフォルトアクセス このオプションは、Zabbixのアップグレード後に新しいメニューセクションへのアクセス方法を指定します。モジュールの既存のメニューセクションには影響しません。 はい はい はい はい
サービスへのアクセス
サービスへの読み書きアクセス サービスへの読み書きアクセスを選択します:
なし - 全くアクセスできません
すべて - すべてのサービスへのアクセスが読み書き可能
サービスリスト - 読み書きアクセスするサービスを選択

読み書きアクセスが付与されている場合、読み取り専用アクセスの設定よりも優先され、子サービスにも動的に継承されます。
すべて すべて なし なし
タグ付きサービスへの読み書きアクセス タグ名と、必要に応じて値を指定し、タグに一致するサービスへの読み書きアクセスを追加で付与します。
このオプションは、サービスへの読み書きアクセスパラメータで「サービスリスト」が選択されている場合に利用できます。
読み書きアクセスが付与されている場合、読み取り専用アクセスの設定よりも優先され、子サービスにも動的に継承されます。
サービスへの読み取り専用アクセス サービスへの読み取り専用アクセスを選択します:
なし - 全くアクセスできません
すべて - すべてのサービスへのアクセスが読み取り専用
サービスリスト - 読み取り専用アクセスするサービスを選択

読み取り専用アクセスは、読み書きアクセスよりも優先されず、子サービスにも動的に継承されます。
すべて すべて
タグ付きサービスへの読み取り専用アクセス タグ名と、必要に応じて値を指定し、タグに一致するサービスへの読み取り専用アクセスを追加で付与します。
このオプションは、サービスへの読み取り専用アクセスパラメータで「サービスリスト」が選択されている場合に利用できます。
読み取り専用アクセスは、読み書きアクセスよりも優先されず、子サービスにも動的に継承されます。
モジュールへのアクセス
<モジュール名> 特定のモジュールへのアクセスを許可/拒否します。このセクションには有効なモジュールのみが表示されます。現在無効になっているモジュールへのアクセスを許可または制限することはできません。 はい はい はい はい
新しいモジュールへのデフォルトアクセス このオプションは、Zabbixのアップグレード後に新しいモジュールやウィジェットへのアクセス方法を指定します。また、管理 > 一般 > モジュールセクションで追加されたモジュールやウィジェットにも適用されます。
APIへのアクセス
有効 APIへのアクセスを有効/無効にします。 はい はい はい いいえ
APIメソッド 検索フィールドに指定したAPIメソッドを許可する場合は許可リスト、拒否する場合は拒否リストを選択します。なお、一部のAPIメソッドを許可し、他を拒否することはできません。

検索フィールドにメソッド名を入力し始めると、オートコンプリートリストからメソッドを選択できます。
また、[選択]ボタンを押して、このユーザータイプで利用可能な全メソッドのリストから選択することもできます。アクセス権限ブロックの特定のアクションがチェック解除されている場合、ユーザーはそのアクションに関連するAPIメソッドを使用できません。

ワイルドカードがサポートされています。例: dashboard.*('dashboard.' APIサービスのすべてのメソッド)、*(任意のメソッド)、*.export(すべてのAPIサービスの'.export'名のメソッド)。

メソッドが指定されていない場合、許可/拒否リストルールは無視されます。
アクションへのアクセス
ダッシュボードの作成と編集 このチェックボックスをクリアすると、対応する要素の.create.update.deleteAPIメソッドの使用権も取り消されます。 はい はい はい いいえ
マップの作成と編集
メンテナンスの作成と編集 いいえ
問題コメントの追加 このチェックボックスをクリアすると、event.acknowledgeAPIメソッドによる対応するアクションの実行権も取り消されます。 はい
深刻度の変更
問題の認識
問題の抑制
問題のクローズ
スクリプトの実行 このチェックボックスをクリアすると、script.executeAPIメソッドの使用権も取り消されます。
APIトークンの管理 このチェックボックスをクリアすると、すべてのtoken.APIメソッドの使用権も取り消されます。
スケジュールレポートの管理 このチェックボックスをクリアすると、すべてのreport.APIメソッドの使用権も取り消されます。 いいえ
SLAの管理 SLAの管理権限を有効/無効にします。
読み取り専用ホストで「今すぐ実行」を呼び出す 読み取り専用ホストのアイテムに対して最新データで「今すぐ実行」オプションを使用できるようにします。 はい
問題ランクの変更 原因から症状、またはその逆に問題ランクを変更できるようにします。
自身のメディアの作成と編集 自身のメディアを作成/編集できるようにします。
ユーザーメディアの作成と編集 ユーザーのメディアを作成/編集できるようにします。このオプションはスーパ管理者ユーザーのみ利用可能です。 いいえ いいえ
新しいアクションへのデフォルトアクセス このオプションは、Zabbixのアップグレード後に新しいアクションへのアクセス方法を指定します。 はい はい

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