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3 プライマリキーへのデータベースのアップグレード

3 プライマリキーへのデータベースのアップグレード

概要

このセクションでは、既存のインストールでテーブルを主キーに手動でアップグレードする手順を説明します。

主キーへのアップグレードは、データのインデックス化とアクセス方法を最適化し、クエリの高速化やスペースの節約につながる場合があります。また、クラスタ構成でのデータ管理や同期を改善し、スケーリングを支援し、一部のサーバーが障害を起こしてもシステムの信頼性を維持します。

このページで提供されている手順は上級ユーザー向けに設計されており、特定の構成に合わせて調整が必要な場合があります。主キーへのアップグレードは、時間とリソースを大量に消費する可能性があります。十分な空きディスク容量があることを確認してください。データベースのサイズや保存されているデータによっては、履歴テーブルで現在使用されている容量の最大2.5倍のスペースが必要になる場合があります。

Zabbix 6.0以降の新規インストールでは、すべてのテーブルで主キーが使用されています。

主キーへの自動データベースアップグレードはありませんが、既存のインストールはZabbixサーバーを6.0以降にアップグレードした後に手動でアップグレードできます。

Zabbix 7.0以降、テーブルを主キーにアップグレードすると同時に、テーブルが倍精度データ型を使用するようにアップグレードされます。

Zabbix 7.0（またはそれ以降）をお使いの場合、テーブルはすでに倍精度を使用しています。ただし、このページの手順に従って、すでに倍精度を使用しているテーブルに影響を与えることなく、テーブルを主キーにアップグレードすることができます。

Zabbix 6.4（またはそれ以前）をお使いの場合は、最初にテーブルを倍精度にアップグレードすることを検討してください。詳細については、Zabbix 7.0ドキュメントの拡張範囲の数値値へのアップグレードを参照してください。

手順は以下のデータベース用に用意されています:

MySQL
PostgreSQL
TimescaleDB

重要な注意事項

データベースのアップグレードを実行するには:

Zabbixサーバーを停止します。

アップグレード中はZabbixサーバーを停止することを強く推奨します。ただし、どうしても必要な場合は、サーバーが稼働している間にアップグレードを実行することもできます（MySQL、MariaDB、およびTimescaleDBなしのPostgreSQLのみ）。

データベースのバックアップを取ります。
Zabbixのバージョンに対応した最新のzabbix-sql-scriptsパッケージをインストールします（例：RHELの場合：dnf install zabbix-sql-scripts）。
データベース用のスクリプトを実行します。
Zabbixサーバーを起動します。

サーバーデータベースのみに対してスクリプトを実行してください。プロキシにはこのアップグレードの恩恵はありません。

データベースでパーティションを使用している場合は、DB管理者またはZabbixサポートにお問い合わせください。

CSVファイルは、主キーへのアップグレードが正常に完了した後に削除できます。

オプションで、Zabbixフロントエンドをメンテナンスモードに切り替えることができます。

MySQL

セッションがドロップされないように、エクスポートとインポートは tmux/screen で実行する必要があります。

参照: 重要事項

mysqlshを使用したMySQL 8.4+

この方法は稼働中のZabbixサーバーでも使用できますが、アップグレード中はサーバーを停止することを推奨します。 MySQL Shell (mysqlsh)がインストールされており、DBに接続できる必要があります。

root（推奨）またはFILE権限を持つ任意のユーザーでMySQLコンソールにログインします。
local_infile変数を有効にしてMySQLを起動します。
history_upgrade_prepare.sqlを実行して古いテーブルのリネームと新しいテーブルの作成を行います。

mysql -uzabbix -p<password> zabbix < /usr/share/zabbix/sql-scripts/mysql/option-patches/history_upgrade_prepare.sql

データのエクスポートとインポートを行います。

mysqlshで接続します。ソケット接続を使用する場合は、パスの指定が必要な場合があります。

sudo mysqlsh -uroot -S /run/mysqld/mysqld.sock --no-password -Dzabbix

JavaScriptモードに切り替えます。

\js

次のコードを実行します（CSVPATHは必要に応じて変更可能）。

CSVPATH="/var/lib/mysql-files";
       
       util.exportTable("history_old", CSVPATH + "/history.csv", { dialect: "csv" });
       util.importTable(CSVPATH + "/history.csv", {"dialect": "csv", "table": "history" });
       
       util.exportTable("history_uint_old", CSVPATH + "/history_uint.csv", { dialect: "csv" });
       util.importTable(CSVPATH + "/history_uint.csv", {"dialect": "csv", "table": "history_uint" });
       
       util.exportTable("history_str_old", CSVPATH + "/history_str.csv", { dialect: "csv" });
       util.importTable(CSVPATH + "/history_str.csv", {"dialect": "csv", "table": "history_str" });
       
       util.exportTable("history_log_old", CSVPATH + "/history_log.csv", { dialect: "csv" });
       util.importTable(CSVPATH + "/history_log.csv", {"dialect": "csv", "table": "history_log" });
       
       util.exportTable("history_text_old", CSVPATH + "/history_text.csv", { dialect: "csv" });
       util.importTable(CSVPATH + "/history_text.csv", {"dialect": "csv", "table": "history_text" });

「JavaScript is not supported」というメッセージが表示された場合は、MySQL ShellインストールにJSサポートがありません。その場合は、JavaScriptモードが有効になるように、Oracleの公式MySQL Shellパッケージをインストールするか、ソースからビルドしてください。

移行後の手順に従って古いテーブルを削除します。

mysqlshを使用しないMariaDB/MySQL 8.4+

このアップグレード方法は時間がかかるため、mysqlshでのアップグレードが不可能な場合のみ使用してください。

テーブルのアップグレード

root（推奨）またはFILE権限を持つ任意のユーザーでMySQLコンソールにログインします。
Zabbixサーバーを稼働したまま移行を行う場合は、local_infile変数を有効にしてMySQLを起動します。
history_upgrade_prepare.sqlを実行して古いテーブルのリネームと新しいテーブルの作成を行います。

mysql -uzabbix -p<password> zabbix < /usr/share/zabbix/sql-scripts/mysql/option-patches/history_upgrade_prepare.sql

サーバー停止時の移行

移行中のタイムアウトを回避するため、データ移行前にmax_execution_time（MySQLの場合）またはmax_statement_time（MariaDBの場合）を無効にする必要があります。

MySQLの場合:

SET @@max_execution_time=0;

MariaDBの場合:

SET @@max_statement_time=0;

INSERT IGNORE INTO history SELECT * FROM history_old;
       INSERT IGNORE INTO history_uint SELECT * FROM history_uint_old;
       INSERT IGNORE INTO history_str SELECT * FROM history_str_old;
       INSERT IGNORE INTO history_log SELECT * FROM history_log_old;
       INSERT IGNORE INTO history_text SELECT * FROM history_text_old;

移行後の手順に従って古いテーブルを削除してください。

サーバー稼働時の移行

インポート/エクスポートが有効なパスを確認します。

mysql> SELECT @@secure_file_priv;
       +-----------------------+
       | @@secure_file_priv    |
       +-----------------------+
       | /var/lib/mysql-files/ |
       +-----------------------+

secure_file_privの値がディレクトリへのパスの場合、エクスポート/インポートはそのディレクトリ内のファイルに対して実行されます。この場合、クエリ内のファイルパスを適宜編集するか、アップグレード時のみsecure_file_privの値を空文字列に設定してください。

secure_file_privの値が空の場合、任意の場所からエクスポート/インポートが可能です。

secure_file_privの値がNULLの場合は、エクスポートしたテーブルデータを含むパス（上記例では'/var/lib/mysql-files/'）に設定してください。

詳細はMySQLドキュメントまたはMariaDBドキュメントを参照してください。

エクスポート中のタイムアウトを回避するため、データエクスポート前にmax_execution_time（MySQLの場合）またはmax_statement_time（MariaDBの場合）を無効にする必要があります。

MySQLの場合:

SET @@max_execution_time=0;

MariaDBの場合:

SET @@max_statement_time=0;

SELECT * INTO OUTFILE '/var/lib/mysql-files/history.csv' FIELDS TERMINATED BY ',' ESCAPED BY '"' LINES TERMINATED BY '\n' FROM history_old;
       LOAD DATA INFILE '/var/lib/mysql-files/history.csv' IGNORE INTO TABLE history FIELDS TERMINATED BY ',' ESCAPED BY '"' LINES TERMINATED BY '\n';
       
       SELECT * INTO OUTFILE '/var/lib/mysql-files/history_uint.csv' FIELDS TERMINATED BY ',' ESCAPED BY '"' LINES TERMINATED BY '\n' FROM history_uint_old;
       LOAD DATA INFILE '/var/lib/mysql-files/history_uint.csv' IGNORE INTO TABLE history_uint FIELDS TERMINATED BY ',' ESCAPED BY '"' LINES TERMINATED BY '\n';
       
       SELECT * INTO OUTFILE '/var/lib/mysql-files/history_str.csv' FIELDS TERMINATED BY ',' ESCAPED BY '"' LINES TERMINATED BY '\n' FROM history_str_old;
       LOAD DATA INFILE '/var/lib/mysql-files/history_str.csv' IGNORE INTO TABLE history_str FIELDS TERMINATED BY ',' ESCAPED BY '"' LINES TERMINATED BY '\n';
       
       SELECT * INTO OUTFILE '/var/lib/mysql-files/history_log.csv' FIELDS TERMINATED BY ',' ESCAPED BY '"' LINES TERMINATED BY '\n' FROM history_log_old;
       LOAD DATA INFILE '/var/lib/mysql-files/history_log.csv' IGNORE INTO TABLE history_log FIELDS TERMINATED BY ',' ESCAPED BY '"' LINES TERMINATED BY '\n';
       
       SELECT * INTO OUTFILE '/var/lib/mysql-files/history_text.csv' FIELDS TERMINATED BY ',' ESCAPED BY '"' LINES TERMINATED BY '\n' FROM history_text_old;
       LOAD DATA INFILE '/var/lib/mysql-files/history_text.csv' IGNORE INTO TABLE history_text FIELDS TERMINATED BY ',' ESCAPED BY '"' LINES TERMINATED BY '\n';

移行後の手順に従って古いテーブルを削除してください。

PostgreSQL

エクスポートとインポートは、セッションが切断されないようにtmux/screenで実行する必要があります。 TimescaleDBを使用している場合は、このセクションをスキップし、PostgreSQL + TimescaleDBに進んでください。

参考: 重要な注意事項

テーブルのアップグレード

history_upgrade_prepare.sqlを使用してテーブル名を変更します:

sudo -u zabbix psql zabbix < /usr/share/zabbix/sql-scripts/postgresql/option-patches/history_upgrade_prepare.sql

サーバー停止時の移行

現在の履歴をエクスポートし、一時テーブルにインポートしてから、重複を無視して新しいテーブルにデータを挿入します:

INSERT INTO history SELECT * FROM history_old ON CONFLICT (itemid,clock,ns) DO NOTHING;
       
       INSERT INTO history_uint SELECT * FROM history_uint_old ON CONFLICT (itemid,clock,ns) DO NOTHING;
       
       INSERT INTO history_str SELECT * FROM history_str_old ON CONFLICT (itemid,clock,ns) DO NOTHING;
       
       INSERT INTO history_log SELECT * FROM history_log_old ON CONFLICT (itemid,clock,ns) DO NOTHING;
       
       INSERT INTO history_text SELECT * FROM history_text_old ON CONFLICT (itemid,clock,ns) DO NOTHING;

INSERTのパフォーマンス向上のヒントについては、PostgreSQL: Bulk Loading Huge Amounts of Data、Checkpoint Distance and Amount of WALを参照してください。

移行後の手順に従って古いテーブルを削除します。

サーバー稼働中の移行

現在のヒストリーデータをエクスポートし、一時テーブルにインポートしてから、重複を無視して新しいテーブルにデータを挿入します:

\copy history_old TO '/tmp/history.csv' DELIMITER ',' CSV
       CREATE TEMP TABLE temp_history (
           itemid                   bigint                                    NOT NULL,
           clock                    integer         DEFAULT '0'               NOT NULL,
           value                    DOUBLE PRECISION DEFAULT '0.0000'          NOT NULL,
           ns                       integer         DEFAULT '0'               NOT NULL
       );
       \copy temp_history FROM '/tmp/history.csv' DELIMITER ',' CSV
       INSERT INTO history SELECT * FROM temp_history ON CONFLICT (itemid,clock,ns) DO NOTHING;
       
       \copy history_uint_old TO '/tmp/history_uint.csv' DELIMITER ',' CSV
       CREATE TEMP TABLE temp_history_uint (
           itemid                   bigint                                    NOT NULL,
           clock                    integer         DEFAULT '0'               NOT NULL,
           value                    numeric(20)     DEFAULT '0'               NOT NULL,
           ns                       integer         DEFAULT '0'               NOT NULL
       );
       \copy temp_history_uint FROM '/tmp/history_uint.csv' DELIMITER ',' CSV
       INSERT INTO history_uint SELECT * FROM temp_history_uint ON CONFLICT (itemid,clock,ns) DO NOTHING;
       
       \copy history_str_old TO '/tmp/history_str.csv' DELIMITER ',' CSV
       CREATE TEMP TABLE temp_history_str (
           itemid                   bigint                                    NOT NULL,
           clock                    integer         DEFAULT '0'               NOT NULL,
           value                    varchar(255)    DEFAULT ''                NOT NULL,
           ns                       integer         DEFAULT '0'               NOT NULL
       );
       \copy temp_history_str FROM '/tmp/history_str.csv' DELIMITER ',' CSV
       INSERT INTO history_str (itemid,clock,value,ns) SELECT * FROM temp_history_str ON CONFLICT (itemid,clock,ns) DO NOTHING;
       
       \copy history_log_old TO '/tmp/history_log.csv' DELIMITER ',' CSV
       CREATE TEMP TABLE temp_history_log (
           itemid                   bigint                                    NOT NULL,
           clock                    integer         DEFAULT '0'               NOT NULL,
           timestamp                integer         DEFAULT '0'               NOT NULL,
           source                   varchar(64)     DEFAULT ''                NOT NULL,
           severity                 integer         DEFAULT '0'               NOT NULL,
           value                    text            DEFAULT ''                NOT NULL,
           logeventid               integer         DEFAULT '0'               NOT NULL,
           ns                       integer         DEFAULT '0'               NOT NULL
       );
       \copy temp_history_log FROM '/tmp/history_log.csv' DELIMITER ',' CSV
       INSERT INTO history_log SELECT * FROM temp_history_log ON CONFLICT (itemid,clock,ns) DO NOTHING;
       
       \copy history_text_old TO '/tmp/history_text.csv' DELIMITER ',' CSV
       CREATE TEMP TABLE temp_history_text (
           itemid                   bigint                                    NOT NULL,
           clock                    integer         DEFAULT '0'               NOT NULL,
           value                    text            DEFAULT ''                NOT NULL,
           ns                       integer         DEFAULT '0'               NOT NULL
       );
       \copy temp_history_text FROM '/tmp/history_text.csv' DELIMITER ',' CSV
       INSERT INTO history_text SELECT * FROM temp_history_text ON CONFLICT (itemid,clock,ns) DO NOTHING;

移行後の手順に従って古いテーブルを削除します。

PostgreSQL + TimescaleDB

エクスポートとインポートは、セッションが切断されないようにtmux/screenで実行する必要があります。アップグレード中はZabbixサーバーを停止してください。

参照: 重要な注意事項

history_upgrade_prepare.sqlを使用してテーブル名を変更します。
- 圧縮が有効（デフォルトインストール時）な場合は、/usr/share/zabbix/sql-scripts/postgresql/timescaledb/option-patches/with-compressionのスクリプトを実行します:
```
cat /usr/share/zabbix/sql-scripts/postgresql/timescaledb/option-patches/with-compression/history_upgrade_prepare.sql | sudo -u zabbix psql zabbix
```
- 圧縮が無効な場合は、/usr/share/zabbix/sql-scripts/postgresql/timescaledb/option-patches/without-compressionのスクリプトを実行します:
```
cat /usr/share/zabbix/sql-scripts/postgresql/timescaledb/option-patches/without-compression/history_upgrade_prepare.sql | sudo -u zabbix psql zabbix
```

圧縮設定に応じてTimescaleDBハイパーテーブルのマイグレーションスクリプトを実行します:

圧縮が有効（デフォルトインストール時）な場合は、/usr/share/zabbix/sql-scripts/postgresql/timescaledb/option-patches/with-compressionのスクリプトを実行します:

cat /usr/share/zabbix/sql-scripts/postgresql/timescaledb/option-patches/with-compression/history_upgrade.sql | sudo -u zabbix psql zabbix
       cat /usr/share/zabbix/sql-scripts/postgresql/timescaledb/option-patches/with-compression/history_upgrade_uint.sql | sudo -u zabbix psql zabbix
       cat /usr/share/zabbix/sql-scripts/postgresql/timescaledb/option-patches/with-compression/history_upgrade_log.sql | sudo -u zabbix psql zabbix
       cat /usr/share/zabbix/sql-scripts/postgresql/timescaledb/option-patches/with-compression/history_upgrade_str.sql | sudo -u zabbix psql zabbix
       cat /usr/share/zabbix/sql-scripts/postgresql/timescaledb/option-patches/with-compression/history_upgrade_text.sql | sudo -u zabbix psql zabbix
       cat /usr/share/zabbix/sql-scripts/postgresql/timescaledb/option-patches/with-compression/trends_upgrade.sql | sudo -u zabbix psql zabbix

圧縮が無効な場合は、/usr/share/zabbix/sql-scripts/postgresql/timescaledb/option-patches/without-compressionのスクリプトを実行します:

cat /usr/share/zabbix/sql-scripts/postgresql/timescaledb/option-patches/without-compression/history_upgrade.sql | sudo -u zabbix psql zabbix
       cat /usr/share/zabbix/sql-scripts/postgresql/timescaledb/option-patches/without-compression/history_upgrade_uint.sql | sudo -u zabbix psql zabbix
       cat /usr/share/zabbix/sql-scripts/postgresql/timescaledb/option-patches/without-compression/history_upgrade_log.sql | sudo -u zabbix psql zabbix
       cat /usr/share/zabbix/sql-scripts/postgresql/timescaledb/option-patches/without-compression/history_upgrade_str.sql | sudo -u zabbix psql zabbix
       cat /usr/share/zabbix/sql-scripts/postgresql/timescaledb/option-patches/without-compression/history_upgrade_text.sql | sudo -u zabbix psql zabbix
       cat /usr/share/zabbix/sql-scripts/postgresql/timescaledb/option-patches/without-compression/trends_upgrade.sql | sudo -u zabbix psql zabbix

INSERTパフォーマンス向上のためのTipsも参照してください。

マイグレーション後の手順に従い、古いテーブルを削除します。

移行後

すべてのデータベースで、移行が完了したら、次のことを行います。

すべてが期待通りに動作することを確認します。
古いテーブルを削除します。

DROP TABLE history_old;
       DROP TABLE history_uint_old;
       DROP TABLE history_str_old;
       DROP TABLE history_log_old;
       DROP TABLE history_text_old;

TimescaleDBの場合は、次の古いテーブルも削除します。

DROP TABLE trends_old;

こちらもご参照ください

パーティショニングのためのauditlogテーブルの準備

Documentation

3 プライマリキーへのデータベースのアップグレード

概要

重要な注意事項

MySQL

mysqlshを使用したMySQL 8.4+

mysqlshを使用しないMariaDB/MySQL 8.4+

テーブルのアップグレード

サーバー停止時の移行

サーバー稼働時の移行

PostgreSQL

テーブルのアップグレード

サーバー停止時の移行

サーバー稼働中の移行

PostgreSQL + TimescaleDB

移行後

こちらもご参照ください