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3 SNMPゲートウェイ

概要

Zabbix SNMPゲートウェイは、SNMPポーリングとトラッピングの両方をサポートするsnmpd用のAgentX拡張機能です。

Zabbix SNMPゲートウェイを使用すると、SNMPプロトコルを使用して以下の情報を取得できます:

  • トリガーデータ
  • 問題トリガーデータ
  • ホストグループのステータス(グループごとのトリガーステータス別のトリガー数)

データはOIDによって取得されます。OIDは共通のベースと特定のサフィックスの組み合わせです。共通のベースはSNMPゲートウェイの設定ファイルで設定されます。例:

  • BaseOID=1.3.6.1.4.1.3043.7.55 - 任意のトリガーデータ用
  • ProblemBaseOID=1.3.6.1.4.1.3047.7.55 - 問題トリガーデータ用
  • BaseOID=1.3.6.1.4.1.3046.7.55 - ホストグループのステータス用

OIDのサフィックスは、フロントエンドでホストトリガーの設定時にタグ(例: OIDSuffix:3)として設定します。

この場合、トリガーに関するすべての情報はOID=1.3.6.1.4.1.3043.7.55.X.3で利用できます。ここでの"X"はトリガーデータフィールドの番号です(例: 1 - サフィックス、2 - ID、3 - 式、4 - 説明など)。

より詳細な説明や設定ファイルの例については、SNMPゲートウェイのreadmeファイルを参照してください。

インストールとセットアップ

インストール手順については、SNMPゲートウェイのreadmeファイルを参照してください。

  • snmpdのインストールと設定
  • AgentXサポートの有効化
  • Zabbix SNMPゲートウェイの設定
  • トリガー状態変更のためのSNMPトラップの設定

データの取得

すべてが正しく設定されていれば、snmpwalk および snmpget コマンドを使用してデータを取得できます。

[user@localhost ~]# snmpget -v2c -c public 127.0.0.1 1.3.6.1.4.1.3043.7.55.2.3
       SNMPv2-SMI::enterprises.3043.7.55.2.3 = INTEGER: 15247
[user@localhost ~]# snmpwalk -v2c -c public 127.0.0.1 1.3.6.1.4.1.3043.7.55
       SNMPv2-SMI::enterprises.3043.7.55.1.1 = INTEGER: 1
       SNMPv2-SMI::enterprises.3043.7.55.1.3 = INTEGER: 3
       SNMPv2-SMI::enterprises.3043.7.55.1.4 = INTEGER: 4
       SNMPv2-SMI::enterprises.3043.7.55.1.5 = INTEGER: 5
       SNMPv2-SMI::enterprises.3043.7.55.1.6 = INTEGER: 6
       SNMPv2-SMI::enterprises.3043.7.55.1.10 = INTEGER: 10
       SNMPv2-SMI::enterprises.3043.7.55.2.1 = INTEGER: 15367
       SNMPv2-SMI::enterprises.3043.7.55.2.3 = INTEGER: 15247
       SNMPv2-SMI::enterprises.3043.7.55.2.4 = INTEGER: 15365
       SNMPv2-SMI::enterprises.3043.7.55.2.5 = INTEGER: 15366
       SNMPv2-SMI::enterprises.3043.7.55.2.6 = INTEGER: 13493
       SNMPv2-SMI::enterprises.3043.7.55.2.10 = INTEGER: 13503
       ...
フィルタリングオプション

SNMPゲートウェイの設定で、問題トリガー情報を以下のように制限できます。

  • 深刻度で制限(デフォルトは ProblemMinSeverity=-1
  • 確認済みの問題を非表示にする(デフォルトは ProblemHideAck=false

SNMPゲートウェイの設定で、ホストグループごとの問題数を以下のように制限できます。

  • 不明な状態のトリガーで制限(デフォルトは CountUnknown=false
  • 確認済み/未確認/すべての問題のトリガーで制限(デフォルトは CountAcknowledgeStatus=all