You are viewing documentation for the development version, it may be incomplete.
Join our translation project and help translate Zabbix documentation into your native language.

1 システム情報

概要

レポート → システム情報 では、Zabbixサーバーとシステムの主要なデータの概要が表示されます。システムデータは内部アイテムを使用して収集されます。

高可用性構成の場合、システム情報のソース(サーバーインスタンス)をリダイレクトすることが可能です。そのためには、zabbix.conf.php ファイルを編集し、 $ZBX_SERVER または $ZBX_SERVER$ZBX_SERVER_PORT の両方を、アクティブとして表示されているもの以外のサーバーに設定します。 $ZBX_SERVER のみを設定した場合、 $ZBX_SERVER_PORT にはデフォルト値(10051)が使用されることに注意してください。

高可用性構成が有効になっている場合、システム統計情報の下に高可用性ノードの詳細を含む別のブロックが表示されます。このブロックはZabbixのスーパ管理者ユーザーのみが表示できます。

システム情報は、ダッシュボードのウィジェットとしても利用できます。

システム統計

表示されるデータ:

パラメータ 詳細
Zabbixサーバーが稼働中 Zabbixサーバーのステータス:
Yes - サーバーが稼働中
No - サーバーが稼働していない
注: 残りの情報を表示するには、Webフロントエンドがサーバーを稼働させている必要があり、サーバーで少なくとも1つのトラッパープロセスが起動している必要があります(zabbix_server.confファイルのStartTrappersパラメータ > 0)。
Zabbixサーバーの場所とポート。
Zabbixサーバーバージョン 現在のサーバーバージョン番号が表示されます。
注: Zabbixサーバーが稼働中の場合のみ表示されます。
サーバーバージョンのステータスが表示されます:
Up to date - 最新バージョンを使用中;
New update available - より新しいバージョンが利用可能;
Outdated - このバージョンのフルサポート期間が終了しています。
この情報は、Zabbixサーバーの設定でソフトウェアアップデートチェックが有効になっている場合のみ利用可能です。最後のソフトウェアアップデートチェックが1週間以上前に実行された場合や、現在のバージョンに関するデータが存在しない場合は何も表示されません。
Zabbixフロントエンドバージョン Zabbixフロントエンドのバージョン番号が表示されます。 Zabbixフロントエンドバージョンのステータスが表示されます:
Up to date - 最新バージョンを使用中;
New update available - より新しいバージョンが利用可能;
Outdated - このバージョンのフルサポート期間が終了しています。
この情報は、Zabbixサーバーの設定でソフトウェアアップデートチェックが有効になっている場合のみ利用可能です。最後のソフトウェアアップデートチェックが1週間以上前に実行された場合や、現在のバージョンに関するデータが存在しない場合は何も表示されません。
ソフトウェアアップデートの最終チェック Zabbixソフトウェアアップデートの最終チェック日が表示されます。
この情報は、Zabbixサーバーの設定でソフトウェアアップデートチェックが有効になっている場合のみ利用可能です。
最新リリース 現在のZabbixバージョンに対して利用可能な新しいリリース番号が表示されます(存在する場合)。
この情報は、Zabbixサーバーの設定でソフトウェアアップデートチェックが有効になっている場合のみ利用可能です。最後のソフトウェアアップデートチェックが1週間以上前に実行された場合や、現在のバージョンに関するデータが存在しない場合は何も表示されません。
利用可能な最新のZabbixリリースのリリースノートへのリンクが表示されます。
ホスト数 設定されているホストの総数が表示されます。 監視中/監視外のホスト数。
テンプレート数 テンプレートの総数が表示されます。
アイテム数 アイテムの総数が表示されます。 監視中/無効/サポート外のホストレベルアイテム数。
無効なホスト上のアイテムは無効としてカウントされます。
トリガー数 トリガーの総数が表示されます。 有効/無効なホストレベルトリガー数; 有効なトリガーの「障害」/「正常」状態ごとの内訳。

「正常」状態にリストされているトリガーには、「不明」ステータスのトリガーも含まれます。
無効なアイテムに依存しているトリガーや、無効なホストに割り当てられているトリガーは無効としてカウントされます。
ユーザー数 設定されているユーザーの総数が表示されます。 オンラインユーザー数。
必要なサーバーパフォーマンス(新規値/秒) Zabbixサーバーが1秒あたりに処理する新しい値の予想数が表示されます。 必要なサーバーパフォーマンスは推定値であり、ガイドラインとして役立ちます。実際に処理された値の正確な数値については、zabbix[wcache,values,all] 内部アイテムを使用してください。

監視中のホストの有効なアイテムが計算に含まれます。ログアイテムは、アイテムの更新間隔ごとに1つの値としてカウントされます。通常の間隔値がカウントされ、柔軟な間隔やスケジューリング間隔値はカウントされません。「nodata」メンテナンス期間中も計算は調整されません。トラッパーアイテムはカウントされません。
Zabbixサーバー上のグローバルスクリプト サーバー設定でEnableGlobalScripts=0を設定してZabbixサーバー上のグローバルスクリプトが無効になっている場合、このフィールドにDisabledと表示されます。
高可用性クラスタ Zabbixサーバーの高可用性クラスタのステータス:
Disabled - スタンドアロンのサーバー
Enabled - 少なくとも1つの高可用性ノードが存在
有効な場合、フェイルオーバー遅延が表示されます。

システム情報は、以下の条件でもエラーメッセージを表示します:

  • 使用しているデータベースが必要な文字セットまたは照合順序(UTF-8)を持っていない場合。
  • データベースのバージョンがサポートされている範囲より下または上の場合(「スーパ管理者ロール」タイプのユーザーのみ利用可能)。
  • TimescaleDBハウスキーピングが正しく設定されていない場合(ヒストリまたはトレンドテーブルに圧縮チャンクが含まれているが、アイテムヒストリ期間の上書きまたはアイテムトレンド期間の上書きオプションが無効になっている場合)。

高可用性ノード

高可用性クラスタが有効になっている場合、各高可用性ノードのステータスを表示する別のデータブロックが表示されます。

表示されるデータ:

説明
名前 サーバー設定で定義されたノード名。
アドレス ノードのIPアドレスとポート。
最終アクセス ノードの最終アクセス時刻。
セルにカーソルを合わせると、最終アクセスのタイムスタンプが長い形式で表示されます。
ステータス ノードのステータス。テーブルの行は、以下の優先順位でこれらのステータスでソートされます:
アクティブ - ノードが稼働中で動作している
利用不可 - ノードがフェイルオーバー遅延を超えて見つからない(原因を調査する必要があります)
停止 - ノードが停止しているか、起動できなかった(起動するか削除する必要があります)
スタンバイ - ノードが稼働中で待機している