依存アイテム
概要
1つのアイテムが一度に複数のメトリックを収集する場合や、関連するメトリックを同時に収集した方が理にかなっている場合があります。例えば:
- 個々のコアのCPU使用率
- 受信/送信/合計ネットワークトラフィック
一括メトリック収集と複数の関連アイテムでの同時利用を可能にするために、Zabbixは従属アイテムをサポートしています。従属アイテムは、データを同時に1つのクエリで収集するマスターアイテムに依存します。マスターアイテムに新しい値が入ると、自動的に従属アイテムの値も設定されます。従属アイテムは、マスターアイテムと異なる更新間隔を持つことはできません。
Zabbixの前処理オプションを使用して、マスターアイテムのデータから従属アイテムに必要な部分を抽出できます。
前処理はpreprocessing managerプロセスによって管理され、ワーカースレッドが前処理ステップを実行します。前処理付きのすべての値は、異なるデータ収集プロセスから受信され、ヒストリキャッシュに追加される前に前処理マネージャを通過します。データ収集プロセス(ポーラー、トラッパーなど)と前処理プロセス間の通信には、ソケットベースのIPC通信が使用されます。
ZabbixサーバーまたはZabbixプロキシ(ホストがプロキシで監視されている場合)が前処理ステップと従属アイテムの処理を実行します。
どのタイプのアイテムでも、従属アイテムであっても、マスターアイテムとして設定できます。既存の従属アイテムの値からさらに小さな部分を抽出するために、追加の従属アイテム階層を使用することもできます。
制限事項
- 同じホスト(テンプレート)間の依存関係のみ許可されます
- アイテムプロトタイプは、同じホストの他のアイテムプロトタイプまたは通常のアイテムに依存できます
- テンプレートからのマスターアイテムを持つホスト上の従属アイテムは、XMLにエクスポートされません
アイテムの設定
依存アイテムは、データを取得するためにマスターアイテムに依存します。そのため、まずマスターアイテムを設定する(または存在させる)必要があります。
- データ収集 > ホスト に移動します。
- ホストの行にある アイテム をクリックします。
- アイテムの作成 をクリックします。
- フォームにアイテムのパラメータを入力します。

必須入力フィールドには、赤いアスタリスクが付いています。
追加 をクリックしてマスターアイテムを保存します。
その後、依存アイテムを設定できます。

必須入力フィールドには、赤いアスタリスクが付いています。
依存アイテムに固有の情報を指定する必要があるフィールドは次のとおりです。
| Type | ここで Dependent item を選択します。 |
| Key | アイテムを識別するために使用するキーを入力します。 |
| Master item | マスターアイテムを選択します。マスターアイテムの値が依存アイテムの値の入力に使用されます。 |
| Type of information | 保存されるデータの形式に対応する情報の種類を選択します。 |
アイテム値の前処理を使用して、 マスターアイテムの値から必要な部分を抽出できます。

前処理を行わない場合、依存アイテムの値はマスターアイテムの値と完全に同じになります。
追加 をクリックして依存アイテムを保存します。
依存アイテムをより簡単に作成するショートカットは、アイテム一覧で
ボタンをクリックし、依存アイテムの作成 を選択すると利用できます。

表示
アイテムリストでは、依存アイテムはマスターアイテム名をプレフィックスとして表示されます。

マスターアイテムが削除された場合、そのアイテムに依存する依存アイテムもすべて削除されます。