値マッピング

概要

値のマッピングを使用すると、数値/文字列の値と文字列表現の間のマッピングを使用して、受信した値をよりユーザーフレンドリーな表現に設定できます。

たとえば、アイテムの値が "0" または "1" の場合、値のマッピングを使用してこれらの値をよりユーザーフレンドリーな方法で表現できます。

  • 0 → 利用不可
  • 1 → 利用可能

データバックアップタイプの値のマッピングは、次のように設定できます。

  • F → フル
  • D → 差分
  • I → 増分

電圧の値の範囲は、次のように設定できます。

  • <=209 → 低
  • 210-230 → OK
  • >=231 → 高

値のマッピングは、Zabbixフロントエンドおよびメディアタイプによって送信される通知で使用されます。

受信した値を設定された表現に置き換える処理は、Zabbixフロントエンドとサーバーの両方で実行されます。 ただし、サーバーが置換を処理するのは、次の場合のみです。

値のマッピングはテンプレートまたはホストで設定します。 一度設定すると、該当するテンプレートまたはホスト内のすべてのアイテムで利用できます。 アイテムを設定する際に、値のマッピングパラメータで事前に設定した値のマッピング名を指定します。

値のマッピングの継承はありません。ホストやテンプレートは、リンクされたテンプレートから値のマッピングを継承しません。 ホスト上のテンプレートアイテムは、テンプレートで設定された値のマッピングを引き続き使用します。

値のマッピングは、数値(整数)、数値(浮動小数点)、文字列の情報タイプを持つアイテムで使用できます。

値のマッピングは、該当するテンプレートまたはホストとともにエクスポート/インポートされます。 また、ホストおよびテンプレートの一括更新フォームを使用して一括更新することもできます。

設定

値のマッピングを設定するには、次の手順に従います。

1. ホストまたはテンプレートの設定フォームを開きます。

2. 値のマッピングタブで、追加をクリックして新しい値のマッピングを追加するか、既存のマッピング名をクリックして編集します。

値のマッピングのパラメータ:

パラメータ 説明
名前 値のマッピングセットの一意の名前。
マッピング 数値または文字列の値を文字列表現にマッピングする個別のルール。

マッピングはルールの順序に従って適用されます。ルールはドラッグして並べ替えることができます。
タイプ マッピングのタイプ:
equals - 一致する値をマッピングします。
is greater than or equals - 同じ値またはより大きい値をマッピングします。
is less than or equals - 同じ値またはより小さい値をマッピングします。
in range - 範囲内の値をマッピングします。範囲は<number1>-<number2>または<number>で表します。複数の範囲にも対応しています(例: 1-10,101-110,201)。
regexp - 正規表現に一致する値をマッピングします(グローバル正規表現には対応していません)。
default - 特定のマッピングが設定されていない、その他すべての値をマッピングします。

範囲のマッピングでは、数値の値タイプ(is greater than or equals、is less than or equals、in range)のみがサポートされます。
値 受信値(マッピングタイプに応じて、範囲または正規表現を含めることができます)。
マッピング先 受信値に対する文字列表現(最大64文字)。

必須入力フィールドには赤いアスタリスクが付いています。

一覧で値のマッピングを表示する場合、最初の3つのマッピングのみが表示され、その他のマッピングが存在することを示す3つのドットが表示されます。

値のマッピングの例

あらかじめ定義されたエージェントアイテムの 1 つである Zabbix agent ping は、値を表示するためにテンプレートレベルの値のマッピング「Zabbix agent ping status」を使用します。

アイテム設定フォームでは、Value mapping フィールドにこの値のマッピングへの参照があります。

このマッピングは、監視 > 最新データ セクションで「Up」(括弧内に生の値)を表示するために使用されます。

最新データ セクションでは、表示される値は 20 文字に短縮されます。 値のマッピングを使用する場合、この短縮はマッピングされた値には適用されず、生の値(括弧内に表示)にのみ適用されます。

あらかじめ定義された値のマッピングがない場合は、「1」としか表示されないため、理解しにくいことがあります。