Zabbix には、VMware vCenter および ESXi ハイパーバイザー用に設計された 仮想マシン監視用のすぐに使えるテンプレートが用意されています。利用可能なテンプレートは、2つの別々のテンプレートセットに含まれています。
VMware vCenter または ESXi ハイパーバイザーの監視用に設計されたテンプレートには、仮想インストールの監視用にさまざまな組み込みチェックとともに、事前構成された低レベルディスカバリールールが含まれています。
VMware FQDN テンプレートが正しく機能するためには、監視対象の各仮想マシンが FQDN のルールに従った一意の OS 名を持っている必要があります。 さらに、VMware Tools/Open Virtual Machine tools をすべてのマシンにインストールする必要があります。 これらの前提条件が満たされている場合は、VMware FQDN テンプレートの使用を推奨します。 VMware FQDN テンプレートは、カスタムインターフェースでホストを作成する機能が導入された Zabbix 5.2 以降で利用可能です。
従来の VMware テンプレートも利用可能であり、FQDN の要件が満たされていない場合に使用できます。 ただし、VMware テンプレートには既知の問題があります。 検出された仮想マシン用のホストは、vCenter に保存されている名前で作成されます(例:"VM1"、"VM2" など)。 これらのホストに Zabbix agent がインストールされていて、アクティブな Zabbix agent の自動登録が有効になっている場合、 自動登録プロセスは起動時に登録されたホスト名(例:"vm1.example.com"、"vm2.example.com" など)を読み取ります。 このため、既存の仮想マシンに対して新しいホストが作成される可能性があり(名前の一致が見つからないため)、異なる名前の重複したホストが作成されることになります。
ご注意ください:
VMwareのシンプルチェックを使用するには、ホストに以下のユーザーマクロを定義する必要があります。