ファイルシステムが検出されるのと同様の方法で、CPUとCPUコアも検出できます。
検出ルールで使用するアイテムキーは次のとおりです。
このアイテムは、Zabbixエージェント2.4以降でサポートされています。
このディスカバリキーは、CPUモデル番号とステータスをそれぞれ識別する{#CPU.NUMBER}と{#CPU.STATUS}の2つのマクロを返します。 実際の物理プロセッサ、コア、ハイパースレッドを明確に判別できないことに注意してください。 Linux、UNIX、およびBSDシステムの{#CPU.STATUS}はプロセッサのステータスを返します。これは"online"または"offline"のいずれかになります。 Windowsシステムではこの同じマクロが3番目の値("unknown")を表す場合があります。これは、プロセッサが検出されたもののそのプロセッサに関する情報がまだ収集されていないことを示します。
CPUディスカバリは、エージェントのコレクタープロセスに依存して、コレクターによって提供されるデータとの整合性を維持し、データの取得にかかるリソースを節約します。 これには、このアイテムキーがエージェントバイナリのテスト(-t)コマンドラインフラグで機能しないという効果があります。これにより、NOT_SUPPORTEDステータスと、コレクタプロセスが開始されていないことを示す付随メッセージが返されます。
CPUの検出に基づいて作成できるアイテムのプロトタイプには、たとえば次のものがあります。
system.cpu.util[{#CPU.NUMBER},<type>,<mode>]
system.hw.cpu[{#CPU.NUMBER},<info>]
アイテムキーの詳細な説明については、Zabbixエージェントアイテムキーを参照してください。
一部の Windows パフォーマンスカウンター は、NUMA システムの論理プロセッサの一部では使用できない場合があります。
例えば、以下のキーを持つアイテムプロトタイプで検出されたアイテムは、最初の NUMA ノードでのみ機能する可能性があります。他の NUMA ノードの項目はサポートされていない可能性があります。
perf_counter[\Processor({#CPU.NUMBER})\% Processor Time,60]
また、キー"system.cpu.discovery"を持つ検出ルールでは、以下のパフォーマンスカウンターに代入するための低レベルの検出マクロ値は提供されません。
perf_counter["\Processor Information(<NUMA node index>,<CPU index in NUMA node>)\% Processor Time",60]
system.cpu.util 項目は、プロセッサグループ数とプロセッサ数に応じて異なるパフォーマンスカウンターを使用してCPU使用率を監視します。 また、Windowsのプロセッサグループに関連するレアなバグが報告されています。