23 6.0.13へアップグレード時の注意点

重大な変更

ロード可能なプラグインのバージョン管理

Zabbixエージェント2のロード可能なプラグインは、Zabbix本体と同じバージョン管理システムを採用するようになりました。これに伴うバージョン変更は次の通りです:

  • MongoDB 1.2.0 -> MongoDB 6.0.13
  • PostgreSQL 1.2.1 -> PostgreSQL 6.0.13

これらのプラグインは、Zabbix 6.0のすべてのマイナーバージョンでサポートされています。 各プラグインのソースコードのレポジトリは、 専用のrelease/6.0ブランチをもつようになりました (以前はmasterブランチのみ)。

設定のインポート

設定のインポートプロセスの変更を参照してください。

Zabbixエージェント2を使用したOracleデータベース内の個別のテーブルスペースのクエリ

Oracleプラグインでサポートされている以下の Zabbixエージェント2のアイテムに、オプションパラメーターが追加されました。

  • oracle.diskgroups.stats[<existingParameters>,<diskgroup>]
  • oracle.archive.info[<existingParameters>,<destination>]
  • oracle.cdb.info[<existingParameters>,<database>]
  • oracle.pdb.info[<existingParameters>,<database>]
  • oracle.ts.stats[<existingParameters>,<tablespace>,<type>]

これらのパラメータを使用すると、すべてのデータではなくデータの個別のインスタンスをクエリできるため、パフォーマンスが向上します。

Zabbixエージェント2のオープンファイルディスクリプタの制限の緩和

Zabbixエージェント2パッケージで同梱されているsystemdサービスファイルのオープンファイルディスクリプタの制限は、8196になりました。 変更前は、システムのデフォルトの制限として、1024が使用されていました。 新しい制限は、Zabbixエージェント2のデフォルト設定に十分なものとなっています。 追加のプラグインや拡張機能を使用しているなど、Zabbixエージェント2が標準の設定でない場合は、この制限を手動で拡張する必要があります。 その場合は、systemdユニットファイルのLimitNOFILEパラメーターを調整してください。